9月公演行ってきました。はー見ごたえありました。
「東海道中膝栗毛」想像してたよりもかなりコメディでした〜占い師は細木(さいき)だし格好もまんまだった・・・モリゾーとキッコロのかぶりものの中の人は吉右衛門(鬼平はんかちょう)だし、仁王像はサイバーパンク風だし。
とこうかくと歌舞伎らしくなさそうですけど、そんなことはありません。幕開きの夜明けの日本橋の様子は感動ものでした。

役者さんでは勿論、吉右衛門、中村福助さんがよかった。
娘役とスリのお藤の姐さんぶりどちらもよかった。
特に声からして姐さん言葉がハマってました。
歌昇さんの台詞はききやすく声がよい。
時蔵丈の桜王丸すくない動きで難しい役ですが上手かった。
衣装も綺麗だし、小道具も見ごたえありますね。

見ながら、歌舞伎の色彩とか日本の美術って優れたディフォルメと象徴性の集大成なのだと感じました。
邦楽の音階は西洋音楽の音階とまったく違う音で成り立っていて、武満氏も言ってる事ですが(自分の書籍にも引用したけど)東洋の音楽は草のように季節で色を変え、なびくものなのだと思いますね。西洋の音楽は1本の巨大な樹木なのです。
色彩も然りで、移ろうもの。だから美しい中間色が多いのかもしれません。それはそれに気づく繊細さと余裕を持っていたらからなのでしょうね。いつからそれが当たり前でなく失われはじめたのかといえば、おそらく明治期からだと思うのです。
だから私は軍国主義的なものが大嫌いなのかもしれない。

やっぱりこれはもっと見る機会をつくらなくちゃ、と思った。
お弁当の手まり寿司も美味しかったし(笑)たまごが柚の風味がついてて。また時間をつくって行きたいです。
歌舞伎の演目って大体8年サイクルでやってるみたいですね。
中には夜の部でやる植木屋なんて48年ぶりというものもあり。


劇場入ってしまうと長時間芝居と踊り漬けになりますから完全に非日常ですね。だいたい劇場内でたいやきも焼いて売ってるんだから凄い(笑)芸術でもあり、娯楽なんでしょうね〜そのバランスが結構すきです。久々でしたが楽しめた。
夜の部も行きたいな。


正札附根元草摺
(しょうふだつきこんげんくさずり)
11:00-11:20                        
菅原伝授手習鑑
(すがわらでんじゅてならいかがみ)
賀の祝
11:40-13:04

豊後道成寺
(ぶんごどうじょうじ)
13:39-14:00

弥次郎兵衛 喜多八
東海道中膝栗毛
(とうかいどうちゅうひざくりげ)
14:20-15:55