これから契約をする方で、メーカーごとの「保証期間」や「アフターメンテナンス(無料)」などで比較、悩む方も多いと思います。
参考になる点があるかもしれないので、実際の経験を書いておきます。

エヴァソン・マッコイ・ホームズは元々、伊藤忠商事の輸入住宅ビルダーでした。
私たちが契約する直前に伊藤忠グループからゼファーに変わり、その後、エヴァソン・マッコイという社名はなくなり、創建ホームズという会社になりました。
アフターメンテナンスに関して、契約では3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、というアフターメンテナンスと点検が無料という条件でした。3ヶ月、6ヶ月は一緒にアフターメンテナンスを行い、1年目のときには輸入材は一年の夏をすぎてから安定するからできれば3年目で大掛かりに直したほうがいいと進められたのですが、どうも先延ばしにして忘れてしまうといやだったので、1年目にもケーシングやモールディングの隙間、ドアにできる隙間などは埋めたりペンキの塗りなおしなどもしてもらいました。正直、先送りにしていたら直せなかったところが沢山あったと思います。

3年目のメンテナンスについてなかなか連絡がこないなと思っていたところ、エヴァソンがなくなったことがわかりました。なぜ解ったかというと、会社の電話にも通じないため、エヴァソンでお世話になっていた、契約時の営業担当の方の携帯が通じたので創建の連絡先を教えてもらったのです。
もし会社の携帯しかしらなかったならば3年目のメンテナンスは受けていないかもしれません・・・エヴァソンの営業担当の方や、デザイン設計の方、工事の方はとても人間味がある方だったので個人的な問い合わせにも当時から応答してくれていたように思います。

私たちは偶然といえるくらい3年目のアフターメンテナンスまで無料で受けることができました。しかし契約時は10年保証という内容も少なからず契約を選んだ部分もあり、こうした契約が会社がなくなった場合に何も保証されないのだという残念な気持ちがあります。なんだかこういう事が多いと、会社が「保証するという品質やサービス」はほぼあてにできないという気持ちになります。法的にはどうなんでしょうか。

この記事を書くきっかけになったことについて。
創建ホームズの後は、創建アビリティという会社が有償で工事をしてくれるという内容の通知がつい先日届きました。このこと自体は、創建がなくなってから(その通知もなかったので)最低限の連絡先も知らなかった私たちにとっては基本的によい知らせなのですが、それに加えて多少いう事があるとするならば、次のことです。

この内容が保たれることを法的に保証するような、住宅業界全体か公的保証がないと今後誰も「家」を安心して持ったり・建てたりできないのではないでしょうか。
唯でさえ、日本で「住むところを確保すること」は大変ですし、取得するのも維持するのも大変です。「居住」という基本すら、最近は公的にも軽視されているように思います。まして、長く住んでいかなければならない「家」に関する契約が簡単に消失してしまう危険がかなりあるという実態はますます、「家」を買う・建てることが不振になるのではないかという気持ちにもなります。

今後契約をする場合は、「未来の保証やメンテナンス」はあまりあてにならないことを念頭におく必要があるかと思います。
施主は立ててからも悩みが多いですね・・・


追記すると、「実際に」工事を担当した工務店さんや専務や職人さんは仕事を続けられていますし、実際に何度か直してもらった家の箇所もあります。「実際に」仕事をされている方の「力」によって「家」は建てられるのだし、「建物」を直すこともできるのです。やはり職人さんたちの力や実際の技術のほうが、「会社」「メーカー」よりも頼れるのだという気持ちが強いです。

家の品質という点で言えば、高気密や遮音性、断熱性などの性能や建材の質なども今までとくに不満な点はありません。いくつかの細かい点を除けば、ぎりぎりメンテナンスを受けた3年目までに直した部分が多いのですが、やはり10年目までの点検という約束はまったく意味がないものとなりましたし、加入しているJIOの会員規約内容も2年半ほどで変わってしまうなど、「契約」社会では個人には帰責主義なのに、企業にはそれほどではないのだな、と実感することが続いています。