<瑠璃色の刻> 赤坂ACTシアター公演初日、行って参りました。この公演
は大変なチケット難でして御一緒するはずの方と自分も最初チケットが確保できないことがわかり落胆していたのですが、なんとか初日は見届けたくて一人で行って参りました。月組公演に興味をもってリピート希望いただいたのに御一緒できなかった方には申し訳ない限りですが、見届けて来ました。

まだ初日ですから、あらすじや核心には触れず、雰囲気や舞台装置、衣裳について等々。


美弥るりかさん(美弥ちゃん)単独初主演ということで(前回のW主演は「KINGDOM」、バウ時代も87期88期89期はとにかく激戦の演者さんばかりだったのですよ、今と若干状況は異なる)、舞台はフランス大革命前のフランスです。

オープニングの群舞かっこいいです。目につく方が前列三名...ほかにもいらっしゃいますが、そこから美弥さんが出てきます。サンジェルマン伯爵の衣装は、どれも美しいですし、歩き方がもう...宮邸服の着こなし、フランス特有のキュロットの長さでデザインのポイントが決まりますが、ジャストなバランスかつ。跪くときの姿勢もパーフェクトです。ほんとうに形でその人の端正さ、優美さが出るのが凄い。(とはいえ美弥さんは現代的な役やナチュラルな役もできるんですよね。) 

螺旋階段のようなセットは、以前、日生劇場で観た、「十二夜」音月桂ちゃんが二役演じた時のセット以来の凄さです。
その階段も回転しながら美弥ちゃんが登りつつ、ラピスラズリの唄を歌う場面が素晴らしいです。


貴婦人たちの中では、晴音アキさん(たぶんグリーンのドレス)が似合っていました。

ブリドリnextで、蓮つかささんが、系統として明日海さんや月船さん系な気がする、それっぽいメイクにしていけばいいのかな、と思って書いてましたが、今回のメイクや表情をみて確信しました。衣装や場面が変わるときに探しますが、探すまでもなく目につきます。雰囲気がたとえば、月・スカピンのアルマン(みりおさんver)的といいましょうか。
それから他にも気になるかたがいましたが、これはあと数回見る中で。ネッケル登場する際の後ろにいたペールブルーの宮廷服着てる方や、フィナーレ群舞でちょっとオレンジっぽい髪色の方もダンス上手かったと思います。(後列)
それから、サンジェルマンの影の群舞では、貴澄さんがやはり上手い....

原田さん特有の、銃(長い)を持ったダンス(よく宙組でみるあれです)もありますが、ダイナミックです。センターが宇月さんのときに映えます。 ここの月城さんは見どころかなと。月城さんは、最初見たのは早霧さんのブリドリnextでした。私は雪は音月さん、早霧さん、未涼さん時代を一番見ていて。月城さんはお芝居的にはえりたん的なところを受け継いでるのかもしれません、えりたん特有の抜け感みたいな、月城さんならではのものが月で得られていけばいいですね...ソロ曲は素敵でした。  

海ちゃんのバレエシーン、シルフィードっぽい感じでして、アントルラッセ綺麗でした。イタリアンフェッテをいれてきたのは挑戦ですね。ワルツのステップもきれいではあるのであとは音楽に合わせて、音の豊さに合わせる感じで表現するといいかも。アティチュードはもう少し高いほうがきれいかと思います。 スチール、後半の青いドレスか始めに舞踏アカデミーに入ったあとでてくる時の衣装がよかった..


美弥ちゃんの二幕冒頭のバレエは、曲にあっていて...形を音のぎりぎりまで残像が残るような情緒、シェネからのパの連続など、ただ踊るというのではなく、魅せる部分のために回転やシェネなどが高速でぶれず、とても美しいです。 
DVDになれば細部まで見られるかと思うと。嬉しい限り!!

階段のセットも凄いですし、演出も...いろいろあり、ストーリー的な疑問もあるといえばありますが、また観られるのでコアな部分はまた違う回で。

カーテンコール、3回?4回?ラストは総立ちでスタンディングオベーションでした。
フィナーレ振り付けを良知さんが担当されたそうですが、特に男役群舞がかっこよいので、踊れる組でまたフィナーレ担当、フィナーレ男役群舞担当(ショー)してもらいたいなあと思いました。






「赤坂を瑠璃色に染め上げていきたと思います」

小道具使いや肖像画も良いです。
サンジェルマン伯の蔵書から知識を得るシモン。
さまざまなモチーフ、小テーマがあると思いました。

星は☆にしてますが、4.3以上くらいです。
舞台写真、サンジェルマン伯の衣装はすべて撮ってほしいです....キャトルでは19日から?発売ですが、会場先行で赤坂初日から販売されてます。

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"ミュージカル 『瑠璃色の刻(とき)』
作・演出/原田 諒
ヨーロッパ史に今も多くの謎を残すサン・ジェルマン伯爵。ある者は彼を不老不死の超人といい、またある者は稀代の魔術師だという。時空を超えて生きる錬金術師であり、比類なき予言者、そして正体不明の山師──。
ふとした事から謎多きその伯爵になりすました男は、瞬く間に時代の寵児となり、いつしか宮廷での立場は大きなものになっていく。しかし、やがて押し寄せる革命の渦に巻き込まれ…。18世紀フランスを舞台に、「サン・ジェルマン伯爵」として虚飾に生きた一人の男の数奇な生き様をドラマティックに描くミュージカル。"

http://www.sankei.com/entertainments/news/170513/ent1705130007-n1.html 
美弥るりか「瑠璃色の刻」 「2つの自分」役に重ね


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