image

<竜を退治する聖ゲオルギウス>

ゲオルギウス=ジョージ、ゲオルギウ、ゲオルグと各地各言語各国で呼び方は違いますが、たくさんの主題となる<聖ゲオルギウス>(国立西洋美術館)http://www.nmwa.go.jp/jp/

以前は撮影禁止だったと思うのですが、世界遺産に登録された関係か西美の常設展の作品のほとんどが撮影可能(フラッシュ禁止)になっていました。詳細は、展示室・ギャラリーで学芸員の方や係りの方にお確かめください。禁止のものもありますので。

image


寄進者の描かれ方で、中世からフィレンツェルネサンスの変容も観られるなど、主題は同じであっても時代によってこそ違い、画家の特性、またパトロネージの背景も分かるのが宗教絵画の興味深いところです。
アダムの死がMemento Moriの題材になることが多いですが(例:フィレンツェ サンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂のブルネレスキのフレスコ画)この作品では聖母の死が寄進者とともに描かれています。寄進者が聖人たちとほぼ同等の大きさで描かれるのはフィレンツェルネサンスの特徴でもあります。
(さらに、ボッティチェリ時代になると集団肖像画の体裁をとったり、画家が自画像を描きこんだりもします)

image

国立西洋美術館の常設でいつも観るのはこのヴァニタスです。
実に透明なガラス器具、書物、懐中時計、マーブル紙の質感、布の質感、真鍮の質感、見事な作品。
そしてすべては、いずれ形あるものは消滅する、ヴァニタスもまた、Memento mori のヴァリエーションでもあり、時間をあらわす時計、死すべき人間が最後の姿となる髑髏と...行くたびにじっくり見てしまう作品。

image

ユベール・ロベール Hubert Robert
1732年 - 1808年
モンテ・カヴァッロの巨像と聖堂の見える空想のローマ景観/
マルクス・アウレリウス騎馬像、トラヤヌス記念柱、神殿の見える空想のローマ景観

1786年



5月の記事一覧2位から9位まで

英国アンバサダーアワード 2017 (於:駐日英国大使館)

アスパラガス、オランデーズソース、ライラック クロックマダム

TRESURE 大英自然史博物館展(2)プリニウス「博物誌」ウォーターハウスのデザイン素描とテラコッタライオン像 (於:国立科学博物館 上野)

薔薇:ウィンチェスター・カテドラル 睡蓮 ライラック 

ばら ”ニュー・ドーン” / Hennessy、ジンジャーエール、紅茶を使ったミキシング・レシピ

薔薇 ウィンチェスター カテドラル Winchester cathedrale 5月記事一覧


ブログランキング・にほんブログ村へ

現在、当blogは登録カテゴリーを美術に入れていないのですが、バナー作成しました。
公開利用可能状態ですので、美術館・ART関係blogリンクに宜しければお使い下さい。