出産後の女性の再就職支援、閣僚会議立ち上げへ
2005年06月02日21時50分asahi

 「政府は出産で退職した女性の再就職を支援するため、関係閣僚による「女性の再チャレンジ支援策検討会議」を近く設置することを決めたーーーーー」

再就職支援自体はもっともっと必要なのでぜひやって貰いたい。

しかし「再チャレンジ」という表現がすごい違和感。再チャレンジという言葉は「失敗」の後にというニュアンスである。言葉のづれは認識そのものにある。細かい事を、と思うかもしれないが、大抵はその認識のずれに問題のねっこがあるから見過ごせない。

それにしても、「働くひと・働こうとする人」と「ぜったいに専業主婦希望」の人にはあまりにも大きな認識のずれがある。ライフスタイルの違いなどという個人的な趣向の問題ではない。やりがいをもち、くらしそのものを支えることを正面から考えた時に大変でも働くという選択をとるひとたちが、損をしたりわりをくう社会構造は間違っている。