今週末19日の「ラ・バヤデール」(ベルリン国立バレエ)に備えて改めて見直しています。

今回はマラーホフ改訂版とのことでとても楽しみです。予習はマカロワ版の英国ロイヤル
ラ・バヤデールです。

ニキヤ アルテナィ・M、
ソロル イレク・ムハメドフ
ガムザッティ ダーシー・バッセル
大僧侶 アンソニー・ダウエル
影の王国のソリスト ヴィヴィアナ・デュランテ
金の仏像 熊川哲也

私はダーシー・バッセルのガムザッティとアンソニー・ダウエルの大僧侶が好きです。

そういえば、先日の吉田都さんのドキュメンタリーで楽屋で一緒のダーシー・バッセルが見られました。子供が二人いるプリンシパル。素敵です。
ニーナ・アナニアシヴァリもおめでたという噂がありましたが、どうなでしょう。ジュリー・ケントも出産をへてプリンシパルとして現役。
日本では、まだ出産をした現役バレエダンサーはいないと聞きます。
それだけ、両立し難いものなのでしょう。
パリ・オペラ座のダンサーも「妊娠はバレエを放棄するイメージがある」と悩んでいました。でも素晴らしいダンサーこそ、次世代を育てて貰いたいです。
それは技術の継承というものでも可能と思うのですが、それでもあえて。
それは喜ばしいことですね。
出産して仕事に復帰できる環境が整うのか、その準備をする余裕と環境があたえられるのか、それはやはり社会的な問題です。
個人では乗り越えられないことが多くあります。

とにかく、自分に世界・芸術を肉体表現で構築するバレエダンサーで出産もしているって、純粋にリスペクトしてしまいます。
日本も近い将来そうならないと本当のバレエ界の発展はないのでは、と思う次第。