英国で改良されたイングリッシュローズはオールド・ローズの色彩と香り、モダンローズの四季咲き(通常バラは6月初夏に一度だけ咲くが春から秋まで繰り返し咲く)を組み合わせたバラです。イングリッシュローズは、デイビット・オースチンがクラシックローズを改良した薔薇で、クラシックローズの薔薇のよさと育てやすさを融合させたもの。初心者にも扱いやすく、それでいてクラシックローズの美しさや香りを楽しむことができます。
私が育てているイングリッシュローズは、数種類あります。最初に購入したティージング・ジョージアは香りと中輪の花が見事なバラです。エイブラハム・ダービーはアプリコット色と香りが素晴らしく、1年中繰り返し咲く薔薇です。今年購入したのはLDブレスウェイトという薔薇で、これは真紅の大輪の花が咲き、とてもよい香りがします。オールドローズも育てていますが、やはり手入れはイングリッシュローズが楽です。
鉢でも薔薇は育てられますし、ぜひ植物が好きなかたにはお勧めしたいです。
色や香りがすばしいので、クラシックローズとイングリッシュローズを育てて花瓶にいけはじめると、もう花屋の切花用の花では満足できません・・・

クラシックローズで気に入っているのは、スヴニール・ド・ラ・マメルメゾン(フランス)とヴァリエガータ・ディ・ボローニャ(イタリア)。
イングリッシュローズは、病気にもつよく、手入れが比較的簡単でこのクラシックローズの趣を楽しめます。伝統と改良という面でも英国的だと思えてきます。

オースチンのばらはどれも素晴らしいですが、とりわけ”オースチン”の名前がついたものがお勧めです。デイヴィット・オースチンの薔薇は家族や大切な人の名前を付けているので選ぶときの参考になります。たとえば、パット・オースチンなど。

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ティージング・ジョージアとエイブラハム・ダービー

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LDブレスウェイト

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5月から6月はばらの季節。
イングリッシュローズは一年中咲く「繰り返し咲き/四季咲き」に改良してあり、秋おそくまで花と香りを楽しむことができます。
一輪いけるだけで部屋が明るくなります。

因みに、仕事も忙しい...ので世話は週末や早朝に行っています...
今年は春先の雨が少なかったので、沢山花が咲きました。
年明けから2月まではこれまた早朝などに剪定などしないとなりませんが、春に花が咲くとその甲斐があるというものです。

本では”The English Rose”(オースチンの薔薇)が出ています。