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フィレンツェ、サンタマリア・ノヴェッラ駅にほど近い「イル・ラティーニ」は「地球の歩き方」やネットでのフィレンツェのトラットリアなどでも紹介がありますが、滞在中一度は行ってみたいお店です。開店前から行列がある人気店とありますが、行列どころか人が開店をまちきれず群がっています(笑)ラティーニとは確かにぴったりのお店の名前!と思ってしまうほどです。中では給仕をする男性たちが開店前にもりもりと食事をし、食べ終わると急いで片付けられ、いよいよ開店。すごい活気です。ガイドブックなどでは「できれば予約」とありますが、絶対に予約して行ったほうがよいでしょう(笑)私たちは、お昼頃滞在しているホテルの部屋から電話をして予約しました。英語でもOKです。でもあいさつとお礼くらいはイタリア語で話したいものですが...とにかく予約をおすすめします。
フィレンツェにきたら必ず食べに行くというような人たち(大家族)や地元の人、日本人は私たちともう一組くらいでした。
プロシュットはスライスしたてですから、前菜は?と聞かれたら迷わず人数分頼むことをおすすめします。パンはバスケットに山盛りにくるので、あとはメイン(たいていはビステッカでしょうか..)とコントルノ(付け合せ野菜)、余裕があれば食後にカントッチョなどをオーダーしてはどうでしょうか。エスプレッソも忘れずに。
飲んだ分だけ目分量のワインが評判なお店ですが、たしかボトルのサイズは2リットルだったと思います(笑)ワイングラスではなく、もっと厚手のグラスが並べられていてじゃんじゃん皆飲んでいます(笑)まあ実に素晴らしいです、イタリアはワインが美味しいし安いのでそれが当たり前なのです。ちなみに私たちは2人で1リットルくらいは(つまりボトルの半分)飲みました。以前、DINOに行ったときも、グランデのデキャンタを頼んで、全部飲んでしまいましたが..私は日本酒は量はのめませんが、葡萄酒は美味しいしあまり酔いません。体質なのかもしれませんけれど。
お水はお好みでガッサータ(フリザンテ)かナトゥラーレを頼みましょう。2本ずつのんで、1リットルもワインを飲んで...「目分量の」ワインと水の料金はなんと10€でした。ちなみに私は日本語メニューは使いません。リスト(メニュー)がほしければ、リスタを頼みましょう。もってきてくれます。できればイタリア語で注文はしたほうがいいと思います。せっかく食事にきているのですからいろいろ試してみたほうが愉しいです。どうしたいか伝えることが大切です。とにかく活気のあるお店と料理と話と場を共有する人たちが愉しむ雰囲気を一緒の愉しみたいお店です。
愉しむためには意気込みが必要ですがそのほうが絶対に愉しいです。

いろいろと気取らずにそれでいて必要なことは先方から気遣ってくれたカメリエーレたちにはすこしですが帰りがけにチップを渡しました。とても喜んでくれてこちらもとても嬉しかったです。
日本でも、気配りやサービスがいいスタッフにはもっと心づけを渡すような習慣があってもいいのではないでしょうか。時々、そういう気分になることが多いです。あまりにも、同じ店でも人によって対応や感じが違うので、いい人にはもっとなにか形で示したくなるのです。というくらい酷い人が酷いのですけれど...
感じが悪い人がいる店には二度と行かない、買わない、と思う人も多いとおもいます。(やはり、何をしても同じ、何でもいい、どうでもいいという人が多くなると世の中荒んでいくのではないでしょうか....。)

イル・ラティーニではお店の常連のような人たちが、私たちを入店するときに先に通してくれたり。私たちが子ども(娘)をつれているせいかもしれません。本当に正直いって、国外にいくと子どもが一緒でそれを理由に不愉快な気持ちをしたことは一度もありません。勿論、私が一番苦手なのは、最低限のマナーやうるさい子ども、周りに配慮のない「家族連れ」なのです。正直、自分の経験上、2歳以降は子どもは大人がいうことはある程度わかります。3歳までにある程度の基準を設けないと、子どもはただの「大きな子どもみたいな大人」になる可能性が高いのです...。

食事しているときに店主が各テーブルをまわってきて挨拶しにきたり、やはりこういったことが大切ですね。次にフィレンツェに行くときも一度は訪れたいお店です。