朝日カルチャーの納富先生に講座へ。
実は伝プラトンを扱う上巻の回から受講しようと思っていたのですが受けられず、10月も行けず今回やっと参加してきました。

3月の勉教会でも御一緒したTさんもいらしていました。

DLのこの著作をめぐってはばらばらだったこのギリシアの哲学者(イオニア学派とイタリア学派 *七賢人は除く)を系譜的にまとめてみようという試みであったように思う。
しばしば問題点もあり、例えば天文学の業績が多い哲学者ではそのことはあまり触れられていないとか。

個別の感想とは別の単なる思われだが、DLの哲学者列伝はチャートとして今まで系統や関係性が不明瞭だったものを一端整理しつつも「ギリシアの知 哲学」の範疇でまとめられることを意図した書物なのかもしれない。思想や哲学、主張に加えて人となりや逸話が盛り込まれている。ロゴスは不死だが、ロゴスを発する人間は有限なのであって、その有限な人間としての面を除いた純粋な哲学を示すというよりは、哲学に携わり、人々と論じあい、時には書き残した(書くということを二次的なものとみなしていた時代は長いのだ)・・・そんな人の生にも焦点となるのも興味深い。(※単なる憶測だが、後にヴァザーリの芸術家列伝が描かれるが、これはDLのようなものに仕上げ、dlをモデルにしていると私は思っている。)

フィロソフィア、思想の系譜ということもあり、自然学系の哲学者がやや切り取られていることかもしれない。仁日の日本では不幸にも理系文系などと学ぶ分野がまったく別ものと思われている節があるが、実際にはそうではないのだ....。数学、天文学、音楽、修辞...等。本来は、倫理、自然界、自然科学、弁論、包括的だったはずの哲学(フィロソフィア 知的営み)が分岐しているのもかもしれない。しかし科学史を同時に学ぶようなことは今日の教育にはあまりのこっていない。 科学史と倫理学(倫理政経は高1で通常ならば履修する)は高校生でも学ぶべきだとおもうのだが。       
       
倫理と自然への問い、化学的真実の問い、正しい言語表現。
外と内なる在り方を問と探究することは何ら矛盾しない。

資料を提示して下さったので「2007年 フィロロギカ の注釈」(納富信留先生)も受講者に配布資料としていただくことができたので、それも再読しよう。また前回体調不良で休んでしまった箇所も、読み直してみよう。
今自分がやっていることのヒントもあり、講義後もちょっとだけ質問させていただきました。

講座中もフロア受講者との質問応答は自然に行われていますが、終了後もさまざまはお話しを聞けたのもよかった。実は夕方ごろ調子わるく....だったのですが精神的に活力を得て帰途につきました。

自分も頑張ろう....



哲学の誕生 

をめぐる読者合評会をぜひまた岩波新書のときと同じようにできればいいと思っている昨近です。





ギリシア哲学者列伝〈中〉 (岩波文庫) [文庫]
ディオゲネス・ラエルティオス
岩波書店
1989-09-18



ギリシア哲学者列伝 上 (岩波文庫 青 663-1)





ギリシア哲学者列伝〈下〉 (岩波文庫)








ディオゲネス ラエルティオス
岩波書店
1994-07-18


まずレジュメ、会作らねばねですね....



  
https://www.gov.uk/government/world/japan.ja

Taste of Britain
https://www.facebook.com/oishii.igirisu
    


微妙な時代に突入する前1-2-世紀、
この時代の動きを考察することは、真、偽、その結論を多くの場合支持してしまうという流れに対して、水脈として復活して生き残る
過去の話にとどまらず。

集まったみなさんのコメントを聞いて先生の生の声がきけて良かった。
私はそこからある程度、今の時点でなにかを言えないけませんね.....




1.2017-11-01紅茶の日 2017 アフタヌーンティーafternoon-tea
2.2017-10-28Cornelius : コーネリアス studio coast 2Days (於:新木場 スタジオコースト)
3.2017-03-02インターコンチネンタル バリ Intercontinental Bali 滞在記(1) クラブ インターコンチネンタル Club intercontinental クラブルーム
4.2017-11-04中林忠良 銅版画家展 ”腐蝕の海 / 地より光へ” (於:川越市立美術館 kawagoe city museum))
5.2017-10-31On Tyranny-似て非なるもの ”愛国者(パトリオット)とナショナリスト”の違い 『暴政』


    ブログランキング・にほんブログ村へ