二人の子供を虐待死させて懲役9年・・。
日本の刑法では大人の男を1人殺すとほぼ死刑か無期、女性2人か女性+子供で死刑というのはよく聞く話ですが、この例もあきらかな子供の人権の軽さが見られます。

無抵抗な子供に対しての暴力や殺人は大人を殺した場合よりも刑を重くすべきで少なくとも軽くするのはどういう見解なのか、司法に対する大きな疑問を感じます。

日本では子供は大人より劣った生き物のように扱われている、という事は少子化の絶対的な問題として認識されなければならない。
ほんとうに豊かな国では、子供たちが関わるところには目に見える形で予算がくまれている。それに、子供たちを社会全体で育てるという意識がある。

少子化というのは単に、専業主婦や兼業主婦や保育園などの問題ではなく、生き方そのものの問題が現れ出たものの一つなのだろうと思う。

ちなみに、私も含め3歳未満のこどもを一時的に安心で安価にあずかってくれるシステムやサービスを市町村が行っている例は今も少ない。
母親(一生懸命育児に関わっている父親も)、休息が必要な時、意外と実の親や身近な人には頼みにくい面があり、それ自体不可能なことが多い。
子育て、を人任せにしていた人たちが社会の決定権をもち、意見を積極的にとりいれることに気がつかないままに「子供が育つことが難しい」社会にしてしまっている。