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写真は自宅書斎に片岡佐吉さんのアンティークドール写真作品、横井まい子さんの作品カード
ともにお名前を書いていただきました。大切に飾っております。


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マリアクオーレ’マリアの心臓’が閉館するということは、画家:浅野信二さんからの情報で知りました。
可淡ドール(しかしわたしは天野可淡の短編的テキストも彼女の作品を理解する上で欠かせないとおもう
を知ったきっかけである恭ちゃん(10代のころからの友人)に伝え、まず二人でマリアを訪れました。
佐吉さんともその際にお話し、渋谷チャコットのすぐちかくですから、娘がバレエやってるならチャコットくるたびに寄ってって!という話から娘の写真までみていただきまして、閉館前に娘をではつれてきたいと思いますとお話し。

テスト前期間でしたが、閉館したら二度といけない、会えない作品、人形、絵画、写真、オブジェとあの空間、そして佐吉さんにももう一度ご挨拶したかったのです。
名刺をいただいているので、来館まえにお電話し、マリアに娘(akane)と伺いました。
先週とも展示がまたかわり、恭ちゃんから友人・写真家の玉井のどかさんの作品もあるから探してねと連絡もらったので、のどかさんの写真も見ました。横井まい子さんもいらしていたので、いろいろと作品についてお話+感想をノートにかかせていただきまいた。横井さんからのどかさんの写真は、閉館前のマリアへいくエレベーターのボタンをつい先日このために撮影したものなのだと聞きました。

佐吉さんがいらしたので、ピンクと白とグリーンだけで作った赤いリボンを使ったバラの花束をお渡ししました。。
前回は、わたしの庭で育てたばらやつぼみ、アナベル(英国のあじさい)などのドライフラワーをもっていったので・・・

佐吉さんが娘に、どのお人形が一番いい?と聞いてらして。
akaneは正面の・・・と恋月姫さんの作品をとこたえると「あの子はここの主なんだよ」と佐吉さん。
わたしが前回、次回家で飾るために飼おうとおもっていたジュモー、ブリュー、などの写真を選んでいたら、佐吉さんがそれらの人形たちの本を見せてくださって、撮影したときのエピソード、札幌の人形屋佐吉のときのお話も、37歳のときに出された最初の写真集は、絹張りのいちばん本が美しい装丁でつくられたときのものととても近く、当時の佐吉さんの横顔プロファイルもいまとまり本質が変わられてないのを実感しました。

佐吉さんが、akaneに、あなたは特別に好きな写真をプレゼントしてあげるからえらびなさい!といってくえて選んだのがうさぎと一緒にうつっってる写真。
私が十代のころから知っているものにあえた記念やいろいろな感慨、作家さんたちへのオマージュ、すでに他界してる可淡さんや本当は二十歳のころ買おうか大変まよった恋月姫さんの作品(眠っているビスクドール)をふくめて、お名前を書いていただきました。

とても去りがたかったです。
エレベーターが閉まりそうになりながら、これからもよろしくお願いします、それに閉館までもそのあともお元気で、またお会いできるようにと佐吉さんと握手しました。二度エレベーターが閉まりかけたけれど、あの扉が24日にはしまり、地下におりたら四谷シモンさん作品がむかえてくれなくても。
おわりは始まりで、眠りは小さな死であると私は思っています。

恋月姫さんの7枚つづりマリアクローチェ時代のポスターは前回購入しました
娘akaneの希望で恋月姫さんの天草四郎の写真も。
私は以前現物をみていますが、日本史のキリシタン史学などを多少学ぶ身としてはいまみるとまた違ったみえかたができると感じた。

お会いできなかった作家さんたちともお話してみたかったし、私は最終日はいけなかったので、クロージングパーティ的な会、場があればよいのに、と帰りの電車の中で思いました。

閉館をまだしらなかったという方も多く、耐震設計の輸入住宅だしセコムもついているし、絵画も展示できるので、会えなかった・・・という方のために何かスペースが必要になったら自宅の部屋を使っても・・・・なんてそんな心配までしてしまいました。


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手前にみえるのは、巌谷さん撮影の「ラ・コストの城」(澁谷・松濤美術館での展示のときに購入)です。


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閉館前に行けたことに感謝したいし、何十年かぶりに会うお人形たちもかわらず・・・眼の光もかわらず。

浅野信二さんや横井さんの作品もほかの絵画も見たくなりました。

また追記します。
週末オーバーワーク気味なのがたたって、今日は最低限のことしかできず、風邪でない疲労熱が夜中までつづきました。昨日は食事できたけど、今日はキウイフルーツしか食べられてないですね、それも夕の分の内服と胃腸頓服、痛み止めの服用のために。