追記しますと、ウフィッツィではやはりサンドロ・ボッティチェリ(アレッサンドロ・フィリペピ)の作品がある部屋が素晴らしいですね。「プリマヴェーラ」と「石榴の聖母」が(というよりもサンドロが描きたかったのは周りの天使たちなのでしょうが)見事です。
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何度みても感嘆します。それと行ってここまで描けるとは、・・・と絶句するのはフィリッポ・リッピです。

filippo_madonna00

上の記事(10/7)の追記分として。

フィリッポ・リッピの作品も見逃せない。というよりも目を奪われる。
もし自分で絵画をかいたことがあるならば、どうすればこう描けるのか?筆のあとを残さずに描くとはどういう技術なのか?という心持になる。
すでに空気遠近法が使われているような背景。

リッピ、ボッティチェリ、フィリピーノ・リッピ、レオナルド・・・とこのあたりはやはり天使の描き方に師弟関係を感じます。)近代になると「自己表現としての芸術」となりますが果たしてそうなったときに、自己表現ではない絵画とは結局、個々に分断された「感慨」なのか?その技術はどうなったのか?と思ってしまいます。
(テンペラ画や国際ゴシック的な絵画は、その一部が19世紀イギリスのラファエル前派が復興させたものの、現代は・・・?)

音楽も同様・・・建築も同様・・・・
音楽は個人的に一部をDEAD CAN DANCEなどが復興させた感もありますけれども。

あとはアカデミアにあるシエナ派の絵画も国際ゴシックから次第に移り変わっていく過渡期がみられて面白い。
私観だがルネサンスもある時期までは、実は東方古代憧憬も強い。
マギの礼拝が多い時代まで、とでもいえるでしょうか。

この秋のウフィッツィ自画像画展は小佐野重利先生の企画のようです。

記憶の中の古代―ルネサンス美術にみられる古代の受容
著者:小佐野 重利
中央公論美術出版(1992-03)
販売元:Amazon.co.jp

フィリッポ・リッピの作品はメディチ・リッカルディ宮の中にも一点展示されています。