小学生・中学生のほとんどは、学校行事と部活動によってハードな生活を強いられる。そうやって「余計なことを考える」余力を削ぎ取っているのだ。
ある程度は仕方がない。と思いながらも、違和感を感じる。

「勉強」「進学」と両立すべきものに「部活」としか上げられない高校が何と多いことか。
確かに勉強することも運動も「脳」が命令しているので、どちらか偏ると働きが鈍い、答えは間違っていないが「鈍い」と感じることは多々ある。
やはりバランスは必要なのだ。

行事と勉強と部活と、自分が何をやりたいか、何に関心があるのか、とじっくり「余計なことを考える」だけの時間もない。生かさず殺さず、反抗したり反論したりする気力も体力も奪うような教育は本来的ではないけれども。圧倒的に多いのだ。そんな環境が。

それにしてもなぜ、「文化部」と「運動部」どちらか一方を選んで所属しなければならないのだろう。おかしな話である。どちらも一つずつやるほうがずっと良い。