bunkamuraル・シネマ他で公開中の『ブーリン家の姉妹』は今年秋行きたいと思っている数少ない映画の一つ。予告編をみたときから観たいと思っている映画。
ケイト・ブランシェットの『エリザベス』を観た人なら時代背景や人物の系譜なども解りやすいと思う。


ブーリン家の姉妹の感想にも書いたが
『エリザベス』の冒頭シーンと『ブーリン家の姉妹』のオープニングは繋がりを持った情景で構成されている。宮廷と郊外の田園風景。権力と策謀と戦争に対する豊かな自然美の中の子供時代という対比も印象的である。

映画を観たあとから歴史背景や文化史を調べるのも面白いし良作の映画は知るきっかけに出会える。

英国映画でお薦めなのは、2005年キーラ・ナイトレイ出演の『プライドと偏見』(Pride & Prejudice)もある。英国英語・語学関係から薦められることも多い映画だと思う。

他に少し古いが、ジョン・ブアマン監督作品『エクスカリバー』も英文学系で薦められることがある映画。個人的には「キング・アーサー」よりもこちらを観てもらいたいと常々思っているところ..
台詞が大変英語らしくてよい。アーサー王伝説、失われたケルト、サー・トーマス・マロリーの詩、英雄譚の構造と物語なども感じられる。ここでもカルミナ・ブラーナが効果的・象徴的に使われている。

過日、UK-JAPAN2008に掲載された記事の追記として19世紀末美術とアーサー王伝説、『エクスカリバー』について書きました。ラファエル前派に続いてこの辺りの展示がまた近く行われると良い。


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

http://www.visitbritain.com/ja/JP/