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JOHA(日本オーラルヒストリー学会)の役員様からのお知らせで、第二次世界大戦中に日本軍の捕虜となった方とそのご家族が来日され、直接お話をお聞きするという会に出席させていただきました。
今回で6度目とのことですが初めて知ることが多く、あらためて、オーラルヒストリー、あるいは個人的経験をお聞きするという相互の経験からの質的調査の重要性を考えた次第です。

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このブログでもシンガポール チャンギ空港の記事を書いたことがありますが、3名来日された元捕虜のかたPWOはまさにシンガポール、兵庫等で終戦後も強制労働や肉体的、精神的な苦痛を味わい、そして帰国されてからも、その記憶によって感情や身体機能を損ねたことを、大変理性的に、語られました。
皆様94歳や95歳になられ、こうして来日され、旅程をご家族とともに過ごされ、その時間のなかでお話がきけましたこと、とても貴重な体験でした。あらためて参加させていただいたことに感謝したく思いますし、私が聞き届けたことは、何かしかその場にいあわせることがかなわなかったかたにお伝えできればと思っています。

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憎しみ、憎悪、悔しさなどの感情が長い間取り去ることができなかった、そしてそのことが自分を苦しめていたことに気が付き、まさにこうした感情が戦争という事柄を引き起こすと思っているというお言葉。

世界大戦であって、日本と戦争をしていたわけではない。
そして戦争において勝者はいない。・・・・

今朝、日本の幼稚園をおとづれたが、とても知的なこどもたちで、こうした子供たちが次世代と未来をつくっていくことを確信できて、嬉しく思った・・・・などとても心の残るコメントをお聞きすることができました。

語ること、あるいは語れるまでに自分の感情や経験を整理するには、長い時間や深い事柄への理解、他者へのまなざし、赦し・・・こうしたことが不可欠だと、かれらの直接の声をきくことで私は今まで理解していなかった戦争のもつ側面を、長い傷を残す事柄の本質をあらたに知ることができたと思う。知るということばではおこがましいかもしれず、感じることができた。

資料にメモをとりながら、思うことはたくさんあった。
写真も撮影可にしていただいた主催のかたには深く感謝したいと思います。




2015年11月12日午後 永田町 参議院会館 特別会議室にて。



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