https://www.universal-music.co.jp/beck/




02. Uneventful Days
03. Saw Lightning





ベックの新譜を発売日の11月22日に購入して早速その日の昼から聞きました。
colors　は色彩的な意味もあるけれども、多種多様性、自由、そういった現代的な閉塞的社会に対するポップであり、今この2017年のアルバムを聴いてもやはり良盤だと思う。（いうまでもなく、白人至上主義であったり、メキシコとの境界の壁を欲する情勢、孤立する自由への浸食などが念頭にあるに違いない。それにもまして、楽曲自体がエンターメントとしても成立っているし、演奏するメンバーとのライブも本当に素晴らしかった。今もよく聞いています）

本作はcolorsからの延長であり、昇華である。Uneventful Daysは日常を歌いつつ、ありふれた日常から離陸するための、先の地平を意識しはじめる曲だ。

そして光の方へ...Saw Lightninはその原動力として前へ前へと推進するグルーヴ。

Beckならではのギターにこのグルーヴ感がマッチする。

colorsの　Seventh　Heven　で観られた世界観は、07. Hyperspace
08. Stratosphere　で更に地上をもっというと、球体である地球（とそこにすむ人々、物事、自然、スフィア的なもの）を俯瞰するような観照の視点。それでもそれは冷たいものではなく、見下ろすものではない。そこからライトニング〜が薄明りだったように、再び地上のダークな場所に降り立ってくるのだ。
05. Chemical

衛星軌道上で慣性でゆっくり進むかのような曲調。

2回、３回と主に移動中に歌詞も見ながら聴いたのだが、このあたりがとても良い。
というよりももちろんシングルとしてもいいのだが、前述のようにこのアルバム全体が地上と日常から始まり、時間と空間、他に存在する人々(リスナー）、また当然Beckの過去も振り返るような一周的なアルバム。（Uneventful Days　で過去のPVに使用した衣裳デザインが登場するのも意図があるのだろうか）だからこそアルバムで全曲を通して伝わるものがある。

シンセサイザーの使い方も、レトロなアプローチなようで、現在の音だ。
それでいて、ノスタルジックなところもある。

ボーナストラックは、おそらく初来日でみせてくれたようなギター、ブルーグラス、パーカッションを全部ひとりでこなすBeckのプレイによるフリースタイル版ではないだろうか？

colorsもそうだが、今作は一見ライトなラブソングにみえそうな語のchoiceをしつつも、書かれていることはそこに留まらない。

、07. Hyperspace
08. Stratosphere　

は上昇ー派出というネオプラトニズムと外側へ向けて精神を開いて認知を広げていくヘルメス主義的な世界観に近いものがある。（Radioheadが90年代にグノーシス主義的にピラミッドソング、everythg　lrightplaceを書いたのと、似て非なる外へ外的な光（認識）とともにあろうとするようなアルバムなのだ、と感じた。

推進性や上昇感覚もありつつ、テンポは比較的安定しているので、移動中に聞くといいと思う。








05. Chemical

07. Hyperspace
08. Stratosphere
09. Dark Places

最初に聞いてすごく好きになったのはこの曲。


12. Saw Lightning (Freestyle)　※日本盤＆海外デラックス盤ボーナス・トラック



ぜひライブでも聞きたい曲たち。



https://tower.jp/article/news/2019/10/17/tg013










ハイパースペース
ハイパースペース [CD]
ベック
ユニバーサル ミュージック
2019-11-22



Hyperspace
Hyperspace [CD]
Beck
Caroline
2019-11-22



Hyperspace [12 inch Analog]
Hyperspace [12 inch Analog] [LP Record]
Beck
Caroline
2019-11-22



COLORS [LP] (TRANSPARENT YELLOW COLORED VINYL) [Analog]
COLORS [LP] (TRANSPARENT YELLOW COLORED VINYL) [Analog] [LP Record]
BECK
CAPITOL RECORDS
2017-10-13



ジェリー・フィッシュのジェイソンらも参加しているAmazon（と公式BECK）でリリースされたプリンスのカヴァー含むセッション。






























 














来日公演の記事は2017年10月のアーカイヴにあります。






https://www.facebook.com/kcrw/videos/2475328819350058/



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【輸入盤】ハイパースペース [ BECK ]
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