1DAY-25HOURS デザイン・フォー・ライフ

from ousia@web 高嶺(Takane)によるデザイン・フォー・ライフ. テキストと写真で綴ります.

タグ:ラファエル前派

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夏から注目していた展示、Bunnkamuraのラファエル前派展へ。

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ミレイ、バーン・ジョーンズはもちろん素晴らしく作品も大型なので大変に見ごたえがある展示です。
なかでも後半からのポスターにもなっていたミレイ<いしにえの旅 浅瀬を渡るイサンブラス卿>1856-57
同じくミレイ <春 (林檎の花さく頃) Apple Blossoms>1859 サイズも113×176.3cm。髪飾りや花の色調、初春の日ざし、集う女性女性たちの服装の質感やかみ形も含めて繊細な名作。ミレイは<ブラック・ブランズィッカーズの兵士>もこの第一セクションに飾られている。ドレスの質感、壁紙のパターン。またミレイ特有の絵画の中の絵画の描写。ここでは絵画のなかの絵画は、ドラクロワのナポレオンだと思われる。非常に質のたかい絵画作品。肖像画でもあるような、物語を描く新しい表現者の両面がでている。そして従順な犬というアレゴリー的な配慮もみてとれる。やや絵具の厚さが気になるが<森の中のロザリンデ>も良作。ぜひ空いているときにじっくりみていただきたい。
油彩だけではなく、水彩やグワッシュ、ボードなど画材もさまざま。ぜひ注目を。

アーサー王伝説好きとしては、アーサー・ヒューズの<聖拝を探すガラハド卿>1870ごろも目に留まるだろう。テニスンの詩がもとになっている。
ダニエル・マクリース<祈りの跡のマデライン> 室内の英国的仄暗さが、不思議と控えめに描かれた室内灯の光で浮き上がる作品。背景を黒で塗りつぶすバロックとも、奥行きを描きこむルネサンス的手法とも異なる、またホントホルストなどのリアリズムではでない繊細な光とあるひとときを描いた絵画。作者はキーツの詩から着想を得たようだ。

イタリア考古主にローマ考古研究を活かした画家。ローレンス=アルマ=タデマ<打ち明け話>も床面のモザイク。、壁面、考古検証にのっとった画面構成で興味深い作品。大理石の質感やモザイクもよく書かれている。この画家の没年は1912年。今回はじめて作品をみた画家でした。彼のもうひとつの作品である《美しき盛り>>は水彩。透明感とデッサンの力と美しさがよくでている良作。

唯美主義運動の画家として、チャールズ。エドワード・ペルジーニ。
<ドルチェ・ファニール・ニエンテ>1882年
地中海的な海辺を背景にしているおおらかさのある作品。

ウォーターハウスの大作も2点来ています。<エコーとナルキッソス> <デカメロン>
そのうち告知チラシにもなっている<デカメロン>は仕上げも精緻になされていてやはり直接見ることが重要な作品だと思います。
前半のミレイとともに展示の見どころではないでしょうか。

図録とポストカードの印刷も綺麗です。



今回、一番惹かれた絵は、バーン・ジョーンズの<フレジオレットを吹く天使>でした 1878年.水彩とガッシュで書かれており、油彩のようなぎらついたものもなく、自然にめにとめるのは構図の良さ、そして静謐なフレジオレットを吹く天使の横顔。かつての天使たちがもっていた白くはない翼の表現、光彩。フレジオレットとはフルートに似た木管だが、ヴィクトリア時代には演奏されることがなくなった。その音色がつくりだしていた天使的、中間者的な音色と世界観への再生、ノスタルジーもあるのだろうか。

額絵も売られており、ぜひ会期の後半混雑する前に観ておかれることをおすすめしたい。


さっそく部屋に飾りました。
額絵も売られています。私はこの作品にはこのフレームがあうのでは?と思いましてこんな感じに書斎に飾りました。
とりあえずの感想を書き留めておきたいと思います。

なおリバプール国立美術館は3つのギャラリー、ウォーカー・アート・ギャラリーとサドリー・ハウス、ポートサンライトのレディ・リヴァー・アートギャラリーの3つから形成されている。
ラファエル前派のコレクションほか古代ローマ彫刻コレクションを持つ。

Walkar Art Gallery, Sudlly House, Lady Lever ArtGallery,
美術展内では三つの美術館の紹介ビデオも観ることができる。

私はこのうち、建築的興味から特にSudlly Houseにいってみたくなりました。



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ボッティェリ展(Bunkramura)の招待券をたまたま頂きまして行ってきたのですが、これで4回目。
ラファエル前派展のフライヤーが出ていたので、Twitterでお知らせしたところ反響がなかなかありました。
バーン・ジョーンズが楽しみです。
チラシ裏の作品だけでも見ごたえありそうです。12月より。

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2015-06-20-17-14-55 ご案内頂いているギャラリーでの幻想耽美展、清水真理さんたちが出ていらっしゃるようです。清水さんとも一度お話したい作家様。



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あとで単独の記事にするかもしれませんが、草月流華道6回目。南天の枝割りにも後半は慣れてきました。
自分では夏らしい配色と花の組み合わせになったかな、とは思っています。
精進するのみ。
夏南天とカーネーション、グリーンの3種でいけております。
あとで記事にしますが、28日まで銀座和光 ガラス作家の河上恭一郎氏の作品展が行われてます。オブジェから花器、食器、ガラスの硯等。
ぜひ一度足を運びたいです。


GIOVANNI ALLEVI His Best1997-2015 2015来日公演6月

インターコンチネンタル バリ Intercontinental Ba...

TWG ランチティー (於:自由が丘)

Giovanni Allevi Piano concert (ジョヴァンニ・ア...

<ラ・バヤデール> 東京バレエ コジョカル, シクリ...

ライブドアのいいところ。
ログの分析。各リンク挿入の使いやすさ。編集ツールが充実。
改善してほしいところは、モバイル版の広告、どうしても入れるならば、下部に。これは有料で使っているときも不満でした。現在は更に。
また、テーマ選択やSNS連携を一度下書き保存すると次には選択できなくなってしまうところ。

見出しに画像がついたりそれでも使い出した当初よりは使いやすくなっていると思います。


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「華麗なる英国美術の殿堂 ロイヤル・アカデミー展 ターナーからラファエル前派まで」 
会期:9/17(水)〜11/24(月・振休)


Image: ジョン・カンスタブル


≪水門を通る舟≫ 1826年 c Royal Academy of Arts, London; Photographer: Prudence Cuming Associates Limited

1768年、英国における芸術振興と、芸術家への支援・専門訓練の提供を目的に設立された芸術機関「ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ」。 
初代会長にはジョシュア・レノルズが任命され、創立会員は34人、画家や彫刻家、建築家、版画家をメンバーに、数々の優れた芸術家を輩出しながら独自の発展を遂げてきました。
21世紀に入った現在でも、デイヴィッド・ホックニーやアニッシュ・カプーアなど、国際的に活躍するアーティストがアカデミーの会員に名を連ね、展覧会会場としても抜群の企画力によって世界から「美の殿堂」として注目を集めています。


ロイヤル・アカデミーのコレクションをかつてない規模で集めた本展では、初代会長のレノルズをはじめ、ゲインズバラ、ターナー、カンスタブル、ミレイ、ウォーターハウス、サージェントといった英国美術界を華やかに飾った歴代会員の優品を中心に、油彩・彫刻・素描・版画・書籍など約90点の作品を紹介。創立当初から20世紀初頭までのアカデミーにおける150年の歴史をたどります。

概要

会期 :2014年9月17日(水)〜11月24日(月・振休)
開館時間:10:00〜17:00(16:30 受付終了)
休館:毎週月曜(ただし、10月13日、11月3日・24日は開館。10月14日、11月4日は休館)
会場:
東京富士美術館 〒192-0016 東京都八王子市谷野町492-1
入館料:大人1,300(1,000)円/大高生800(700)円/中小生400(300)円/未就学児無料
※()内は前売券、割引料金 [20名以上の団体、65歳以上の方、東京富士美術館メルマガ登録者]



ブリティッシュ・カウンシルからのお知らせでした、東京富士美術館は行ったことのない美術館です。
八王子だと府中図書館も充実しているし、このあたりの絵画は秋に観るのにぴったりですね。

わが町は本当に美術展がないので(しかし人口は多いので新しい車のナンバーも導入されます。図書館、映画、劇場ホール、美術館などの本来のパブリックスペースが豊かなところはいいですよね。

おしらせでは、英国のドラマ「ダントン・アビー」の英会話などもご案内されています。


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ラファエル前派展にあった、チョーサーの薔薇物語を主題にした水彩。
ポストカードをフレームに入れて、蕾から咲いたミニバラをいけました。
花瓶はヴェネツィアで買ってきたもの。

今年はミニバラもわりとよく冬を越せたような。良かった。

ワイルド・イブ、アンジェラ、スヴニール・ドゥ・ラ・メルメゾン、ティージング・ジョージアも蕾がつきました。




そういえばやっと筍を買ったので、若竹煮つくりました。
お弁当を朝5時に作ってます。和食弁当。

本日
ふき入りの混ぜご飯
だし巻き玉子
豆腐ハンバーグ
キャベツ・ツナの煮浸し
しめじのマリネ

前日・
わかめごはん
さわらのしおやき
小松菜とうすあげの煮浸し
海老焼売
こんにゃくと牛蒡の炒り煮


と、こんな感じで作ってます。

野菜、わかめ、さわらなどはパルシステムです。パルの野菜と魚は良いですよ。

*blogデザインの背景を以前撮影したフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂にしてみました。
しかし画像が重いかも。改善するか元に戻すか...。


中世英語版 薔薇物語
ジェフリー チョーサー
南雲堂フェニックス
2001-06

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森アーツセンターでのラファエル前派展。

数年前にbunkamuraで開催されたミレイ展の時に来日したオフィーリアも展示。以前観たときよりも<タチアナ>が色鮮やかに感じた。

なぜか今回、一番惹かれたのは、<シェイクスピアの部屋>と<チャタートン>でした。
次いで、バーンジョーンズ。

バーン・ジョーンズは不思議な画家だと思う。
個人的な見解だが、人物はマニエリスム、聖堂などの背景にはマンテーニャ的なものを感じる。そしてラファエル前派というよりは象徴主義。

シェイクスピアの部屋は、どこかハンマースホイの作品を思わせる。

チャタートンもまたラファエル前派以前の作品なのだが、むしろ象徴主義に近い部分もある。
17歳で死んだ詩人を描いているのだが、明るい窓の外は当時の町並み・風景をきっと映し出している。窓辺にあるあまり手入れされていない薔薇の花(一輪)、片方脱げた靴、うっすらと煙が残っているような燃え尽きた燭台等が見える。

それから、もう一つはチョーサーの『薔薇物語』を主題にした水彩。
薔薇のモチーフが記号化されて構成されている。
ラファエル前派は文字通り、アカデミーの規範とされてきたラファエロ的な絵画に対して、中世・ゴシックなどの再評価的な動きだったが、もう一つはアーツ&クラフトに観られるような東方的美とモチーフ、パターンといった美術のデザイン化があると考えられるのだが、薔薇物語にはそれが感じられた。

ミレイのオフィーリアがある展示室には、モリスの絵画も展示してあった。




ラファエル前派―ヴィクトリア時代の幻視者たち (「知の再発見」双書)ラファエル前派―ヴィクトリア時代の幻視者たち (「知の再発見」双書) [単行本]
ローランス デ・カール
創元社
2001-03



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隣ではアンディ・ウォホール展。

ブリティッシュカウンシルより


英国関連美術展情報

2014年は、「プライベート・ユートピア ここだけの場所」をはじめ、英国の美術を紹介する展覧会が目白押し。ここではその一部をピックアップしてご紹介します。皆様もぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?


テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢
【会期】 2014年1月25日(土)〜4月6日(日) 
【会場】
森アーツセンターギャラリー

ザ・ビューティフル ―  英国の唯美主義 1860-1900
【会期】 2014年1月30日(木)〜5月6日(火・祝)
【会場】
三菱一号館美術館

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英国の唯美主義展(ART FOR ART'S SAKE)
観に行ってきました。
アルバート・ムーアの<< 真夏 >>(1887年) 196.1×189.6cmは必見です。
Albert Moore Midsummer

V&A美術館所蔵作品中心にラッセル・コート美術館、テイト等から140点展示。


ルネサンス以前という意味では、絵画ではフラ・アンジェリコなどが挙げられる。
ラファエル前派はゴシック再評価を行ったのだが、ゴシック再評価という点ではややその意義は薄い。
どちらかといえば、ギリシア・ローマ以前のケルティックおよび北方の再評価に見えるし、そこに東方文化、ビザンツの美術再評価などがあると思われる。バーン・ジョーンズはどこかマザッチオの世界を踏襲しているし、マニエリスムの影響が強く、主題はギリシア・ローマを踏襲しているからどちらかといえば象徴主義なのだと思う。



明暗 (岩波文芸書初版本復刻シリーズ)
明暗 (岩波文芸書初版本復刻シリーズ) [単行本]


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社会学研究会の前に、夏目漱石に関連する絵画および作品を集めた展示(東京藝術大学美術館)に立ち寄りました。開催前から気になっていたものの、脚を運ぶ機会がなかなかなく、諦めていましたが、立ち寄れてよかったと思います。

漱石の原稿は初めてみました。デスマスク、漱石が描いた絵画等。
生涯に一つでも納得のいく絵画作品が描けたらよい、という手紙の言葉。

英国留学中に、同時代の絵画芸術を視て吸収しているところに感嘆する。
たとえば、意外ともともと調べていたものを確認する、という観点では同時代のものを吸収することはできない。象徴主義、ラファエル前派、また書籍とデザイン(アーツ&クラフツ)などを取り入れてこの時代はよく再現していたとあらためて感じた。しかも模倣で終わってはいない。

写真は私が10代後半の時に手に入れた、復刻版の「心」。
岩波で装丁復刻版が出ていた。


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漱石は絵画を作品に取り入れていた。小説上に出てくる虞美人草の屏風を再現した作品があったが、完成度が高ければこうした試みも面白いと思った。
しかし本物の酒井抱一の屏風は実に素晴らしかった。
酒井抱一をみると、バロックやグロテスク模様を日本画に取り入れたようなモダンさがある。
写実性との距離は、描く主体(抱一)の在り方が垣間見えるように思う。
草花を描いているのに、それに留まらない。


展示に行く目的は、ウォーターハウス、ミレイの絵画が出品されていることだったので、こちらも観られてよかった。ビアズリーのアーサー王も久々に書物の状態で観た。
今後もラファエル前派の絵画展は開かれていくことと思うが、ウォーターハウスはぜひ数年前のミレイ展ほどの規模で開かれてほしいと思う。

ウォーターハウスの「マーメイド」の絵画に添えられた解説はやや疑問が残った。
ある類似点があっても、それを間違いないと言い切ることはできないだろう。
文学解釈の上でも、美術解釈の上でも、類似による推測はあくまで推測であって、観るものの願望・予測しか根拠がないような批評はあまり望ましくないのではないか。
語るべきことは双方に多大にあるのに、「私にはこう思える、間違いない」というのは何も見ていないし、何も読み解いたことにはならない。わざわざ書いているのは、こうして文学との接点で展示が開かれるのは、歓迎なのだが、根拠のない私的感慨を連ねたものが「解説」になってしまう、こうしたスタイルが助長されるのは、画家にとっても作家にとっても読者にとっても、鑑賞者にとっても良いことがないからである。

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現在は建築物保存のため公開されていない奏楽堂。
空き時間は1時間半程度だったので、正直なところ展示に立ち寄れるかどうか?と思ったし、すべてをじっくり見られたわけではないのですが、やはりリーフレット等を見て、「観たつもり、知った作品のつもり」でいるのは間違いで、脚を運ばねばわからないこと、感じないことが多いと思った次第です。

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初の回顧展が開催されるということで今年、ロベール展と共に期待していた展示のひとつ、といいますか私の中では絶対に見逃せない展示でした。端的にいうならば、ミレイ展よりも見応えがあり、庭園美カラヴァッジョ展を思いださせる展示室と作品の相乗効果もあり集中して、そして落ち着いて作品に対峙できる企画展。あまりにわたしにとっては興味深い作品ばかりで、予定していた時間ではみきれずもう一度いかなくては、と思うほど。

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開催されて間もないころにタイアップランチをカフェレストランで頂きました。
ここも天上が高く。
ハートランドビールの生ビールが600円で飲めることに感激(おすすめ)

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ビザンツ、中世〜マニエリスム、そしてタピストリーやフランドル的影響とアプレイウスからチョーサー、またジャポニズムの影響も観られる。本当はあと二回はいきたい展示なので手短にいうなら、ピグマリオンの連作、運命の輪、フローラ、いばら姫、マギの礼拝からウォルター・クレイン、当然にモリスとモリス商会との仕事は素晴らしいし色彩も美しい。ラファエル前派ではやはりバーン・ジョーンズとイヴリンが好きです。


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帰宅後。
図録を見ていてやはりマニエリスム、ヴェネツィアでの模写経験、そして古典研究に基づき、動物や鳥(フィンチ)のスケッチの丁寧さ、建築物や日の光、静物の質感・・・アレゴリーと、イギリスの草花を精密に描いた部分、表情・・・とどれも何度も視たくなるほどです。タピストリーも同様。ほんの100年前、功利主義と別の立場を貫いた彼らは、やはり私にとっては重要な美、生成を越えた活動だったと思うのです。

グッズはTシャツやクリアファイル、一筆箋が素敵なデザインで、こちらもゆっくり時間をかけたくなります。
イブリン・ド・モーガンやウォルター・クレインらの回顧展ももっと開催してほしいものです。

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みなみさんから、白いお花を頂きました。神戸から送ってくださった・・・・
白く耀くことをテキレキといいますがそのとおり。

お花だけをデジカメでとったのでそれのほうがお花のきれいさはわかると思うのです
タイミングをみて付け加えたい。

(渋沢さんが「フローラ逍遥」で書いている。パソコンではすぐに変換できない。
携帯はさらにひどい語彙と変換機能だが、もし手書きいぜんに携帯でかくものが文章だとおもうようになったら、日本語の表現はひどく衰退するように思う・・・


本当に感謝です
にこさんに供えるお花がばらから、紫陽花、アナベル、アイビー、ゼラニウムなどにかわってきたところに
白いお花を神戸から送っていただきました。

にこさんとグロットさんがなくなって、二人で京都の髄心院に写仏にいき、下にちょっと映っているのは私が書いてきた文殊菩薩です。

バーンジョーンズ展ももう始まったのですよね、まったく予測不可能なことが多くて時間についていけていません。
時宣的な判断でちょっと個人的近況は割愛いたしますが、
私の近況はとりあえず右手麻痺(もう一か月もまえのけがですが;)緩和の薬をだしてもらいました。

そんななか、片手で文書をつくったり、生活雑務をしたりと右の負担が左にいくようです。



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スタージュエーリーは刻印してもらえるので中世ゴシック体でにこさんと私の名前をいれてもらいました。

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ローラのデルフィニウムのカーテン(ローマン・シェード)。
窓辺のニッチににこさんはいます。
このときは小花をいけて、中井さんの絵を。


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まだ寒い時期には白いはなと少し明るくなる花を選んでいけてました。
庭の花がさいたら、庭の花とグリーンへ・・・

いま現在は古賀さんの絵はやはりこの二階の定位置に、中井さんはダイニング側に飾っています。
わりと移動もしますが、動かすことも多いです。



フローラ逍遥フローラ逍遥
著者:澁澤 龍彦
販売元:平凡社
(1987-05)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


ドキュマン (ジョルジュ・バタイユ著作集)ドキュマン (ジョルジュ・バタイユ著作集)
著者:ジョルジュ・バタイユ
販売元:二見書房
(1974-08-10)
販売元:Amazon.co.jp
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にこさんと暮らし始めたときによく読んでいた。

シーシュポスの神話 (新潮文庫)シーシュポスの神話 (新潮文庫)
著者:カミュ
販売元:新潮社
(1969-07)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

にこさんをおるすばんさせるときには、vervtsの sunday mornigをかけて育てましたっけ。
ちなみに娘のときは、ダニエル・コビアルカ →コーネリアス manics ALTAN その他もろもろ、音楽はとにかくかけてましたね。

それから更新すると、メールやメッセージをいただくことが多いのですが、私はあまり自分のことに関してネガティブ情報をのせても仕方ないとおもっており、かといって日数があくと調子はいかがでしょうというメールをいただくことがおおいのですが、メール自体が指先をつかうことでもあり、返信できる時間も限られていまして、こういう諸事情を理解いただいてるかたは葉書やお手紙をいただくのでレスポンスも考慮時間があるのですが、メール自体が迷惑だった?とかひとことでは表せないような状況を文にするのも・・・書く(表象)されないところに生活があるわけなので、返信などはお待ちいただけると幸いです。

しかしさすがにできればバーン・ジョーンズ展にはいかなければ・・・・

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年末の東武インテリアコーナーで洋書セールになっていて、もちろん購入してきました。


(ロベール展にはいけなかった・・・久々の痛手です)




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図書館に資料を取り寄せリクエストし、その期限もあって、終了日の7月14日に目黒区美術館に立ち寄りました。ramaramaのyukiさんに教えていただいたのですが、この展示は横須賀美術館の巡回展だそうです。横須賀にはなかなかいけないので、膝の痛みや体調はあまりよくなかったのですが、・・・むしろそれゆえに、最終日に観に行くことができて良かったと思っています。
モリス商会のステンドグラスは、ファブリックのデザインやタイルのデザインもモリスデザインが細かく反映されていて、色彩も、モリス特有の自然界にある色彩がステンドグラスにも使われていました。
大理石の質感も表現されていました。

*このブログにのせている画像はすべて私自身が購入した図録からのものです。

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ミレイの「目覚め」ーー「眠り」と対の作品とのこと。(図録より)
表情といい、ファブリックの質感といい、詩的な表現といいしばし作品の前で立ち尽くしてしまいます。



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ステンド・グラスのための、バーンジョーンズの天使。カタリナの復讐をする天使。
ラフェル全派では、ゴシック美術のときのように天使が女性的ではなく本来的な意味合い、すなわち、秘密を告げるもの、中間的なもの、人間と神的なものの中間として描かれているので、それも好きな理由です。


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思っていたよりも大きなタピストリー。
「マギの礼拝」を主題にしながら、植物の描写、色彩も美しい。タピストリーの間(ヴァチカン)などでは古い作品を多くみられるが、19世紀のラファエル前派のものは精緻かつとても新しく輝いてみえる。


ウォルター・クレインの作品も多くみられてよかった。
アーツ&クラフツ運動では、芸術のための芸術というモットーと、実践的手仕事、労働の賛歌、自由(リバティ)、パリコミューンを記念した作品など、そのテーマは複雑かつ、いかに人間が人間らしく、智と技術を受容したコミュニティとして生きられるかということが模索され、目にみえる作品となったのが特徴だと思っている。

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ウォルター・クレイン <<自由>> リバティ 


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同じくウォルター・クレイン。
芸術、音楽、彫刻などの学芸と人間の五感すべてを盛り込んでいる。古代ギリシア・ローマ風の中に、アジアの磁器も描かれている。祈りの対象は「美」を具現化したもの。



そして何よりも、以前から見たかったウォーター・ハウスとイヴリン・ド・モーガンの作品が見られて、しばし失われていた何かを取り戻したような気持ちになった。
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特に、イブリン・ド・モーガンの「フローラ」が観られたことは私にとってはとても重要なことでした。
画家の叔父がフィレンツェにいたために、ボッティチェリ(アレッサンドロ・フィリペピ)の影響を彼女なりに受容し、油彩として描いている「フローラ」。

「ウィリアム・ド・モーガン展」(パナソニック美術館)で、一時イブリンの作品が出品されるといわれながら結局見られなかったので、今回は会場に来るまでウォーターハウスやイブリンの作品があるとは知らなかったのだけども、見ることができて良かった。各国や個人蔵の作品も多かったので基調な機会だった。図録の印刷も実際の作品に近かった。いつか、イブリン・ド・モーガンの作品「死の天使」がみられるとよいと思っています。

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フィレンツェ絵画のように、野の花がたくさん描かれている。
再生と春(プリマヴェーラ)をイヴリンなりに花の女神フローラ(フィレンツェ・フローレンスは花の女神フローラから取られた名前)として描いている。

そのほかに、モリスがデザインした中世のチョーサー体で出版した書籍(350部印刷)なども見られてよかった。
(私はやはり出版と制作、デザインと生活ということを考えてしまうため)

またモリスは、人が大学を出るともう何も学ばないということを当たり前と思って生きていることに常々疑問を感じていて、それを実践していた人だと思う。その点も、デザインとともに興味深いところでもあります。

大量生産と大量消費、大量廃棄、ほんとうの豊かさが何か、こうした問題は今も根深く透明になっている。

そしてそれを感性主義でも理論だけでもなく取り組み、目に見える作品として残してくれたことが重要だとアーツ&クラフツ運動に関して私が思っていることでもあるのです。
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目黒区美術館は初めて行きましたがなかなか落ち着いて作品をみることができました。
ただ、膝と腰を痛めている私としてはちょっと?やはり無理した感はあります。
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(コーネリアス・リスナーの私はなぜか目黒川周辺をあるいているときある原風景の中にいる感になります)

電車で移動し、5冊資料と文献をうけとり、外は暑い(といっても私は冷え性なので夏はつらくはないのです)ですが図書館の裏の木陰でレーヴィの短編「天使の蝶」と「パイドロス」を読みました。

それに関してはまた別の機会に書きたいと思います。

続きを読む

ミレイ展、ジヨット展につづき期待している展覧会はウィリアムモリスの展示があるアーツ&クラフツ展とサンドロ・ボッティチエリの作品が見られるらしい丸紅コレクション展。ウィリアムモリスの展示会は来春1月から都美術で行われる模様。

ラファエル前派のダンテ・ガブリエル・ロセッティらとの接点があるモリスは産業革命の反動ともいうべきモリス商会を設立。大量生産、機械生産が世情だった英国で、生活を芸術とするためにアーツ&クラフト運動を行った。
インテリアやテキスタイル、家具が好きな方ならおなじみだと思うが、モリスの壁紙やパターンは自然のモチーフである草花や植物をベースに文様化してある。その色彩は自然界にある色を使っている。パターンは自然であるが幾何学的な規則性もあり、細密とディフォルメのバランスが良いためかモダン、クラシック両方の空間にマッチする。


英国では極端な機械論や効率化の構築的な部分も強い一方で、それらの価値を問い直し、中世や前近代的な伝統や価値を復活させ受け継ごうとする意思が素晴らしいと思う。ベアトリス・ポターなどもそうだが、培ってきた技術や美はつよい意思と実践で守らなければ失われてしまう。そういったものはとても美しい。

自宅でもモリスの壁紙を使っている。インテリア小物もモリスの製品をいくつか使っているがあきがこない。会場で売られるグッズで文具や額絵やティタオル(アイリッシュ風なリネンなどの)があればぜひ買いたい、スカーフやティッシュケースなどもあると良いと期待・・・しているのは、モリス展のチラシ・フライヤーが大変デザインが良いためでもあります。そのチラシをみると家具なども出展されるようなので期待している。
変形版で印刷の色も映え美しい。

ところで、モリスは、マルキストかつ、プロレタリアート思想を支持しながら、中世の価値を認め、インテリア製品や美しい書籍(本とは機能だけではない。フィレンツェの写本を例に出すまでもなく、それ自体が特別なものなのだから)を作り出した。重要なのは、モリスがプロレタリアートの解放のために生活と芸術を一致させようという意思をもっていたこと。

大量消費や個人消費が飽和状態にまでなっている現代(私化現象)だが、モリスが行っていたことは今と同じことがいえるのではないだろうか。つまり質を追求すること。しかもそれは、単なる富裕層のためや「売り上げという数字」を目指すものではない。

優れたアートは思想を実践させる。アートは感性だけで生み出せるものでもなく、技術だけでもなく、思想、その人の考えや思いを実践の形として見せてくれる。「時代を超えているもの」「普遍的なデザイン」というのはそういうものであり、同時に時代をも反映するのだと感じる。

モリスやモリス商会については『ウィリアムモリスの全仕事』が詳しく、彼らが何を大切にしていたかがよく解ると思いますので、ぜひ展示に行かれたら図書館などで読んでみて欲しいです。

図説|ウィリアム・モリス―ヴィクトリア朝を越えた巨人 (ふくろうの本) (ふくろうの本)
図説|ウィリアム・モリス―ヴィクトリア朝を越えた巨人 (ふくろうの本) (ふくろうの本)
ウィリアム・モリス 2009年カレンダー
ウィリアム・モリス 2009年カレンダー
ウィリアム・モリス―ラディカル・デザインの思想 (中公文庫)


UK-Japan 2008 WEBサイトに記事掲載!
追記
自宅(ヴァニティ/洗面室)に使用したモリスの壁紙についてはカテゴリから記事写真が見られます。同じものが舞浜イクスピアリのガーデンサイトから2階に上がる階段でも使われていますね。