麹町で用事があったので、終了後、表参道へ。フェアリーへ行ってウェア・モアのシュシュほか必要なものを購入。
レペットの新作バックがあってこれがなかなか素敵なのですが、2回迷って2回ともかわずに帰ってきてしまいました。ベルベット素材で、例によってポアントのリボンをおもわせるサテンのリボンが2本あるショルダーとボストンで、ボルドー、ブラック、パープル..どれも色も好み。オンライン上のショップではすでに売り切れているのも知っているのに..やはり買わずに帰ってきてしまいました(苦笑)
朝サブウェイのサンドイッチを食べたきりだったので、帰りに有楽町のトスカーナ料理店に寄りました。カメラなどは持っていかなかったので画像はありませんが、パスタは全て手打ちのようで、ポモドーロのシンプルなパスタも大変美味しかったです。ワインもお安い、イタリアの州ごとにボトルもキャラフェもグラスもあります。有楽町駅付近のアルバータというお店です。
しかし先週から9月-10月の疲れが一気に出たのか、あまり調子がよくありません。単なる疲労というよりも、アレルギー的な過敏症になっているらしく。続くようだったら、医者にいかなければならないんでしょうが、なかなか受診するまでが迷う性分なのです。文系気質?なのかなぜか受診を尻込みするタイプです。コーヒー、ワインは自粛気味です、その程度で体調がわるくなること自体がやはりどこかに無理がたたっているのかも。

本は、奇跡的にルッツ・ホイジンガーの『ミケランジェロ』(大型本)が買えたのでみていますがこのシリーズは本当にすばらしい。ドナテッロもぜひ再版していただきたいのですが、印刷がイタリアなので無理なのでしょうか。1990年代はほんとうに良書が普通の書店にありましたし、出版が盛んでした。新興古本リサイクルショップなどはなく、版元も良書を読者のために多くだしていました。
かつて出版業界で働いたことがあるので実感として感じることです。
話がそれましたが、近代史とドイツ近代を調べているのですが、フランス文学がどちらかといえば、タイトルが内容を象徴的に表しているのに対して、ドイツの場合は個物的でタイトルから内容がわかりずらく苦労します。また、二項対立概念がくりかえされているように感じます。
ドイツは絵画が文学に先行しているようです。フランスは逆でテキスト・書かれたものを、芸術が実践しようとします。またフランス絵画からの影響もドイツ近代はとても大きい。後期印象派から表現主義へ、その反動から新即物主義へ、というように。または、啓蒙主義からシュトゥルム・ウント・ドランク、ロマン主義から詩的リアリズムへというように。いずれにしても、「自由」の解釈が言語ごとに、またはその時代ごとに異なるというのが、近代を読み解く鍵なのではないでしょうか。ルイス・ネイミアの「1848年革命」もまた読みかえしていますが、多角的に概観したときに、ようやく「近代」の善し悪しがみえてくるように思えますが、複雑です。大陸に対する英国ということを考えるとさらに複雑ですが、ここを押さえなければいけないという思いがします。