●部屋にある本棚の数(おおよその冊数)●

何冊か、、?本棚3つ分と書庫2部屋分。
あと実家に数十冊。

●最近買った(読んだ)本●

1.過去の克服(石田勇治)
別のところで言ってたことですが
ドイツではなぜに政治家が世襲ではないのか
=歳費も安いし、うまみがない、子供のつがせるような職業じゃない、それでも政治をやるという意味を理解した人だけがなる。
7か国語くらいできないとダメ、毎朝3ヶ国語の新聞に目を通す必要がある。
では日本はというと...世襲ってことは、そういうことってことですね。。
全部がそうではありませんが、、、まぁでも身近に知ってる議員さんも沢山いますので彼等なりの苦労はあるんでしょうけどね...格差が大きいな。
現代ドイツ史をあえて一概に比較することで、「やるべきことの最低ライン」が見えてきます。


2.カプラ 「ターニング・ポイント」

(なぜブッシュがでっちあげまでしてイラク戦争を始めたのか、それはアメリカの兵器工場の運用のため、すでに20回地球を粉砕することが可能な兵器をアメリカは蓄えている。それらを80年代に予見して書かれた本。
今よむと全部その予想通りで、しかも最悪のシナリオへ向かっていることが解る、まだ間に合うのかどうか?)サイエンス系から読み解く本なので読んでて気持ちがいい。
格調高い英語で書かれているのえ、英語が好きになった本。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0553345729/qid=1134214957/sr=1-7/ref=sr_1_10_7/249-9550577-8162702


3.百日紅(杉浦日向子・北斎展がえりなので)

面白い、量産しながら才能がかれることがない、枯れながらなおも開花する江戸文化年の北斎としたたかな周辺のひとびとと風俗を描く。高校のときに読んだときより俄然今読むと面白いね。言葉づかいがうつってきちゃう。

4.ニジンスキー・神の道化(鈴木晶)
最近じゃないけど今年買った本のベスト5に入るから。


5.サイード&バレンボイム (前にブログで書いたよね)

あとはカレル・チャペックの園芸家12ヶ月かな、面白いけど夢中になるにはちょっと価値観があわない部分もあり...


●今読んでいる本●
イタリアからの手紙「塩野七海」
電車の中でよんでる文庫。
アメリカ・アメリカ...昭和40年代のアメリカ人について。
「悪人もおろか者も許せる。だが我慢ならないのは自らが正義と疑わない連中だ。彼らはものの感じ方が恐ろしく幼稚だ。

さて、今だったらそれにどれほどのコメントが書き付されるだろうか?
そうじゃないアメリカ人もきっと増えてるけど、過半数はきっと同じかそれ以上に


「限界の思想」北田暁大×宮台真司
なかなか小さな版元からでてる良企画。ちゃんと読み終わったらレビューか日記に書く。


●思い入れのある本五冊●


埴谷雄高「死霊」
特に1章、3章、6章、7章
最近ようやく5章の面白さがよく解ってきた。
七章「最後の審判」
自分自身も、生まれてこなかった自分の群像の一部であり、兄弟殺しであることを。今の姿も一つの可能性であるにすぎないことを。
チーナカ豆を喰う釈迦やガリラヤ湖の魚を喰うキリストが最後の審判をうける時。
いい加減極論なんですがこの視点で”あえて文学をやる”第一次戦後派が好きです。

澁澤龍彦「高丘親王航海記」
これが好きな理由は私が関わった書籍で字数制限といろんな制限のなかで述べてます。

宮沢賢治
「銀河鉄道の夜」「やまなし」
カンパネルラはいつ死んだのか、周辺描写がすばらしい。
小学生によんだ時と今ではまた読み方がかわる。
そういう文が今はすきなようです。宮沢賢治は生き様も好き。

「ひかりごけ」 武田泰淳
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410109103X/qid=1134214745/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-9550577-8162702
中3のとき文学史で第一次戦後派に興味を持って以来やはり思い入れが。
第二次戦中、日常・非日常での「喰う・喰われる」
この生命活動の極限で問うこと自体から始まる。
しかしこれはつい60年前にあった現実・ノンフィクションが題材です。

周りに死にたくないのに死に・殺されていった人が山ほどいたから、書かざるをえなかったというのをひしひしと感じますね。図書館の文庫コーナーでどうぞ。

藤原帰一「デモクラシーの帝国」ほか
アメリカ・ブッシュ帝国主義はローマ帝国ににてる!といっても日本人にはピンとこなかったのか、最近は、徳川幕府の将軍と親藩・譜代、外様になぞらえていますな。
もっとメディアに出て欲しい!

「見仏記」(1−4)(全部)
いとうせいこう「ボタニカルライフ」
彼らは最後のサブカル系+最後の文系物書きだと思うよ。
みうらじゅんさんの本も読んだけどパワフルすぎて読むと疲るんだな。
いとうせいこう(←自称左翼メガネ)この人のものいわぬものへの繊細な目線が好き

漱石「夢十夜」



やっぱり読むことは楽しいもの!
時間があったらあとでリンクや写真もいれま〜す。
絵本・学術、小説、などなどとジャンル別にしないと選べないよーとRinelyさんからバトンもらってから時間だけがすぎちゃいました。
読んで泣いちゃった本、となると上杉鷹山、雪の女王、旅のみちづれなどが入ってきてしまう。

どうでもいいけど、プールサイドやビーチサイドで読む本ってどんなのがお薦めなんだろう?普段読んでる本が偏りすぎてよくわかりません(笑)



回す人、まだやってない人よろしくです、もう書いたけど。。という方はスルーしちゃってくださいね。