夏はモロヘイヤのスープを作ります。もともとエジプトなどが原産の野菜で、以前料理番組で紹介されたエジプトのモロヘイヤスープのレシピを元に、アレンジして作っています。(オリジナルレシピでは鶏肉をクミンで炒めてからスープにするようですが、モロヘイヤだけでも美味しくできます)
クミンなどのスパイスを入れても美味しいらしいですが、とにかく新鮮なモロヘイヤをみじん切りにして、野菜ブイヨン、塩胡椒でつくったスープに入れて煮立てるのが基本です。とろみがついていて美味しいです。主宰が和食なら醤油を少量いれても可。しめじや椎茸も合います。イタリアンに合わせるならミニトマトを入れても美味しい。




夏こそ野菜料理でのりきりたいところです。ラタトゥイユもトマトとバルサミコを使う2種を作ります。バルサミコを使うほうのレシピを今度書いてみようと思います。ラタトゥイユの盛りつけにはやはり、ル・クルーゼのストーンウェア(レクタングル)がお薦めです。

野菜はほぼパルシステム(又は足りたくなったら地場野菜のコーナー)で注文・購入しています。パルシステムだと生産者に直接感想を届けられるのもよいですが、何よりも鮮度や味が通常スーパーで売られているものと全く違う!のです。
もともと生協は利用していましたが、友人Rさんからカタログをみせてもらって加入を決めました。「産地がんばり値引き」など取り組みもいいと思います、購入することが支援に繋がるのだと思えます。今年は、お米も「予約米」に登録しました。普段も「胚芽米」をパルシステムで注文していますが、予約米にすることで生産者の方が安心して生産することができそうです。胚芽米は炊き込みご飯やピラフにもよいですし、通常に炊いても、雑穀をまぜても美味しく白米よりも栄養価が高いのがよいですね、軽くとぐだけなので、とぎ汁は薔薇や庭木にあげています。とぎ汁やぬかは、ばらの病気予防にもよいそうです。

パルシステムのほうれんそうやモロヘイヤ、レタスなど葉物野菜がとくに鮮度がよいと思います。ピーマンやズッキーニの鮮度もとても良いです。


消費者庁などもできていますが、生産をどのように維持発展していくかが公の法整備で必要だと感じます。サン・シモンは「消費するだけの生活や存在」を是としませんでしたが、過去の歴史をみても、農本主義だった国が工業・商業中心になると零落してしまいます。唐代や近代のアメリカもそうですが日本もそうなりかけています。近代化=絶対的プラス要素=工業・経済のテイクオフという考えだけではおそらく、基盤が衰退し、科学技術の発展により克服できる部分を上回り、土壌汚染や再生資源の非再生資源の問題などが起こってしまいます。
たとえば、ダム建設にしろ、単なる環境破壊という側面だけでなく、地表のダイナミズムでもある、河川の働きによる堆積作用などを考えるとメリットだけではないことが明かにされています。
科学技術も、どこか産業(というよりも税が優遇されている大企業)に利がないとメディアで取り上げられたりしないように感じます。産業に取り込まれた情報だけを重視していると、本来的な意味や事実を見失うことになってしまうように感じます。

文化面の生産に対する保護は更に危機的だといわざるをえません。
増刷りがとまり、流通から外れる文献や書物、コピーされる映画や音楽などなど、利便性、(消費者の)利益追求(つまり対価を払いたくない)によって文化生産と循環が脆弱になり、ますます大きな資本が入らなければ表現や情報、学術も偏ったり、衰退してしまうように感じます。