ラテン語関東新年会に出席してきまして、その時の写真です。
西新宿にて、4時間近くラテン語、ラテン語文学、ギリシア、12世紀ルネサンス、数学史、フランス文学等等の話題で盛況でした。話題がつきません。そしていろいろと学術的な情報やアドバイスも得られた会でした。
当日参加されたみなさまお疲れ様でした。そしてありがとうございます。
同じ卓では。ラテン文学では、『転身物語』やラテン語音源など、貴重なアドバイスをいただきまして、会のあとラテン語音源も紹介していただきました。
オウィディウスの役割は、一通りの古典期の継承で有名で、コラムにまとめた部分でもあります。
象徴主義、古典主義でも主題のメインになり、演劇、バレエの主題、モチーフにもなります。
マラーホフのナルシスもそうでしたよね。
カラバjッジオのナルシスも。(これは自宅の仕事場に飾ってあります。)

ローマ国立博物館収蔵。2001年日本におけるイタリア年のときに来日公開されました(庭園美術館にて)

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同じ卓でお話させていただいた石垣さんの訳による講談社メチエ、バルッフ・スピノザ。
会の前日に発行とのことでした。
スピノザは思想史の中で勉強しましたし、ぜひ読んでみたいと思います。






今年は語学を継続してやろうと思っております。
継続が重要なのですよね。



最近、移動中に読んでいるのはエピクロス。

私は樋口先生のテキストでラテン文学を学びましたし、ルクレティウスはサンドロ・ボッティチェリの絵画の元にもなっている。
(というかメディチ家とアカデミア・プラトニカのメンバーがルクレティウス、生成消滅に関心が深かったためパトロネージを行ったわけだが)

恋の技法 (平凡社ライブラリー)
オウィディウス
平凡社
1995-05


現代の日常で用いられる恋愛とはニュアンスは異なる、Amore は結びつけるもの。


物の本質について (岩波文庫 青 605-1)
ルクレーティウス
岩波書店
1961-08-25

ルクレティウスのテキストは、生成消滅に関する説明もとても詩的だと読むたびに思う。





トゥスクルム荘対談集 


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