フィガロブックス パリ・オペラ座バレエ物語 夢の舞台とマチュー・ガニオ (FIGARO BOOKS)
フィガロブックス パリ・オペラ座バレエ物語 夢の舞台とマチュー・ガニオ (FIGARO BOOKS)
著者:大村真理子
販売元:阪急コミュニケーションズ
発売日:2009-09-29
おすすめ度:5.0
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パリ・オペラ座のすべて [完全限定生産デラックス版] [DVD]パリ・オペラ座のすべて [完全限定生産デラックス版] [DVD]
販売元:アミューズソフトエンタテインメント
発売日:2010-05-28
おすすめ度:3.0
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彩の国芸術劇場からおしらせがきましたので当blogにも。
bunkamuraでの上映を見逃した方はぜひ、ただDVDもすでに販売していますので、何度も見たい方はそちらをおすすめします。


このブログでもなんども感想を書きましたが、パキータ、ジュニュスなどリハーサルから舞台までその創出の過程が見られ、語られる。ローラン・イレールの指導シーンとマチアス・エイマンがすばらしい。
本はフィガロブックから出版されています。私はフェアリーの書籍コーナーで買いました。

以下は転載事項です。

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150席の親密な空間で珠玉の名作をお贈りする、彩の国シネマスタジオ。
今週末は、ドキュメンタリー映画の巨匠フレデリック・ワイズマン監督による『パリ・オペラ座のすべて』を上映いたします。
世界最古にして最高峰のバレエ団、パリ・オペラ座の内部に84日間密着して、エトワールを筆頭とした世界トップクラスのダンサーたちの創作過程と、スタッフたちの献身的な姿を浮き彫りにします。
悠久の歴史と秘密が解き明かされる、興奮と感動に満ちた160分。お見逃しなく!

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☆16日(日)14:30上映会終了後、バレエ雑誌『ダンスマガジン』でおなじみの長野由紀氏(舞踊評論)によるアフタートークをおこないます。
パリ・オペラ座の魅力についてたっぷり語っていただきます。どうぞご期待ください!
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◆『パリ・オペラ座のすべて』チケット好評発売中!
○日時
5月14日(金) 10:20/14:30/18:05
15日(土) 10:20/14:30/18:05
16日(日) 10:30/14:30
○会場 彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール
○監督 フレデリック・ワイズマン(2009年/フランス・アメリカ/160分)
○料金 一般:前売1,200円/当日1,400円 小中高生:前売800円/当日1,000円
シニア券(60歳以上、障がい者の方):前売・当日1,000円

◆ご予約・お問い合わせ
財団チケットセンター
TEL 0570-064-939 (10:00〜19:00/休館日を除く)
www.saf.or.jp



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オーレリ・デュポン 輝ける一瞬に [DVD]オーレリ・デュポン 輝ける一瞬に [DVD]
出演:オーレリ・デュポン
販売元:コロムビアミュージックエンタテインメント
発売日:2010-06-23
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ベジャール、そしてバレエはつづく [DVD]
ベジャール、そしてバレエはつづく [DVD]
出演:ジル・ロマン
販売元:ビデオメーカー
発売日:2010-06-02
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こちらもすでに感想を書いていますが、芸術や文化がおかれた転換期、つまりコメルスと市場の理論が入り込んできたときにいかいに、クオリティを維持し、生きたダンサーたちによる文化の創出性を現代人は担うのか?ローザンヌやフランスでさえ直面しているこの問題は深刻である。
だがとにかくダンサーだちとジル・ロマンのパッションと作品の構築の過程がすばらしい。監督の日常の追い方と非日常の捉え方も見事である。

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さてにわかに参議院選挙所の報道も増えているようですが、なぜ意味のない形骸化した二院制をとっているのだろうか、参議院の意味はどこにあるのか。
英国の貴族院と庶民院は14世紀に枠組みがつくられ、現在の上院、下院にまで継承されている。ちなみに庶民とはコモンズをさす。選挙とは租税担当者を代表するものを選出するのであって、人気投票ではない。メディアによって全ては娯楽化し、脱社会化する。社会とは個人と個人の間に成立するものであって、脱社会化とは個人の権利も次第に衰退することをさしているのだが・・・
ちなみに代表議会制度自体、封建制に根ざしている部分がある。
庶民院はコモンズであり、都市代表や土地の代表者、租税担当者であるジェントリー層を代表する制度になっていった。単純に比較することはできないが、それでも参議院の形骸化は否めない。それにしても制度自体を確認し社会と一致させようという意志の弱さは一貫して議会制度が導入され(輸入といったほうがいかもしれない)て以降、まったく社会自体に根付いていないことを表している。
そして租税制度とそれに関係する特権はその支配体制の本質をよく表している。当然減税制度も同様である。「誰」が最も利益を得るのか、遡ればわかることなのだが・・・ 
中世のイギリス中世のイギリス
著者:エドマンド キング
販売元:慶應義塾大学出版会
発売日:2006-11
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マグナ・カルタの世紀―中世イギリスの政治と国制 1199-1307 (歴史学選書)

著者:城戸 毅
販売元:東京大学出版会
発売日:1980-06
おすすめ度:5.0
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日本語ではほとんど5W1Hを問う対話は行われない。むしろそれを避ける傾向にあるのではないか。「顔」のなさ、主体のなさが浸透する。なぜ、何を、どのように、どちらが、いつ、誰が、そういった具体的な問を「持たない」ことを促されているようでもある。
問いがなければ「答え」は得られない。
最善なものも、よりよきものも得られることもないし、もし提示されても選らべない状態になるのだろう。



日記としては・・・クリステラー、ポイマンドレースとグノーシスについて、またコムーネについて読み返しています(シエナ・フィレンツェ)
コムーネからポリスへ、そしてペリクレス時代の復興と終焉という形でプロトルネサンスからマニエリスムへ・・そこへ至るまでの大枠としての文芸と人文学・自然学はどう変化したのか。ピコとフィチーノ、フィチーノとポリツィアーノの差異、初期から盛期への変化についてみている。

ただ、やはり時間を創出することが難しい。とても難しいです。

・・・・どれほどの時間が残っており、その中でどう行動できるのか。
一つ一つ解読するごとに、問いは増していく。
人間は仮に上昇するときには返却をする過程であるという、何をどこまで返す、ことができるのか。これは知識を得る、得た、という目的と意識と表裏一体ながら、根本においておそらく異なることなのだろう。

そして斉藤先生が『デカルト』で書いていたように、我々は、「死者としか対話はできない」ということを思い出す。常に想起させられる。

デカルト―「われ思う」のは誰か (シリーズ・哲学のエッセンス)デカルト―「われ思う」のは誰か (シリーズ・哲学のエッセンス)
著者:斎藤 慶典
販売元:日本放送出版協会
発売日:2003-05
おすすめ度:4.5
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・・・・

再び、ジル・ドゥルーズを読んでいる。
またブルデューの原書3冊をamazon.frにて注文しました。
そして同様に、ブルデューが言ったように「ペシミスティックになってはいけない」ということも思い出す(常に)のですが、常に何事もLive on、忍耐強く感覚的にならず成さねばならないのだと思う・・・原典や翻訳にあたることができるのだから、それを受取るかどうか、そしてどのように応じることができるのか・・・常に思うことではあります。

政治と精神分析 (叢書・ウニベルシタス)政治と精神分析 (叢書・ウニベルシタス)
著者:ジル ドゥルーズ
販売元:法政大学出版局
発売日:1994-11
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原子(アトム)と分身(ドゥーブル)―ルクレティウストゥルニエ

著者:ジル ドゥルーズ
販売元:哲学書房
発売日:1986-11
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ベルクソンの哲学 (叢書・ウニベルシタス)
ベルクソンの哲学 (叢書・ウニベルシタス)
著者:ジル・ドゥルーズ
販売元:法政大学出版局
発売日:1974-01
おすすめ度:5.0
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