エトワール・ガラBプロに行ってきました。
エルヴェ・モロー、レティシア・プジョルらが怪我で欠場となり、ルグリがバンジャマンとの友情で出演決定となったサプライズもありましたが、ルグリが出ることで全体的なモチベーションが上がったのもあるのか、とても満足度の高い舞台でした。

「青い鳥」のサーシャ・リアブコが素晴らしい。バンジャマン・ペッシュのブルー・バードが好きなんですが、リアブコも素晴らしかった。
メラニー・ユレルは正直フロリナ属性はあまりないダンサーなので難なくという感じでしたが。メラニー・ユレルはどちらかというと、シルフィードのエフィーやジゼル・ペザントなどのロマンティックバレエの娘役が会うと思います。現実にいる女性役のほうが会う雰囲気なんですよね。

ルンキナとマチュー・ガニオの白鳥も素晴らしかったです。
できればヴァリエーション部分も見たかった。
白鳥も、ロパートキナやルンキナを見てしまうと他のは見られなくなります。
ルンキナは、マリインスキーとボリショイの合同ガラのジゼルも素晴らしかったのですが今回も素晴らしかった。
マチューが上手くなっていて今回、とっても驚きました。などと書くと失礼かもしれませんが、この白鳥のサポートも、表現・表情も、良かったのですけれど、なんといってもカノンが素晴らしいかった。
今回最も卓越したものは「カノン」だったと思います。
イリ・ブベニチェクが振付、リアブコ、マチューの三人の男性ダンサーで踊られるカノンは、パッヘルベルのカノンを原曲につくられたもの。
カノンの規範と、淀みなく続く旋律、かといって機械論になりすぎない卓越した身体能力を必要とする振付。身体の躍動性と流動性の華やかさを両方もっている演目で、この日最も拍手が鳴りやまなかった。本人達もすごくびっくりしていたようです。
日本ではなかなかコンテンポラリーは受け容れられないというジンクス(下らないことですが)があったから余計なのではと思います。

これを機に、オペラ座やドイツのカンパニーによるクラシックとコンテンポラリー作品が更に日本で上演されることが増えることを祈ります。

私感では、ベルリン国立バレエでマラーホフが「ニーベルングの指輪」と「バヤデール」という組み合わせで公演をしてから、ニジンスキーの作品やコンテンポラリー作品の上演機会が増えたのではと思っています。

すばらしいプログラムと舞台で、モーメンツ・シェアードのルグリとエレオノラ・アバニャートも素晴らしかった。


TVカメラらしきものもあったのですが、いつか放送しないかなと淡い期待を持ってしまいます。ルグリがプロデュースするガラも素晴らしいのですがエトワールガラと毎年交互にやってくれないかなと思ってしまいます。