122fc2f9.jpg子役も出演するので始めて娘に見せるのにも丁度いいかな、と思い。チラシを家においていたら、自分から興味を示したので(TVでは見せたことがあるけど)丁度いい機会かと思い。私も始めて歌舞伎座へいったのは小学生低学年だったので。コンサートホールとちがい客席でおやつを食べてもいいのも気に入ったようです。(人形焼きやめでたい焼き)
寝てもしょうがないかな、と思ったが9時過ぎの終演まで起きて観てました!



一、 嬢景清八嶋日記

日向嶋景清(ひにむかうしまのかげきよ)

悪七兵衛景清 吉右衛門
肝煎佐治太夫 歌 昇
里人実は 土屋郡内 染五郎
里人実は 天野四郎 信二郎
娘糸滝 芝 雀
話題とみどころ
 源氏との戦に敗れ、ひとり生き残った平家の大将悪七兵衛景清(吉右衛門)は、盲目(降伏を拒み、自ら眼球をくり抜く)となり、俗世を離れて日向国に暮らしています。そこへ、二歳の時に生き別れた娘の糸滝(芝雀)が、肝煎佐治太夫(歌昇)に伴われて面会に訪れます。

(感想)
作者松貫四は吉右衛門のこと、まさに「自作自演」です。
海・船など舞台がなかなか大掛かり。回り舞台も使っていましたね、浜辺を歩く距離感を回り舞台で表現したり。
小船はどうやって動いているの、というくらいスムーズ。
景清の屈折した心情は後半迫力がありました。
最後、鎌倉へ向かう船が海原に浮かぶシーンは大掛かり。
なかなかの迫力です。海辺の里人から本来の姿、頼朝の家来に装束を改めた染五郎と信二郎、吉右衛門も絵になっていた。


二、 鞍馬山誉鷹(くらまやまほまれのわかたか)

中村大改め初代中村鷹之資披露狂言

牛若丸 大改め
鷹之資
鷹匠 富十郎
平忠度 仁左衛門
喜三太 梅 玉
蓮忍阿闍梨 吉右衛門
常盤御前  雀右衛門
話題とみどころ
 鞍馬山で、夜な夜な不審な物音がするとの噂が立ち、鷹匠(富十郎)、吉岡喜三太(梅玉)、平忠度(仁左衛門)が、その詮議に立ち上がろうとします。実は音の正体は、稚児の牛若丸(鷹之資)が、天狗を相手に武者修業する物音。初代鷹之資を名乗り、その門出を豪華な共演陣で祝う一幕です。


(感想)
共演者が豪華!凄かった。
大ちゃんこと初代鷹之資くんは6才だそうです。
お祝いの一幕、周りの人の尽力に拍手!お子様が太刀をふるうたびに侍の手下の若い衆がばったんばったん宙返りして迫力あります。しかもそろっている!!
一段楽しての口上。
雀右衛門、吉右衛門、仁左衛門、豪華!
わりとくだけた話ぶりで楽しかったし、和んだお祝いのお芝居でした。見ごたえありました。
それから、仁左衛門!
マイミクさんが仁左衛門一押しなのがよ〜〜くわかりました!
本当に絵になりますなぁ。そこにいるだけで映える。
昼の熊谷陣屋も楽しみです。
他の演目よりも大向こうのかけ声も沢山かかっていました。
「天王寺屋」「播磨屋」などなど、実に爽快♪


三、 連獅子(れんじし)


狂言師右近後に親獅子の精 幸四郎
狂言師左近後に仔獅子の精 染五郎
法華の僧蓮念 玉太郎
浄土の僧遍念 信二郎
話題とみどころ
 唐の清涼山に現れた、狂言師右近(幸四郎)と左近(染五郎)。親が仔を千尋の谷に突き落とすという、厳しい獅子の子育ての様子を踊ってみせた二人は、やがて獅子の精に姿を変え、勇ましく舞い踊ります。前半の獅子の子育て、後半の赤と白の長い毛をさまざまに扱う毛振りと、見どころが尽きないダイナミックな長唄舞踊と間狂言の楽しい宗論。

(感想)
今回の目的でもあった幸四郎。さすがです。狂言の踊りは無駄なくきりりと引き締まった舞台。ボキャ貧で例えられませんが流石の一言です。心理的なものも含め。
染五郎、世間で騒がれている人だけにあまり興味がなかったのですが、見たら凄く良かった!!
白塗り隈取に若い獅子の衣装もとても映える。
一挙一動が絵になるし、力強く清しい。
とにかく一瞬も飽きることない舞台でした。
一日たっても鮮明です。もう一度みたいほど。


四、 大経師昔暦(だいきょうじむかしごよみ)

茂兵衛 梅 玉
おさん 時 蔵
女中お玉 梅 枝
母お久 歌 江
番頭助右衛門 歌 六
大経師以春 段四郎
話題とみどころ
 実際にあった事件をもとにした近松門左衛門の世話物

運命と善意の空回り。不条理劇で近代小説のようなあらすじ。
近松はこんな割り切れない話もかいていたんだなぁと。
世話物(庶民のくらしを題材にした話)は舞台装置からなにからなにまで見ているとタイムスリップしたような気分になる。

季節柄あってはいるけれど、連獅子の後だとすこし物足りないかもしれません。連獅子のあと帰ったお客さんも3階には結構いたような。

ちなみに歌舞伎は、お客が元気なうちに、割と難しめな「時代もの」をやり、感覚で観ても楽しめる舞踊をやり、最後に肩肘はらない「世話物」をやるらしいので、最後まで見たいもの。
多様な歌舞伎の演目を組み合わせてるので最初から最後まで見るととても見ごたえがありました。

江戸浄瑠璃の三味線もよかった、途中で拍手がなんども起きてました。