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撮影可能コーナーより。
前述のように帰国中のゆきさんと御一緒しました。23日まで開催でしたが26日まで開催になり、ハプスブルグ展との相互割引もしていました。(今回はいけていませんが、青山のカフェラントマンとも)リヒテンシュタイン展は以前も行ったことがあります。絵画は小作品が多めながら、細密画の要素もあり肖像画、風景画とも見ごたえがありました。(細密画作品はルーペを持参されている型も多数)クラーナハの「イサクの犠牲」は、たまにみかける主題よりも全面で祈る人のほうが構図が大きい。おそらく注文主が主題よりも全面にでてくるのは、マザッチョの「聖三位一体」以来の傾向である。(フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂にある。ここはルネサンス美術好きだったら必ず訪れる(べき)場所)
神話画・歴史画のセクションも豊富だった。
ロッソフィオレンティーノに基づく「リュートを弾くクピド」も硬陶磁器の絵付ながらとてもよく出来ていて、しかもレプリカとしてブックショップにあったので購入しました...

風景画はロイスダールとヴァルトミュラーの作品が良かった。

ハプスブルグ展でもロイスダールは出品されているが、ここでも展示されている。
ロイスダールの画風から、のちにカスパー・ダヴィッド・フリードリヒ、それにルネサンス古代憧憬+歴史画の要素を加えたのがフリードリヒ・シンケルなのではないだろうか?(「ベルリン国立博物館特別展の時にまとめて作品を観る機会があった)
文献で調べてはいないのだが、絵画の影響というのは前の時代の規範を受け入れて新しい表現が加味される傾向がある。もうすこし時代が下ると、サロン・アカデミーに対抗して違う芸術論が生まれたりもするが、短時間にこれらの作品をみて感じたところだった。

絵皿でみられた「都市景観画」もローマ以降の影響でしばしば観られると思う。
カナレットなどもヴェドータ VEDUTA を描いており、その影響がベルナルド・ベロット原案の硬質磁器でもその影響がみられる。


花の植物画はもとの静物画の要素はほとんどなくなり、ヴァニタスの要素よりも博物誌のボタニカルアート、また東洋のモチーフや磁器(景徳鎮)などのセクションのあとのためか、東洋的な花鳥画の要素が鍬っており、細密画としての要素もみられる。(ヴァニタスの要素が無くなるのは、購入する層の変化とビーダ―マイヤーの生活様式の影響であろう。ビーダ―マイヤー時代は、小市民的で私生活中心主義として後に歴史文化では問題になる傾向なのだが、それを差し置いても作品の質はとても高い)
このエリアは撮影可能になっていたので、写真を追加します。

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極楽鳥花、デルフィニウムと交易時代を感じる。
どの花かわかるような博物 植物画の要素がある。生きた鳥を合わせているのも特徴。


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