「保育園充実」「産休育休の拡充」などがあげられるけど本当にそれだけが問題ではない。確かに保育園も産休育休と復帰もままならない状態であるけど。

母親は在宅で育児と家事をする存在、働くと育児・家事がおろそかになるとでもいうのか、未だに「働く」ことへの強い抵抗意識が根強いのでは。

小学校になって先生やら父兄やらが「学童の子」と口にするときの独特の表情と口調、それは区別を超えてなんらかの感情的なものを感じる。

父兄とは教師にとっては「学校方針に理解をもって一緒に教育にあたるべき存在(というか手をかせ状態)」であって
必要なときに「仕事のため」と時間をさけない者は無用、くらいの意識を透けて感じることが多い。

仕事をしない母にとって「育児家事はやること沢山あるのに、よく仕事なんてできるね」という意見をよく耳にします。

女子高卒者の進学率が現在52%だそうですが、男女平等教育(形だけの部分があるとはいえ)をしていながら、大卒で就職までレールを引いた上をとりあえず進めという指導をしながら、ではその先はというと.....どういうことなんでしょうね。
結婚して子供がうまれたらそれまでのことは全部水に流して家に入れっていうんでしょうかね。実際ノウハウも仕事をしたい気持ちもあって復職したくてもできない人が多いのに。それでできないまま、企業の募集年齢を超えてしまったり、が現状。

ハードだけではない、ソフト面の欠陥が多すぎます。

身体面でも平等ではないのだから育児休暇・産休を計5年までにしてその分定年を5年のばすとか。結果の平等が必要だと思う。

それともう一つ「結婚したら子供が生まれる」という脆弱な常識のナンセンスさと、だけど自分のもののはずの時間とお金を「次世代(の納税者)を育てる」ことに宛てているひとと、結果的にそうでない人に何の区別もないのでは。
子供・教育関係に対するお金の出し渋りはほんとうに酷いものがありますね。


保育園にしても、、地方行政関係は保育園にはいれなかった、育児休暇がとれなかった、という話はきいたことがありません。

フランスの育児休暇は3年だそうですけど、せめて1歳半までは確実に育児休暇がとれないと非常につらいものがあります。
企業も、正社員で復職できにくくして、条件悪くして仕事内容は社員と同じでパートや契約社員で働かせようなんて、虫が良すぎる。


価値観、意識も変えていかないと、制度も形骸化してしまう。
制度も大きくかわらないと、人に意識も変わらない。
今のままの目先だけの対策ではなにもかわらないだろう。