1DAY-25HOURS デザイン・フォー・ライフ

from ousia@web 高嶺(Takane)によるデザイン・フォー・ライフ. テキストと写真で綴ります.

タグ:Firenze

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1月27日から4月2日まで都美術で開催されていたティツィア―ノ展。あたたかくかって落ち着いたら以降と思っていましたら、3月の忙しさにあっというまに月末になり、駆け込み的に行って来ました。
フィレンツェのガイドさんで帰国中だったゆきさんが、今回はウフィツィでほとんど展示されていない絵画が多くでているとおっしゃっていたので。それは観なくては、と急いでいった次第です。

ティツィアーノとタイトルに冠がありますが。ティントレット、ヴェロネーゼとヴェロネーゼの工房。また個人蔵であるアンドレア・スカヴォーネによるグレーヴィング、エッチング、ドライポイントなどが展示があった。もちろんエッチングだり小さい作品だが、個人的には、ミネルヴァ、マルス、井戸の前のリベカなど国立西洋美が終章しているもの以外はすべて個人蔵だったのが、ゆっくり観た。

Venezia派はやはり肖像が多い。また順番にみていくとさまざまな点に気が付くだろう。タブローが多いのはフレスコ画との相性もあろうかもしれないが、やはり個人的な邸宅を飾るためのタブローが多いのではないか。

いくつに書き作品もあるため、特にめをひいた作品とともにいくつか抜粋してみようと思う。

ジョヴァンニ・マンスエーティ <博士たちとの議論> (1500-10) フィレンツェ・ウフィツィ美術館

東方三博士を用いた作品は、ゴッツォリをはじめとしなくても数多い作品がある。
この三博士は議論をするモチーフで、ルネサンス時代の古典古代様式を取り入れているようでもあり、どこかほかの様式ととりれたかのような、建築が見事である。そこに博士と見える人々が夥しく描かれている。
本を手にしたのが作者さろうとされているが、この点も、ボッティチェリを描きこんだりロレンツォを描きこんだりする系統である。建造物といい議論するドラマ性も、アテネの学堂との類似が興味深い。
そしてアテネの哲学以前は、賢者たちは、東方三博士だったはずであろうから。
(フィレンツェ郊外に別荘を持つことはローマに倣ってこの地でも比較的行われていたことだった。例えば、コジモの息子(いわゆる痛風もちのピエロ)はバビロニアの空中庭園に憧れていたという資料もある。フィチーノにしても彼の書簡を読めばとにかく、ツァラトゥストラが出てくる、つまりかの「魔笛」でいうねればザラストロなのだが、有力な都市国家では異教の文化学芸を知る学ぶ上で他宗教のこともかなり詳しくしっていたのだ。このあたりは英語では翻訳されているので興味がある方は読んでみるとよかろう。これとて私がまとめている最中のものの一つではあるのだが...
話を戻すと、この古代風の建造物にはこのように書かれている。
TEMPLVM SALOMOMS


論争が多いとされている、ティントレット <ディアナとエンディミオン>(もしくはウェヌスとアドニス)はどうだろうか。この作品は秀逸だ。そしてタイトルのとおり主題として挙げられているのが二つある。

さて、どうみるべきか。
私が思ったところによれば,]
この作品は《ウェヌスとアドニス》 であろう。なぜか。

1、ディアナは狩の女王だが、星を模したものはない、弓矢はたしかに近くにあるが、これはアモール/クピドのものであろう。そしてディアナにしては豊満すぎて、なおクピドは赤子の姿でどちらかといえばウェヌスに近い。
(この時代は、特に肉体の生成、出産、物質的豊穣さとそうでないものを分けているふしがある。)
2、たしかに猟犬が3匹描かれいる。だが、青年はアドニスに近いだろう。アドニスを描くための構図ではないだろうか。月桂樹も描かれてはいる。アドニスの連れていた猟犬をアドニスの背後に描いたのであって、エンディミオンではないように思われる。

主題は、こうして考ええてみると、もしディアナを発注者が描かせたければ今少しディアナらしく、おそらくクピドはつけないだろう。そしてウェヌスを描く際には裸婦となり、アドニスを描くにも充分となる。

もしこれあディアナを注文したら、エンディミオンは姿を替えられた後だったりいくらでも描かないですむことができる(!)のだが、アドニスと猟犬も秀逸に描かれていることが重要に思われる。
なおこの絵画も、フィレンツェ・ウフィツィ美術館蔵(Galleria degli Uffizi)で今回特別に閲覧ができた絵画である。

この展覧会はVeneziaにあるベネツィア派よりも多くの、ナポリ・カポディモンテ美術館(Museo di Capdimote )、ウフィツィ美術館などから多くの絵画が寄せられている。まさに展覧会ならではだった。



個人蔵およびもう観られないかもしれないエッチング。グレーヴィングだが、アンドレア・スキアヴォーネによる《ミネルヴァ》と《マルス》であった。


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いくつかのカードを購入してきたので、飾ったらまた写真をとったり花をあせてたり。

日本に来たかもしれないウェヌスやヘルメス、春とともにフローラを、またアドニスや西風をおそらく運んできて、また今頃は他の場所へ。死していく運命の我々にとってもルクレティウスのように春の歌をささげたくなります。
そしてこうした生成の力と美のあたたかい力を。
・・・・
      
        

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作成しました15記事エントリーあります。読書は限らず、人は言葉とともに。




都美術の正面のミュージアムショップ、好きです。
今回もヴェネチアングラスを買いました。
   

D.Perker先生(ブロンツィーノ研究)が5月に博士ご夫婦で来日されたとき、東京方面の美術館を2つご案内しました。京都は岡田先生(アガンベン講座で本にサインを頂き忘れた)、金沢は石黒先生というなか、東京は私めがご案内役をつとめました。先日頂いたCDというのもD先生からのその時の贈り物です。

映画”インフェルノ”のあのダン・ブラウン小説の第3弾で(私がローマにいったときは丁度ベルニーニをこの映画のために修復しており四大大河などは修復中でしたっけ・・・)今回は、舞台が我がFirenzeなのです。
Firenzeの美術建築とダンテの時代はややギャップはありますけれども、ダンテの発言がスクロヴェーニ礼拝堂を立てさせてしまったくらい言葉と力が密接だったと思いますし、ダンテの墓はサンタ・クローチェにありますからとりあえず一度は観ておこうかな、と思っていたところ、D.Perker先生がヤフーの記事・インタビューに答えたものが公開されていると知りました。

https://www.yahoo.com/movies/did-inferno-get-dante-right-we-asked-an-expert-183201165.html


(リンク先は英語です)

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洗礼堂。以前Firenzeにいったときに撮ったもの(以下すべて著者・撮影)

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シニョーリア広場といえば、ヴェキオ宮殿とロッジアといっても過言ではありませんが、
最初に登場するのはここ。
ミケランジェロ<勝利 >は写りませんでしたね、実際にぜひ見てもらいたいです。



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ヴェッキオ宮殿 このアルメニアの地図に...







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なんとなく、サンタ・クローチェ教会は出そうなので私が以前とった写真を。(注:出てきませんでした!)

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大きさは伝わりますでしょうか。


ので国立図書館の写真を...(注:出てきませんでした)

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帰宅帰国した後、サンタ・マリア・ノヴェッラとボッティチェリのカードを卓上に飾りました。

ルーヴルの<岩窟の聖母>はフランス軍の戦利品として持ち帰られました、さてダンテはどう扱われるのでしょう。美術史文化史、歴史に関心をもつ方が増えればいいですね、
でもそうするとますますFirenzeは英語圏の観光客であふれてしまうのだろうか・・・・

この記事を書き始めたときは、映画の内容を詳しくしってはいませんでした(1作目からは観ている)が、書き終える今は鑑賞後です。
感想はまた後ほど。
トスカーナの風景は美しい。FirenzeからVeneziaまではガイドさんや町の人の会話もイタリア語で、それは良かった。(先にいってしまうと、私がFirenzeで好きな場所はヴェッキオ宮の中でもFirenze市内でもほぼ映らなかったので、ちょっとほっとしています。



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神曲 地獄篇 (講談社学術文庫)
ダンテ・アリギエリ
講談社
2014-06-11


ダンテ 神曲(地獄篇)の新訳は原先生。



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Firenzeのテラスガーデン。真冬なのに花でいっぱいでさすがに、花の女神フローラとマリアを冠したデル・フィオーレを大聖堂にもつ元都市国家(コムーネ)です。
シクラメンのコンテナ、グリーン、室内にも花や植物が欠かさず。
自然をうけいれるということは、それぞれの特性を見極めること、花を知り季節をしり手入れを知り、美しく、人を歓喜や喜ばしい心持にさせること。優美、Grazia. 質実剛健のローマ市民精神とこの二つの言葉がフィレンツェにはあてはまるような。


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春水堂 タピオカ鉄観音ミルクティー ピリ辛トマト麺 (表参道)

小樽にてガラス工芸製作 ミルフォリ トンボ玉 カフェ

比叡 彦根城

中世ルネサンス研究

9月キーワード9PC版:ハワイ マリオット(オアフ)ロイヤルハワイアン 

宙組  <エリザベート> (於:東京宝塚劇場 日比谷 有楽町)

L. ヴィスコンティ 映画 <山猫 -IL GATTOPARDO> 4K修復版発売

9月のキーワード(モバイル版) TDRSEAポルト・パラディーゾ奥 ケープコッド

ベルリンの至宝展(於・東京国立博物館・東博・平成館)

大英自然史博物館展(於:国立科学博物館・上野)Best of London's Natural History Museum2017.3月より 概要と見どころについての記者発表会


映画「パリ・オペラ座のすべて」ポスター写真 追加

秋ばら New Dawn (クラシックローズ)

特別展 <古代ギリシャ展>Treasures of Ancient Greece(於:東京国立博物館 平成館)

漱石 『行人』 風化する人と自然

パット オースチン English rose

北海道庁旧本庁舎(札幌)歴史と資料

北大植物園〜札幌の御寿司〜小樽

『メディアの夢』 A.プレルジョカージュ メディア伝説とグリルパルツァーのテクスト

弥生美術館のCafe 9月記事一覧(10位まで)

和食 <丹頂>秋の味覚 (於:札幌 日航タワーホテル)

モーリス・ベジャール <ザ・カブキ>東京バレエ (於:新国立劇場 初台)

10月のキーワード・モバイル版 新国立劇場 秋鮭の冷製 真鯛とボルチーニ

emirates エミレーツ航空とドバイ空港

大葉と紫蘇の実 秋鮭の白だし煮冷製 シマトネリコ

gucci 4rooms (Gucci GINZA )

グレース ケリー展 於 松屋銀座8階

クルクマ そけいの盛花



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    FirenzeかAthens、ギリシアかバリ島に行きたいなあと思いつつ。ばらの手入れに関しては別記事で。

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早朝のサンタトリニタ橋。第二次世界大戦時にはドイツ軍が橋を爆破、それをFirenzeの人々は復元した。



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デリオラフィの部屋。


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ターキーのランチ。




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インターコンチネンタル バリ Intercontinental Ba

悲劇 <オイディプス> 

百日紅 ブーゲンビリア 風知草 《磁器の花瓶の花、...

宮古島 トロピカルガーデンと与那覇前浜ビーチ オカ...

ブルーベリー、ブーゲンビリア 自家製マンゴー入りキ...

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FIRENZE, 大聖堂(デル・フィオーレ・美術館)の福音書記者像。


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そしてドナテッロが作成した、ローマ人賢人像。

とくにこの彫刻にかんしては逸話があり「かぼちゃ頭」と愛称があるが、ドナテッロ自身が完成度に満足して「しゃべれ、喋れ」と言ったといわれている。

つまりFirenzeのアカデミア美術館の展示(後半)をみれば顕著だが、13世紀から14世紀にかけて、知者・識者モデルが福音書記者から古代ローマ人になっている。
福音書記者たちは座像であり、ローマ賢人像では巻物を持つ立像である。
この延長上に、ラフェアエロの署名の間「アテナイの学堂」がある。(と思われる)
しかしながら、こうした知者に対する憧憬と図像は、私は単にアナクロニズムやインクレティズムとは思わない。




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大聖堂博物館もまた、ほとんど観光客はおらず、しずかな中ミケランジェロやドナテッロの作品に向かい合う時間が持てた。




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データ整理中シリーズ、イタリア滞在時写真。Firenze. デリオラフィ の朝食会場の天井画。Firenzeのホテルの星は古ければ古いほど(というわけではないが)13世紀、14世紀の建築を用いたもののほうが星が高いです。デリオラフィは★4つ。しかし19世紀の建築で、内部に一部5世紀(だったはず)の壁画跡が残されています。改築に改築を重ねるので、古い壁が出てくるとこうして保存するというわけです。
ですからこの天上画のフレスコも本物です。この朝食会場は大好きでした。
ポンテ・ヴェッキオのすぐそばにあるので、歩いてすぐにシニョーリア広場やウフィツィ、ピッティ宮にもいけます。
 http://hoteldegliorafi.hotelinfirenze.com/


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美しいテーブルセッティング。比較的珍しい、朝のサラダもあり、モッツァレラチーズ、タルト、どれも美味しく、かといってローマの朝食のようにアメリカナイズされておらず。コーヒー(カッフェー)がすごく美味しいのです。

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ライブラリーもあります。宿泊者はここで読書したり、地図をみたり...フィレンェツはアメリカからの修学旅行生を除けば、フランス人とイギリス人が多いです、ドイツから北方系の方は日本のようにツアーできていることが多いです。つまりフランスは大革命によって古い教会などの多くは壊されてしまいましたし(日本とて、自らの築城文化を自ら壊したわけですが...一部を除いて)、イギリスも15世紀以前の建造物というのはなかなかないので、13世紀、14世紀、15世紀の建築美術を目当てにFirenzeに来ます。そして、ミケランジェロのジュリアーノの墓碑をみてポストカードを買ったり、サンマルコ修道院美術館に行ったり、サンタ・マリア・ノヴェッラへ行ったりしています。私もそうですが...世界史に疎い日本のツアー客は、ウフィツィを観たら十分みたいな方が多いので、傾いた鐘楼のあるピサにだいたい連れていかれますが、・・・Firenzeやイタリアを訪れるかたはぜひ、美術史の講義や本で充分予習なさったほうがいいかと思います。でなければ意味があまり・・・

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市の壁の外には田園風景が。トスカーナの糸杉が美しい。自然とは何か、美とはなにか、堅牢さ、優美さとは何か。
都市とその周囲の田園。

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ジョットの鐘楼とブルネレスキのドーム。

DSCN2801

天才建築家ブルネレスキ―フィレンツェ・花のドームはいかにして建設されたか
ロス キング
東京書籍
2002-07


芸術家列伝1 ジョット、マザッチョほか (白水Uブックス)
ジョルジョ・ヴァザーリ
白水社
2014-10-30



西洋絵画の歴史 1 ルネサンスの驚愕 (小学館101ビジュアル新書)
遠山 公一
小学館
2013-10-01



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ミケランジェロ広場より.

Casa Buonarroti. Arte e storia in biblioteca. Catalogo della mostra (Firenze, Casa Buonarroti, 10 giugno-30 ottobre 1995)
Casa Buonarroti (Florence Italy)
Charta
1995-01-01




Casa Buonarroti: Drawings of Michelangelo
Edizioni Charta Srl
1996-02





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DSCN0291大きさを示すために自分の後ろ姿を....


DSCN0288

サンタ・クローチェとサンタ・マリア・ノヴェッラ、この二つの教会、ドミニコ会とフランチェスコ会の中の雰囲気はまったく違うので、Firenzeに行ったら必ず訪れるべきです。
何も言わずとも美術・美術史・史学・思想研究の方はサンタ・マリア・ノヴェッラは行くとは思いますけれども。
そこにサン・マルコ、大聖堂付属美、カルミネ、バルジェッロ国立博、アカデミア、などがあるのでとても1週間では...カーサ・ブォナローティ、ピッティ、ボーボリ庭園を除いてすら。
ちなみに私は二度目はサンタ・トリニタ広場に面したところに滞在したのに、サンタ・トリニタ聖堂にいけていない・・・朝行けばよかったのです。後悔先に立たず。シエナも脚を伸ばしたくなるし、いっそイタリア学会そのものをイタリアでやらないかな!(・・・・ 昨年どこで実施したいかみたいなお話に混ぜてもらったので、ここで行ってみる。それでだめならマカオとか・・・(突然近くになる・・・それか淡路大塚国際があるので神戸、長崎等。)
※ 今年はクローチェのシンポジウムを含めて京都です。(昨年は学習院大学)





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本日(もう明けて昨日)は体育祭に朝から行っておりました、初めて開会式から閉会式まで全競技を観ました。
今日開催でも出られない大会試合の人もおり(それもラグビー部...)延期になるかならないか、はらはらした一週
間で曜日の感覚がもはやございません。明日は木曜なのですが、土曜日で明日は日曜に感じます...

2016-06-01-11-06-04

娘は3年間実行委員本部の役員をやっており今年は役職もさることながら、クラスの仕事、学年の仕事、学校全体の仕事と3月末(進路ごとにもう3年にはクラスがわかる)から携わってきましたので、私も感慨深いです。
仕事がハードでその間にテスト〜課題提出、どちらかといえば行事運営が7割(あと部活か)だったので、朝・夕の時間もイレギュラで今日は早いから朝ごはんもおにぎりでもっていくとか、昼食べる時間がたぶん集まりと作業があるから無理だったとかいろいろです。もともと仕事があるとはりきるタイプなのでよかったのですが...心配した怪我や怪我の悪化もなく...快晴の天気のもと私も具合が悪くなることなく、一日過ごしました。
(太陽をたくさんあびると私の脳は、休みの指令がでるのか、途中あたたかすぎて眠気が・・周囲が暑いとか日焼けがとか気にしている時に...のんきですね;でも慶早戦の応援にいったら8時間ほぼ立ちっぱなし歌いっぱなしなので(応援席)・・・それで今回の慶早戦ほか慶明、慶立戦も行けなかったのですが)
私ですらやりきった感(?)がありました。

行事の写真しかとってないので、今回はFirenze写真を。サンタ・クローチェの写真をと思いましたが(なぜかサンタ・マリア・ノヴェッラからはフォローされないのに、サンタ・クローチェにはフォローされている。ドメニコ会からは今日もまだ認められていないのか..それに比較してサンタ・クローチェは...とあの二つの歴史をみていると色々複雑な気分です。)

5月のキーワード PC版 モバイル版 

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   上口耕平
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皆声検索⇒ 真風涼帆 龍真咲 朝夏まなと 美弥るりか 望海風斗 伶美うらら 




大葉酒...で検索たどり着くかた毎年いらっしゃるんですが、すみません..大葉は(実家から株分けしてあるのですが)大葉酒は創ったことはないです。(なのでこのブログにはレシピはない)大葉とブラックベリーの時期が重複しているので、多分反映されてしまってるんですが...。
今年は薔薇の花びら(3種 香りのよいものだけ)で薔薇リキュールを使っています。ホワイトリカーではなくウォッカで...氷サトウではなくて、紅茶用の純粋な砂糖(結晶で)

画像がうまく入らないので一度投稿して修正・加筆します。
忙しかったので、しばらく早寝超早起きをしてましたが、ここ最近はさらに少し早寝ほぼ夜中に起きる...になってました。(これもその影響)朝7時半や8時でもう昼の疲労度....。



  模様替え:書斎・リビング アートフレーム カラヴァ...
  
  宙組:<ヴァンパイア・サクセション>(於:神奈川芸...

  CARAVAGGIO:カラバッジョ展 (於:国立西洋美術館 ...

  <Medici メディチ家の至宝展>  於:東京都庭園美術館...

  インターコンチネンタル バリ Intercontinental Ba...

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グレーテルのかまどみました!再放送はもう一度あり6月5日(Eテレ)です。

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2016-05-11-15-02-17

グラミス・キャッスル、シャポー・ド・ナポレオン、スヴニール・ド・ドクトール・ジャメンをいけました。
Veneziaで買ってきたフラワーベースです。
ヴェネツィアに行った方は御存じかと思いますが、ものすごく丈夫です。
緑や他の色も買うのだった....美術館のミュージアムショップで売ってほしいです。
いい品は先日、和光(銀座)へ行ったときに発見しました。何かの記念でほしい...が、家のものは私が買いそろえるしかないのだろうな...

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2016-03-24-10-30-53

ゆきやなぎの花、新しい芽、新緑とのコントラストがきれいです。その奥に見えるのは英国製のバードバス。
本来は庭において鳥たちが水浴びするためのものですが、蓼科Barakuraで買った際にお願いして、穴をあけてもらい、ヘデラ、アイビーなどをうえています。これも10年使っています。




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先日書いていたボックスの中身はこちらです。

店舗のフロアでためし履きしたとき。
たくさんの皮見本帳から、このグリーンを選びました。青とも迷いましたが、グリーンのほうがオーダーしなくてはなさそうですし、きれいな緑なら、いろいろあわせやすいと思いまして。



数日前のBlog写真はこちらです。
つつみがみが黒、リボンはロゴ入りの白にかわりました!


2016-03-25-07-58-22

自宅であけてみた状態。

ピットの部分が3色からあり、通常ゴールドかシルバーのようですが、シャンパン・ゴールドをグリーンに選びました。
私はこのくらい踵がほそいのでGUCCIの靴は足がいたくなったりしないのです。
サイズもショップの担当者さまや専門知識がある方からいろいろアドバイスを頂けますよ。

治しながらはけますし、修理の相談もできるので...




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チョコレートとアイスティを頂きました。
今月イベントに招待いただいていたのですが、年度末+月末で時間が重なってしまい、いけなくて残念...







   GUILLOT社のばら ラ・ローズ・ボルドー アーチ剪定
   
   英国アンバサダーアワードに出席しました*2 英国各地...

  英国アンバサダーアワード*3 3種デザートと紅茶 ...
  
  宙組:シェイクスピア ShaKespere HOTEYES! 公演...

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東京都美術館で開催中のボッティチェリ展にようやく行って来ました。
今回は全体の構成や作品をざっとみるつもりで金曜の昼前に行ったのですが、・・・それでも団体のお客さんなどでかなり混雑していました....次はまた時間をずらしていってみようと思います。
個人的に、あるいは研究分野的な興味から気になった作品を羅列してみます。



・ピエトロ・トッリジャーノ(に帰属する) ロレンツォ・イル・マニフィコの胸像(彩色テラコッタ) 1515-20ごろ
 
パッツィ家の陰謀でジュリア―ノ・メディチが殺害された後につくられたロレンツォの胸像。かなり大きく、肖像画よりもロレンツォの実像がわかる胸像だと思います。

その前に

<<ラーマ家の東方三博士の礼拝>> ボッティチエリ 1475頃 テンペラ画がありますが、この作品はゴッツォリあたりから出てくる聖画主題ながらおもな役割は集団肖像画の系譜。
コジモ・イル・ヴェッキオが中心の三博士の中心におり、イエスに拝謁している。会場で後ろの男はだれ?と聞いてますがヨセフですね;その上の精霊の鳩。
三博士のうちジュリア―ノ、ロレンツォが描かれていて会場の説明ではどちらがどちらと明確には書いてませんが、ロレンツォ・イル・マニフィコの肖像画は夥しくあり、(逆にジュリア―ノはミケランジェロの彫像でも似せてはいない)会場の説明を参照していうならば、Cがジュリア―ノ、Dの人物のほうがロレンツォではないかと私は考えています。

孔雀と古代遺跡が左右にあるのもこの時代のFirenzeのマギの礼拝テーマの特徴のひとつです。
古典古代憧憬がはっきりあらわれています。もちろんこのサンドロ(ボッティチェリ)の自画像は有名です。
洋書版の芸術家列伝(ヴァザーリ)のほうは、フィリピーノが書いたボッティチェリの肖像が表紙になっていることが多いですが。

ポッライウォーロはポルディ・ペッツォーロ展で初めて日本で紹介されて以来(美術史ではかならず学びます)また作品が来日しています。<竜と戦う大天使ミカエル> 1465 ステファノ・バルディーニ美術館(Firenze)より。この作品はFirenzeではみてなくて初めてみました。通常は竜(異教的なものの象徴)と戦うのは聖ゲオルギウスが多いですがこの作品はミカエル。この時代のミカエルには割と白い羽は珍しいように思いました。

アルギュプロスのアリストテレス「論理学」ラテン語翻訳彩色写本
ラウレンツィアーナ図書館より。これは貴重ですね...

フィリッポ・リッピ
<聖母子と天使たちおよび聖人たちと寄進者>
聖画聖母子像は、有力市民が教会へ寄進する意味で画家(工房)に絵画(祭壇画)などを依頼して作成されるケースが多いが、注目したいのはこの時点ですでに寄進者が聖母子と聖人たちと同サイズで画面上に描かれていること。もっと中世ですと聖母子がとても大きく、寄進者(人間)はとても小さく描かれることが多い。
ギリシア正教イコンなどでは、さらに神およびキリストはかなり大きく書かれます。
だんだんとルネサンスになると寄進者が聖人らと同サイズになり、さらに遠近法を駆使した、サンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂のマザッチォのフレスコ画はぜひFirenzeにいったらみなくてはなりません。
手前にアダムの死。
こういうところを観るのも時代ごとの思想や価値観が反映されているところです。

たぶん二回にわけて書き留めないと覚書がながすぎると思うので、チラシ告知などであまり紹介されていないがとても価値が高い作品について。

・フィリピーノ・リッピ <聖母子 洗礼者ヨハネと天使たち(コルシーニ家の円形画) 1481-82
とても大きなトンド(円形画)大抵はトンドは結婚・出産などで一族の祝祭を記念して製作・発注されるがこの作品はとりわけ大きいく精緻かつテンペラ画としても素晴らしい。
フィレンツェ 貯蓄銀行コレクション 。よく来日してくれました。
背景の風景、空間の遠近法、天使たちの優美さ。壁龕装飾と大理石の床の計算された構図。
フィリピーノのほぼ最高傑作に近い画風と特徴がよく出ているしほとんど主線もきえている。背景には空気遠近法も用いられている。


フィリピーノ・リッピ
<聖母子と聖ステファノス 洗礼者ヨハネ> プラート市立美術館 

フィリッポ・リッピ
<受胎告知のマリア 大修道院長アントニウス 大天使ガブリエル 洗礼者ヨハネ>1450頃

この時期のリッピのガブリエルの優美さ。洗礼者ヨハネはフィレンツェの守護聖人なのでこの作品ではかなりそのニュアンスが強い。衣装なども。(ジョヴァンニという名前が多いのもそのためです。洗礼堂もそうですし、バッティスタという洗礼名もヨハネを指している)
図録でも大きくとりあげられているのでよく観られます。

アペレスの誹謗 ボッティチェリの作品についてはまた別記します。

アペレス古代の画家を文献でおそらく読んでいたフィレンツェではアペレス時代の絵画を再生することもルネサンス絵画のひとつの目的だった。製作理由については諸説あるが、今回数年ぶりにみたとき、影の表現が見事。と同時に・・・・真実の寓意には影がない。これこそが真実在であるためだろう。・・・・ぜひ同時代のフィレンツェが古典世界、科学、思想史、哲学、語学多言語文化であるということを興味にそって調べてお読み頂きたいと願う。






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本文はのちほど追記します。


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夜は仕事なのでランチタイムに誕生日とのことでグッチカフェのランチに行って参りました!
路面店のディスプレイも美しく模様替え!

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新しいカタログも頂戴しました。GUCCICafeの平日ランチは、アペタイザー、パスタ、リゾット、ラザーニャ、カツレツ、パテのオーブン焼き、スフォルマートなどのお料理とドルチェから1つずつチョイスしたコースにすることができ、お茶(紅茶・コーヒー、バンブーやフローラのオリジナルティも)セットになっているという大変お得なランチメニューなのです!
私は誕生日ということでイタリアンビール(イタリアではビッラで通じます)もオーダーしてしまいました。

2015-10-13-12-00-09 アペタイザーのパテ。果物のソースがちょうどあいます。

パン粉でかるく焼いてあるのであたたかい前菜としてこの季節にはおすすめ。、
赤ワインがあいそう。

2015-10-13-12-00-25家人がお気に入りのミラノ風カツレツ、ポーチドエッグ添え。
このカツレツは美味しいです!ランチメニューにいらしたらぜひ。

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店内がゆったりしているのもグッチカフェのいいところ。
早めの時間なら混雑はそれほどしないのでは、ただし通常は予約をしていないので、土日のお昼から夕方にかけてはお電話で混雑状況をきくとよいのではないでしょうか。状況を教えてくれると思います。

私は二階か三階などに用事があるときに行くことが多いので最後のCAFEによることが多かったり、
あとは平日あとアペリティーヴォですね!

家人が帆立とジェノヴェーゼのリゾットを2品目にチョイスしたのですが、席が私のほうからはお写真をとれませんで、これは載せませんが、とっても美味しかったです、帆立とジェノベーゼのクリームをあわせたやさしい味のリゾット。これはもう一度いただきたいくらいです。(リゾットは日替わりです)
フォッカチオと白ごまのパンもつきます。パンもお変わりはできます。お料理との兼ね合いで。(残すのは関心しませんので最初にサーブされる分が適量かと。でも美味しいのでときどきお変わりお願いしてしまいます)

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ドルチェにメッセージをいれてくださいました。
このドルチェは期間限定です。
シュークリームのなかのクリームが3種かな?ピスタチオのクリームが美味しかったです。
チョコレートのソースをおこのみでかけます、おいしいソースでほぼかけながらいただいてしまった(笑)

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帰宅前に、新しくなったディスプレイを写真をとらせていただきました。
(許可を得て写真をとっております)

ご担当者さまにも、フロアの方にも今日はゆっくりお会いできよい半日を過ごせました、ありがとうございます!

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自宅で昨日家族からもらったバラ、ガーベラと一緒に。

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自宅のヴァニティ。
フローラガーデン。(愛用)
新しいバンブーもフレグランスもおすすめです。ボトルがとてもかっこいい。


FBを通じてのメッセージもありがとう御座いました!
メッセージをいただいた方にお返事できるのが愉しいですし、それぞれの分野のこと、それに再会できるのがまた楽しみになります。



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アレッサンドロ(ボッティチェリ)の絵画に惹かれたのは昔のことではない、私が中学生の頃は歴史ではミケランジェロ<ダヴィデ> ボッティチェリ<ヴィーナスの誕生>が<ルネサンス>であり<文芸復興>として記憶すべき言葉として教科書に掲載されていたと記憶する。小さなモノクロ印刷の印象である。私がルネサンスつまり大文字のルネサンスであるフィレンツェ・ルネサンスに惹かれたきっかけは、美術史の授業で遠山公一先生の講座を受けてからである。イタリアの建築彫刻フレスコ画は、建築と空間として制作されており、多くは現地にいって身をおいてみて初めて理解できる(understand)ものであると感じた。当初はミケランジェロの彫刻、ノン・フィニートの美学などをテーマに考えイタリアへ行ったが、その後ドナテッロ、ブルネレスキらプロト・ルネサンス期を知ると、なぜこうした作品が生まれたのか、当時の時代とその思想についてより興味をもつことになった。ボッティチェリは一度目のイタリア滞在で<>そして柘榴の聖母、アペレスの誹謗といった絵画に惹かれた。しらべるうちにオニサンティ教会に墓があること、そこにフレスコ画も残していること等も知った。フィレンツェの街並みはあまり500年前と変わっておらず、晩年のボッティチェリもそのあたりを歩いていたであろう感慨があった。神々が作り出したかのような人の手の仕上げが残らない完璧さ(フィニ)を彼の作品からは感じられるだろう。またいきいきとした目はフィチーノの眼と視覚の記述を思い起こすようでもある。



さて課題を出したので、自分もまたそれに簡単に応えてみようと思う。ボッティチェリ <受胎告知> コジモ・ロッセリ <東方三賢者の礼拝> フランチェスコ・ボッティチーニ<大天使とラファエルとトビアス>である。これに道具・工芸である「フィレンツェの公益質屋の金庫」とジョヴァンニ・デッラ・ロッビア<パッツィ家の紋章>(インプレーザ)が加わる。

コジモ・ロッセリ<東方三賢者の礼拝>は当時集団肖像画ともなっていた主題かつ、三博士が東方から黄金、乳香、没薬を持参したという設定からも華美で絢爛な装飾画としても描かれることが多かった。ボッティチェリの作品では彼はそこに自画像を残している。本展に展示されたコジモ・ロッセリの作品はどこか、人物の描写がマザッチョのようでもあった。動物、人物、若い王と見どころが多く、現在唯一当時の面影を残しているメディチ=リッカルディ家の<東方三博士の礼拝>ベノッツォ・ゴッツォリとは違うやや素朴な印象が良かった。この主題は観ていて画家と注文主がなにを残したいと思っているのか解読するのが興味深い。フランチェスコ・ボッティチーニのラファエルとトビアスは、大天使の特徴をよくとらえていて(旅支度、若者の庇護)、トビアスが持つ魚も味がある。また同一空間上に違う物語が背景中に描かれている点も面白い。ロッビア工房の彩釉テラコッタは美しいものが多いが、よくみるとカエル、トカゲなど虫なども描かれていて果物のトンド形式の中に納まっている。そして、この時代に流行したこれら美しい彩釉テラコッタの作品モチーフを、研究会のシンボル画として古賀郁氏に描いてもらった。古賀氏の細密画の技巧がいかんなく発揮されている本作品は、講座のときには会場に展示することになっているのでぜひ、参加者のかたはよくご覧になってください。また本作品は講座と古賀郁さんの展覧会(新宿と銀座)を記念してポストカードにしました。言語文化研究とのコラボレーションのカード。

最後に、私もじつに4回この展示には脚を運んだのだが、ボッティチェリはフレスコ画でどれほどの空間を作り出したのか、考えてみた。

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<
受胎告知>を観てほしいのだが、おき柱で区切られた回廊とその手間、回廊部分、回廊から外へ続く通路まで、中庭の分割、植栽による壁前、壁、その直後にある糸杉、低い山、やや遠い山、湖、その向こうの一番遠景の峰・・・遠近法を用いたフレスコ画は多くある。しかしながらここまでの空間分割と美的調和、自然とトスカーナの風景画、幾何学を意識した装飾、天使の動とマリアの静の対比、ガブリエルの特徴である突然にあらわれ、秘密を告知する使者、絵画の魅力としても空間構成の方法も実に秀逸であり、優美(グラツィア)である。


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古賀郁 <DESCE GAUDERE - メルクリウス -> (2015 油彩・キャンバスボード)

セネカの言葉、DESCE GAUDERE 楽しむことこそ学び取れ
この言葉とメルクリウスをテーマに、古賀郁さんにシンボル画を描いて頂きました。

メルクリウスの大理石像をモチーフにした古賀さんの作品を観てみたい、会の趣旨は自由七学芸を専門で学んだ者が、他の分野を専門に学んだ人とともに共有し、対話を通して理解を深めること、それによって、自らの知識を省みること。
アレクサンドリア図書館時代、またリナシメントの再生、学芸の復興、多言語時代を築いた時代を念頭におき、依頼を引き受けて頂きました。
また、作成段階でも何度も相談させて頂き、作成過程も拝見しつつ、方向性が決まったのが5月初旬。銀座・有楽町:東京交通会館でのIFAA展の最中のことでした。
お忙しいなか、筆をとって頂き、精密かつ優美な絵画ができあがりました。

上の画像は、研究会の名入りのデジタルバージョンです。
会のシンボルとして、講座・勉強会のときにももちろん使っていきたいと思っています。2005年は言語文化研究の創立時で、今年度は毎月一回を目安に講座、勉強会を実施しています。三田会の先輩にも参加頂いてます。

今月は何度か、古賀郁さんの作品をこのブログでも更新しています。
合わせてご参照ください。


当初、古賀さんの作品である彩色写本のようなモチーフでメルクリウスを囲む案があったのですが、いろいろと話合いをする中で、科学と多言語が都市で再生する時代を鑑みて、ロッビア工房の彩釉テラコッタのモチーフに決めました。
本来の芸術は印刷やデジタルでは再現できない繊細さももっています。
このメルクリウスの髪や帽子の色味、オリーブの色などデッサンと色彩のバランス、精緻さが素晴らしいです。

現在行われているBunkamuraのボッティチェリ展でも、ロッビア一族によるパッツィ家の紋章ほかモデルとなった美しい作品をみることができます。


古賀郁さんのブログ:http://ameblo.jp/kaoru-k01/ 

1day25hoursのlinkにもありますがこちらにも記載します。



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ブログネタ
美術館・博物館 に参加中!
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「フィレンツェの支配者たちの理念は、商業における実用主義と学識に裏付けられた

教養主義の融合から生まれているのである」(図録p.150



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本展 28<バーリの聖ニコラウスの奇跡>(1425年)に注目してほしい。

海上での事故、嵐での航行は当時も大きな問題であった。ウフィツィ美術展(東京都美術展2014)では、海上の災難(自然の力がつよく、人間が抗い克服することが困難とされる最たるもの)は、帆を持つ女神像で表わされる。これは、人間の知恵と努力次第では運命は克服可能であるという考えであり、もっとも顕著にそれが書かれたのはマルシリオ・フィチーノがルッチェライに宛てて書いた手紙である。

フランチェスコ会と複式簿記 聖フランチェスコは清貧を唱えたがフランチェスコ会では真なる清貧とは何かを巡り議論があり、現実的に無駄を省くことを考えるために複式簿記が生まれた。本展20 「フィレンツェの「公益質屋」の金庫」も社会反映の表れであろう。公益質屋は、イタリア各地に開設されていった。生活に逼迫した人々のために担保貸しを経営上の必要経費のみに相当する低い利息で運営されていた。


フランチェスコ会と複式簿記 聖フランチェスコは清貧を唱えたがフランチェスコ会では真なる清貧とは何かを巡り議論があり、現実的に無駄を省くことを考えるために複式簿記が生まれた。本展20 「フィレンツェの「公益質屋」の金庫」も社会反映の表れであろう。公益質屋は、イタリア各地に開設されていった。生活に逼迫した人々のために担保貸しを経営上の必要経費のみに相当する低い利息で運営されていた。


レジュメより一部抜粋、アカデミア・プラトニカについて、および「饗宴註解」「公会議」以前と以降では絵画は大き役割を変えていく。



時間と体力の限界の中、自分のところの研究チームでの講座を行ってきました。
レジュメをpdfにするところまでをし、記録だけでもと思いましたがまずは写真から。
忘れないうちに記録記事を、明日中には・・・と思っていたがもう明日というか明け方ですね・・・
少々、この状態で一端保存させて頂きます。


参加者の方にはあらかじめ3題の課題を出していたのですが、皆様が図録を買っていて、感動しました。
この日の企画は、日常的な専門が工学、光学、国際文化、ドイツを主とする哲学とフランス現代思想など必ずしも美術史、思想史、Art、イタリア等を専門とされていない方に、できるだけわかりやすく趣旨を説明する、補足するなどが講座の目的でした。卓話はドゥ・マゴで行ったため、参加者で以前パリとベルギーに1年半留学していた方が、「パリ第4大学とか、パリのCafeの本来的な雰囲気を思い出した、という感想は疲れている中に実施したことですが、こちらも嬉しかったですね。
記録とは別に自分の覚書として。

The Letters of Marsilio Ficino: 10
Shepheard-Walwyn (Publishers) Ltd
2015-09-09




もうだいぶん、会場のグッズやFirenzeの工芸品などミュージアムショップの品が少なくなってきているので、まだの方は早めにいかれたほうがいいかと思います。
私は、あと1回、完全なプライベートで、できれば娘には見せておきたい。私はFirenzeでの調査を2回行っていますが、子ども(当時はいまよりもっと)おいてはいけませんので一緒にFirenzeには2度滞在しているのです。

娘もサンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂やサンマルコ修道院が大好き、Firenze、イタリア大好き人間ですが、彼女が一番好きな国外の都市はアテネとのことです。


El Libro Dell'amore
Marsilio Ficino
Createspace
2015-05-26


The Letters of Marsilio Ficino
Marsilio Ficino
Shepheard-Walwyn Ltd
1989-11










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デザイナーのBさんと六本木のギリシア料理に行ったあと、立ち寄った、GUCCI銀座。
2階はシルバーアクセサリーや、奥にはギフトにもぴったりな子供服も。

子ども用 バンビーノ/バンビーナのカタログが中身もすごく、いい絵本のようで思わず見とれてしまいました。
ご担当者様がいらした日なので、いいデザインですね、観ていておもしろし、とお声がけたところ、持ち帰って自宅で観る用に頂きました!
本当に、ブックデザインや構成は、すばらしいものにあうとハッピーです。


子どもむけのアイテムでジュリー(ネックレス)があるのですが、グッチの熊をモチーフにしたり、リボンだったり。
誕生のとき送って、外出する年10歳以降ティーンの間、いやさりげないデザインだから20才過ぎでも。
長く使えるならこういうプレゼントもいいなあと思えます。

自分ももし、もっとお嬢が小さいときに店舗に出会っていたら、作って贈ったかもしれません。
(結婚指輪を観ていても思う!※注 自分がしているのはディオールです。当時プラチナ×金はそれしか目につかなかった)
結婚〇〇周年とかでくれたらいいのにねえと思うのですが、大抵なかったことにされる話題です(笑)

正直、10年、15年などが重要だと思うのでこれから結婚されるかたはよく覚えておかれたほうがいいかと思います;

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フローラのブレンド・ハーブティ。
六本井でお昼をたべてきたので、食後酒を。
銀座GUCCI Cafeにて。
ご担当者さまに夕刻の写真もとって頂きました。いつもお心づかいありがとうございます。

しかしBさまとは話題が尽きない!(この時はギリシアやトロイ、アレキサンドリアの話もしていたと思う)

フローラとバンブーはオリジナルのお茶ですが、オリジナル(または4シーズン))のカクテルがでるといいなあとも思います。モレッティ等のアルコール類も美味しいですよ。

写真はレモンチェッロ。



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Teasing Geogia, New Dawn.


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昨日は講座でFirenze滞在報告でした。
講座のロゴ、書籍にしたときのための表紙、エンブレムを古賀郁さんにご相談しつつ、作っていただいています。

それにしても先週は火曜から今日にいたるまで腰が痛くて参りました。
今日はリハビリだったのですが風邪もひいているので、時間をあらためました。

プランニングとマネージメントばらりしていると思いきや、実地の作業を同時にやりつつ、これって意外と能力が低いに人間からすると疲れます(笑)



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来年はロッソ・フィオレンティーノ、マニエリスムの作家も見てみたい。
(2月の講座で、ロッソを取り上げて、それを覚えて頂いて、現地にいって頂けたと。)


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ヴァザーリの芸術家列伝が新書で出ているということだけでも世の中少しずつは良くなっているのでしょう。
(荒木さん(神奈川芸術劇場のペール・ギュントに出るのですね / が最近またしても大天使様並の時間を超えた日記を書かれていて、さすが!と思いました。)

あまりペシミスティックにならず、ルチャーがいうように3000年を待つことにしましょう....(逆説的に)

ギリシアのフォトブックも作ろうと思います。
日を改めて今日リハビリに行ってきました。フレキシブルに対応していただき感謝...

庭の写真などもあり、おいおい更新していきたいと思います。

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バルジェッロ国立博物館。開館時間が短いので注意。
14:00には閉まります。

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ウフィツィで必見なのはボッティチェリの間ですが、<アペレスの誹謗>のカードは仕事場のデスク近くにおいています。




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現モバイル版の背景画像に設定しているのは、ヴェッキオ宮の室内装飾です。
芸術家列伝の著者、ヴァザーリが手掛けた室内装飾には、キリスト教およびギリシア・ローマ神話のモチーフが調和した形で描かれている。
このモチーフは今日では、それほど驚かないかもしれない。
しかしながら、マルシリオ・フィチーノがヘルメス文書を翻訳し、饗宴註解ほかプラトンのラテン語訳を完成させたのちに書いた「プラトン神学」の思想的影響なくしてはこの世界観が西欧に根付いてはいないのだ。

現在公開されているボッティチェリ展の年譜には、フィチーノの影響はそれほど反映されてはいない。
フィチーノは感覚的芸術をそれほど快くは思ってはいなかった、しかしながら、視覚および目でみるもの、観ようとする意志についてはその意味を主張していた、彼自身がむしろ芸術といったときに、音律と調和を重視する音楽をより優位においていたせいか、実のところ美術史ではそれほど深く言及されることはない。
だが、フィチーノ思想は彼の意図とは別に、あるいは想定をこえて、影響を及ぼすことになる。
キリスト教とプラトンは相反しないという考えは、<アテネの学堂> <プリマヴェーラ>などにも反映されていくことになる。

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WEB版の背景はサンタ・マリア・ノヴェッラ。
東西合同の公会議が初めて行われ、ゲミストス・プレトンら400人の学者がビザンティオンから招致され、フィレンツェ市民と哲学者はおおいに影響を受け、この地での市民レベルでのギリシア語習得が上昇することになる。もともと、自らの書き残しておくべきことがらを自らの家のために書いておくべし、というローマ共和政以来の伝統によってラテン語の読み書きは高水準であったが、14-15世紀の多言語主義には驚嘆を感じる。
ピコ・デッラ・ミランドラはヘブライ語も習得しており、フィチーノもアラビア語圏のアヴェロエス主義などを読んでいた。

本来、知識と経済の発展には、多言語主義、多様性は不可欠である。
ルネサンスはロマン主義的観想よりも客観性および実践、技術において自然と科学、芸術・学芸を復興させたのだ。

はたして我々は我々に欠如しているものに対して配慮しているだろうか。

多様性は少なくとも2010年までは重視されていた。
しかしながら、今日ではあまりにも内部吸引性が強すぎるために、他の国、他の地域、他の言語でより先進的な事柄を受け入れ活用していくという姿勢、もっといえば気概が失われているように感じる。
また、物事を受容し、判断するための客観性も十分といえるだろうか。


5月のキーワード モバイル版(1/2)山紫陽花 瀬戸の...

New Dawn(1930 CL)ニュー・ドーンが咲き始めまし...

窓辺に咲くTeasing Geogia , TATE BRITAIN / 20...

六本木ヒルズ モルツ香るエール フェスタ (六本木...

庭の様子 New Dawn 多年草のハーブ 紫陽花の蕾


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フィレンツェのマエストロ (銀座)が来日して職人の熟練した技術を一同に見られる企画。
ご招待いただき行ってきました。
場所はGUCCI銀座のイベントスペースです。


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フローラのシルクスカーフに花文字で銘入れする職人さん。

花文字はフローラ(フィレンツェの名前に由来する花の女神フローラ(エトルリア時代の女神でもある)から来ているように思うのですがどうなのでしょうか。写本などに用いられているカリグラフィなのではないかと思っているのですが)


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おみやげにいただいた、フローラの箱入りチョコレート。

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フローラは日本上陸50周年とのことでフローラがあしらわれた函が美しいですね!
フローラ・ガーデン(フレグランス)は使いやすいのでプレゼントにもおすすめだと思います、このチョコレートも4階のカフェで買えます。(ギフトにもいいかもしれません)

フローラの函が綺麗なので、チョコを頂いたあとはたくさんあるポストカード入れにしようかと思っていますが..

フィレンツェで1921年に生まれたGUCCI, フィレンツェ・トスカーナは皮革製品の技術の高さで有名です。
鮮やかな色などとてもクオリティが高く使いやすいのもいいです。
職人さん方が10名以上来日してその場で名入れやプレートを付けたり技術を間近に見ることができました。

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修道院が廃止した時にそこでの技術を活かすことでイタリアの職人の技術が保たれていったと記憶しています。
サンタ・マリア・ノヴェッラの薬局の香水やせっけんは有名ですが、蜂蜜やせっけん、ハーブ、調香などの技術が生かされているように感じます。
アルノ川を渡たり、マザッチオのフレスコ画がある初期ルネサンスの特色を持つ地区、ミケランジェロが生前デザインしたままのサン・スピリト教会などがある地区からピッティ宮などがフィレンツェの職人たちが居住していたエリアです。現在も美術、顔料などの専門店やアート関連のお店が多い地区ですね。
フィレンツェは今年から月1で美術館が無料の日ができたというニュースが最近聞こえてきました。
またゆっくり訪れたいものです。

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ワークショップは展示作品から作品と刷りあげる用紙を選びます。ブルー、シルバー、ホワイトから私はシルバーに石楠花にしました。

乾かす間にプレビューのときにみた作品をもう一度みたり、エスプレッソを頂いたり。

時計ににこさんの刻印をしてもらったのが出来上がりそれも受け取ってきました。

版画は好きで創るのも好きですがシルクスクリーンは初めてでした。刷っているところをフラッグシップ店のS様が撮って下さったので載せてみますね。(笑)続きを読む

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先日記事にも書いた、メディチ・リッカルディ宮(パラッツォ・メディチ)の中庭です。レモンの木や彫像がローマのヴィラ的なものを感じさせます。冬でもレモンの木と緑が鮮やかで、石造りの町並みからこの中庭にでると「都市の中のヴィラ」を思わせます。ヴィラ文化はルネサンス時代にラテン文学を通じて、市民層に浸透していったといわれています。

回廊には、ドナテッロの装飾がみられます。この邸宅にドナテッロの彫刻があったところを想像しながら歩いてしまいます。ただしリッカルディ家によって改装されてしまったので、メディチ家の邸宅としての面影は、ゴッツォリのフレスコ画「東方三博士の礼拝」の間(礼拝堂)が残っているのみです。

やはり建築というのは中に入ってみないとわからないことが多く、改装されたといっても、建造物はそのままですから魅力があります。コジモ・イル・ヴェッキオが外面はなるべく質素にみえるように、と配慮してミケロッツィに建てさせた外装と内部の印象の違いなども、建築内部に入ることによって感じられる場所です。
ストロッツィ宮などは外観からの印象が強い建築物ですが、例えばアカデミア美術館やサンマルコ美術館(修道院)へ向う途中に、このメディチ・リッカルディ宮の前を意図しなければ通り過ぎてしまうほどです。コジモとミケロッツィの意図は成功したのだろうな,と感じられます。



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ドナート、ドナテッロの魅力について「明確」に語ることは果たしてできるのだろうか? 多くの優れた、長い間人々を魅了する作品は、語りつくすことができないがゆえに、常に多くの人の目をひきつける。

ドナテッロの「ダビデ」あるいは「メルクリウス」はドナテッロの魅力に満ち溢れている作品である。
「聖ゲオルギウス」、「踊るプットー」、「ユディットとホロフェルネス」の魅力のすべてを一つに集めて、なお余りあるようなブロンズ彫刻である。
360度から観られることを念頭に造られた彫刻は、一つの作品、一つの主題に、多元的な思索と視点を包括している。
ここで多くのことを語れないが、例えば、アンソニー・ヒューズが指摘したように、「私たちは作品の裏側に私たち自身を観たがる」という傾向がある。

たしかにその通りなのだが、しかし個々の解釈をすることを、見る側は臆することはない、と私は思う。
それは、作品にとって、観る側の人々の目は前提であり、観る人が何かを受容すること(受け取ること)がその作品が「生きつづけている証」なのだから。
ただし、観る側、つまり私たちは作品に対して謙虚に、沈黙の中で対峙しなくてはならない。作者と作品が無言で放つ言語や意図を受け取るために、鑑賞者にとって必要なことである。
観客なしの舞台がないように、読者なしで書物が書物で在る事のないように。

優れた造形物は言語を凌駕する。
それと同時に、優れた造形物は極めて言語的であり、理論に基づいている。
それゆえに、自明のような自然さでそこに佇むのであり、人をひきつけて止まない。

ドナテッロの彫刻における精神は、相反するものを一つの形にし、しかもそれが超越的かつ調和的であることである。
このことはいつか詳細に書くことができればいいのだが、これは彼自身の気質や周りの人々との関係なども反映されている。つまり経験、環境もまたそこに影響しあっている。
ブルネレスキ、コジモ、そしてフィチーノとの関わりはどうなのか、また歴史的にみると、ロレンツォ・イル・マニフィコの死の前後とポリッツィアーノとミケランジェロとの関わり、プラトニズムとフィレンツェの関わりなど興味はつきない。
アレッサンドロ・フィリペピ(サンドロ・ボッティチエリ)はその転換がもっとも影響を与えてしまった画人のようにもみえる。

作品は多くを語るが、即物的に眺めていても解読できないこともあるのではないだろうか。その周囲や社会的状況、思想史をみることで、なぜその作品が際だっているのか、その理由を見つけることができるのではないだろうか。
しかしそれは「あら探し屋」のような言動によってではなく、「よさ」を受容し理解して生かしていくために必要なのではないだろうか。


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「ユディットとホロフェルネス」はパラッツォ・ヴェッキオの広間に現在置かれている。(フラッシュをたかなければヴェッキオ宮内は撮影可能)
外に広がる大きな窓からは、ブルネレスキの大聖堂ドーム、ジョットの鐘楼などが眼前に見える。メディチ家追放のあと、次々に場所を移動させられたドナテッロのユディットだが、ここならばブルネレスキの仕事も見え、フィレンツェの街も見渡せ、「ダビデ」や「踊るプットー」が置かれているバルジェッロの塔も見渡せる。

作品に相応しく、作者がおそらく心休まるような場所になるべく置こうという、細やかな配慮を感じるのは私だけだろうか?


ヴァザーリの『ルネサンス彫刻家建築家列伝』(白水社)から、このドナテッロの晩年の傑作ユディットについて引用させていただく。

「フィレンツェの政庁(シニョーリア)のために、彼は政庁前広場の開廊のアーチの下に置く鋳造作品を作った。それはホロフェルネスの首を切り落とすユーディトで、たいへんに卓越した技量のほどを示す作品である。ユーディトの衣服や容貌の外面的な単純さをじっくり観察していると、その内側にはこの女性の剛毅な魂と神の御加護がはっきりと認められる。一方、ホロフェルネスの表情には酩酊と眠りが、生命が絶たれて冷たく垂れ下がった四肢には死が見てとれる。(略)彼はこの作品に非常に満足したので、他の作品ではしたことがなかったが、今日でも見られるように「ドナッテッロ作」と自分の名前を刻んだ」(森田義之・上村清雄訳 P.158)

ヴァザーリが言うとおりユディットの容貌と表情からはリアリズムとそれ以上にユディットの内面性が克明に現れている作品である。そしてホロフェルネスについては、ヴァザーリはその身体には死が見て取れると書いているが、それ以上に私が感じたことは、、腕は死によって物質と化した脱力した身体の表現が、脚は今まさに息絶えようとして苦痛のために極度に緊張した身体の瞬間が刻まれていることである。つまり、ホロフェルネスには死と生命の両方が刻まれているブロンズ彫刻であり、しかもその表情は苦痛よりも永遠の眠りと酔いが表されている。ユディットの理性と狂気の共存した表情と対照的ながら、一つの作品として調和して現前しているのを、私たちはみることができる。ドナテッロの作品はどれも、多かれ少なかれこの両義性を持っていると私は思うのだが、二人の人物を一つの作品にしたものとしても、その完成度にしても稀にみる作品である。

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ユディットの前に広がる大きな窓からの風景。
ブルネレスキ、マザッチョ、ドナテッロは友人同士でもあり、思想的なリーダーはブルネレスキであった。バルジェッロ博物館のドナテッロの間には、ギベルティとブルネレスコの「イサクの犠牲」も一緒に展示されている。
ユディットといい、バルジェッロといい、とにかくも去りがたい場所である。

ルネサンス彫刻家建築家列伝ルネサンス彫刻家建築家列伝
著者:ジョルジョ ヴァザーリ
販売元:白水社
発売日:2009-01-16
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