舞台『マホロバ』の初日含むレポートや写真が上がってきて、少しずつ読んでます。
このブログにもなかかか多くの方が閲覧してくれてるようでうれしいです、可能ならもう1度見たいと思える作品。 image
などと下書きしてましたら、27日で東京シアタークリエは千秋楽、これから見るかたは楽しんで欲しいです! 絵としてもアクションとしてもよい舞台だったので、舞台写真はうれしいです。というか観劇の余韻が消えたらと思うと何かはらはらします。 image


http://l-tike.com/d1/AA02G03F1.do?DBNID=3&ALCD=1&PGCD=210467
JCBと共同のローチケのレポート。
写真がたくさん載っています。

https://www.youtube.com/watch?v=KvmVStldwRI

http://video.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=slv1-tospcc4&p=%E3%83%9E%E3%83%9B%E3%83%AD%E3%83%90+%E4%BD%90%E3%80%85%E6%9C%A8%E5%96%9C%E8%8B%B1


みほこさんと一緒に板にいてお芝居しているときの、佐々木喜英さんは、やっぱり少し瀬奈じゅん(あさこさん)に似ていると思う。額を出すと、またがらりと雰囲気が変わり、理知的になるような。 image
佐々木ひでさん本人は普段空気間のあるボブが多いけど、額を出すスタイリングも似合うと思います。 かなみさんと並ぶとシャンドールやアリステアをやっても似合いそう。 とにかくミズハははまり役でした。そしてかなみさんは、月組時代よりさらに歌唱が上手く。目の前で見られたこと、聞けて良かったです。 登場人物について。
序盤のミズハ(佐々木)はとても純粋というか純朴です。
ザッパの孤独な環境などは古代ものにはついて回るスケープゴート、多数が生きるために差し出される存在ですが、彼の言葉で村人も変わっていきます。
戦いの手法はどこか、「ヒストリエ」でエウメネスが採った戦術という感じです。サントス・アンナふんするヒノコの共同体追放は、ものけ姫のアシタカ彦?を思いだしましたが、古代から最近まで、意外と異質なものを排除する心性が日本には、というかアジアの古い因習にあるような。
イコマの最後は、イバラギや樹海の民を欺いた報いとして、・・・どうなったのか。
いっしょに観劇した人と話したのは、ウィリに取りつかれて報復されるヒラリオン(ジゼル)のような感じでした。

ファンタジー要素がありつつ、個々人が抱える葛藤などヒューマン的なリアリティが求められる作品だと思いますが、今回の舞台は本当に見に行けてよかったです。

パンフレットも充実しています。
パンフの演者さんごとの質問は・・・もう少し役柄についてとか、好きなシーンなどの話を聞きたかったです。
DVD にならないならWEBニュースでも、一部殺陣や、ザッパとミズハ、ミズハとミズホのやりとり、王との誤解などダイジェスト映像としてでも公開してもらえないものか、と思います。


ミズハは、例えばマーキューシオの死に求められる演技や、統べるものの心境など役柄に色々な要素がある役でした。 ザッパの独白は、火の鳥の我王のような理不尽な忌避を味わっている人の心中をよく表してました。 またこうしたお芝居をしてもらいたいです。大化改新や奈良あたりの話も良さそう。 殺陣シーンについては最初に書いたようにとてもクオリティが高いです。その量も多くしかも展開が速い。 村人たちや兵士をもうすこし掘り下げると良かったかもしれません。 彩輝なおさんのイバラギは出て来るだけで場面が変わります。エリザベートのトートをやったときより、今のほうがよさが出てる感じがしました。 攻勢をかけるミズハ側と、形勢が逆転するザッパたち、の転換部分がもうすこし劇的な変化がみられと良かったのかも。 これらの動向と変化を傍観する外部者がいるとより話の多層がでるような。 とにかく、とてもとても充実した、『マホロバ』でした。 舞台全部を映像化DVD を出すのが難しいなら、半分ドキュメント型でメイキング含む映像化でもしてもらえることを願ってます!思い出したらまた追記します。