ガラ初日に行ってきました。

ABTは個人技と豊かで華やかな音楽性に溢れているカンパニーだと思います。音への合わせ方がとっても早いんです。
(反対に音の終わりに合わせるパリ・オペラ座はやはりゆったりめ)
ABTは音の始まりに踊りと動きを合わせているので、その分観る側が楽しむ余韻が長く生まれているのだと思う。動きの流麗さ、テンポのよさ、身体能力が高いダンサーたちが音楽を身体に取りこんでバレエを踊ると、バレエでありながら上級のエンターテイメントにもなって楽しませてくれる。ダンサーたちを観ていて、テクニックと音楽性の豊かさを改めて思った。

「テーマとバリエーション」
男性ダンサーが入ってきた途中からは面白かったです。
オケも後半は良かったですけど。

今回指揮者が3人来ていて、3人がそれぞれ曲によって代わるのが納得でした。細かいです。

「ロミオとジュリエット」
アンヘルとジュリー・ケント。
ケントは家族で好きなので観られたのが嬉しい。
仕方がないのかもしれないけど、照明が暗めなので私の席(2階中央3列目)からはオペラグラスを使ってもよく見えない表情もあり、残念。
ケントはやっぱり美しいし舞台映えする”バレリーナ”。
コレーラは映像でみたロミオとジュリエットよりもずっと良かった。演技がより自然になっていた。
あーケントの踊りがもっと観たいなと思うけど、観る為にはNY行かないと駄目ですね。。。

「白鳥」の「黒鳥」
ボッカ良かったですよ!ニーナが降板なのでジリアンがパートナーでしたけど合ってました。
ジリアン、ピルエットが長い!!トリプル〜4回転入れたフェッテでは思わず感嘆。しかも力んでなくて軽々とやってるのが凄い。近くの人も凄いーと思わず声が上げてる人が何人もいました。もっと表現が堅いかなと思っていた部分があったんですが、凄かった。ライモンダも楽しみ。

「海賊」
空中での姿勢が美しいし、バランスがよくてパワフルなのに美しい、ホセ・カレーニョならでは。力づよさと優しさが同居する彼の踊りが観られました。レイエス、音の早さに合って回転も繊細さが加わっていました。表情がキュート。
カレーニョ観られるのもこの日だけです(涙)
ケント・カレーニョ取りたかったんですが・・・。


「シンフォニエッタ」
初めて観ました、そしてとても興味深い演目で、かつダンサーたちの動きもすばらしく目が離せなかった。
収録したらじっくり観てみたいと思うバレエ。

コルネホ、身体のバネが凄いのがよくわかります、彼だけ身体が動いたあとの身体の戻りが早いのが遠目でもわかる。反射的な部分もある、、男性ダンサーは皆良かったですがやはり目立ちますね。デビット・ホールバーグも良かった。伸びやかで繊細さもありスピーディ。自然と目で追ってしまいます。
”身体と魂”の自由さを自然の中で謳歌する、そんなテーマが1楽章〜4楽章通じて瑞々しく表現されているバレエ。
ABTの演目として日本で観られて良かったです。
クラシックの技術が高いダンサーが踊るコンテンポラリーはどこまでも興味深い世界。

シンフォニエッタの余韻に浸っていたら、さっさと会場がはけていくのが少々気になりました。ちょっとそっけない感じが・・してしまいました。ガラ初めてで良かったけど演目自体はトータルで1時間少しなので古典やコンテンポラリーでもう1・2つあっても良かったかな、という気もします。
ディアナとアクティオンとか、何か。。。

あー薔薇の精、とシンフォニエッタもう一度観たいです。

ゆっくりだらだら外に出たら凄い楽屋口。
TV放映かなんかの影響なのかコレーラファンが凄い。いや私もコレーラファンだけど、あまりに多くて「善意で(?)遠慮したくなるくらい」凄かったです、でも夫がせっかくだから並ぼうと言うので姫と何気にならんでいました。
ABTのダンサーって楽屋から出てくるの早いですね!
支度がはやいのか、さっきまで踊っていたホールバーグやコルネホたちが出てきてファンにサインしたり写真とったりしていましたねー。
意外とすぐ順番がきてコレーラは1人1人写真まで応じていました・・・姫はプログラムにサインしてもらって握手してもらっていましたよ。小さい子(若いファンだからね・笑)がいくとすごい笑顔。いつも映像で沢山みているから不思議な感じでした、気さくなので全然プレッシャーがないし普段着もナチュラルで、ずっと合ってない親戚に合うみたいな雰囲気でした・・舞台で観るときは凄く期待で緊張するのに!!すごく「いい人」だ〜と・・だからこそあの素晴らしい踊りができるのでしょう。並大抵の練習や才能ではできない筈、、です。

表現の深さと豊かさは技術の高さがないと生まれないし、天性とは自然体でないと生まれないものなんだろう。

私はあまり出まちなどでステージの余韻が曖昧になるのに好きなほうじゃないんですが、オフステージも少しだけ時間が共有できるのは貴重で良かったです。
ゲンナジー・サヴァリエフにもサインを貰うことができて嬉しかった。

ABT Tシャツやっぱりありました。(笑)
ラインストーンでABTと入っていてお洒落デザインです。
ホセ・カレーニョが被ってたみたいなABTキャップはありませんでした。