1DAY-25HOURS デザイン・フォー・ライフ

from ousia@web 高嶺(Takane)によるデザイン・フォー・ライフ. テキストと写真で綴ります.

July 2005

アメリカン・バレエ・シアター、アンヘル・コレーラとパロマ・ヘレーラのドンキ行ってきました。(チケットはソールドアウト)

一幕からキトリとのポーズとのちょっとした間にも高速な回転をするコレーラ(笑)目がついていかない。どよめく会場!

とにかくコレーラとヘレーラさんのパはテンポが早くても綺麗に決まるので凄いです。群舞やソロだとそのテンポには綺麗にあわないようででテンポがゆっくりめになるんですが、コレーラは踊りながら「もっとテンポ上げて!」とサインを出してましたね。どんどんテンポが上がってゆく!
1幕はどのテンポで演奏するか、オケがちょっと迷っていたようで少しあれ?と思う所もありましたが、だんだんよくなってきました。
エスパーダ(闘牛士)にディヴイッド・ホールバーグ。
似合ってます。エレガントなマタドールっぷりでした。
あとはラテン系な気迫みたなものが動作に効くと素晴らしくなると思った。今後もっと期待したい人。

個人的には、2幕が良かった。アムール、柔らかくしなやかでターンの間も弾むようで、キューピッドらしかった!!
もっと拍手があってもいいのに〜〜と。ここは絶対拍手だろう!という所が意外と会場はしんとしていて、残念。

ジプシーの踊り、素晴らしい。
男性群舞のジプシーがバク宙していたし身体のバネが素晴らしかった。あんまりやりすぎるとバレエにならないんだろうが、もっとやってほしい(笑)
サワタニー・タラタニット、上手いと思ってABTページみたらコールドの方でした。柔軟できれがよくて映えてました。
サッシャ・ラデツキーとアンヘルの踊りでの対決でお互いを認め合うところは面白かったしみごたえありました。

3幕はもう・・期待通り、というか凄かったです。
会場も「待ってました」という期待にあふれててコレーラもヘレーラもそれに応えてました。パロマ・ヘレーラのキトリのバリエーションの振りや表情はやっぱり素敵。ちょっとした演技がすごく踊りを豊かにするんですよね。”now”に収録した時みたいにフェッテでも3回に1回はトリプル入ってました。それも音楽にあっていて。
コレーラは、・・こんなバジル、見たことない!(笑)
すごい進化してます、、どうして空中を舞いながら、空中で回転しているのか(笑)あの動きをあの早さで、音にのせながら踊るなんて・・・なんだか凄すぎて早くも幻になってきましたが凄かったです。全幕バジルであの踊りをするのは本当に凄い。もっとバレエの知識があればあの動きを言葉にできるんでしょうが・・・凄すぎる。お客さんはとにかく拍手の嵐でした。凄く欲を言えば、最初のバジルのバリエーションの時にアンヘルならではなスペイン風なポーズをもっと丁寧な形で入れた所が観たかったんですが。

そうそう、演技のほうも良かったですよ。
キトリのヘレーラも可愛くて目を伏せわ笑顔がとても綺麗だったし、キトリに合ってて好きです。コレーラは、・・なんだか凄いお茶目さんでした。怒ったときにふくれっ面を・・v
あれは忘れません(笑)狂言自殺の時も面白かったです。
キトリはバジルに飲ませる酒(水じゃないよね)を豪快にのみほしちゃってました。いいなぁ。

ガマーシュ、とても良かった!かなり情けないキャラになってましたがつっつき回されてました。(笑)キトリの親父との掛け合いが抜群。

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オフ・ステージ、ライモンダの時みたいにマーフィとコレーラできっとサイン会をしてくれる!と思っていたので今回はお二人にプレゼントを。あとコレーラのお姉さんのカルメンにもと思い(白い貴婦人も良かった)用意していきました。
コレーラは、姫のことを覚えててくれて、わーありがとうと喜んでくれてました。「これをあなたのお姉さんにも!」とプレゼントを渡したら、とっても喜んでました。(笑)
パロマ・ヘレーラは途中から一緒にサイン会にきてくれて・・感激でした。プレゼントを渡したら、すっごく驚いていて「私に??」勿論〜と渡すととっても喜んでくれました。良かった〜 いつも観ている”now”のDVDジャケットに二人のサインが貰えて嬉しかったです。

ローラのバック、合皮+ローラのファブリック(布生地)なので気分よく使えるという利点があります。
でも考えてみれば私が好きな鞄、ポーターとかアニエスb・ヴォヤージュだからそもそも布が多いのであまり問題ないな、と。(合皮は素材的に好きではないのです・・素材感やデザイン性のある布が好き)

しかし靴はやっぱり皮製品になってしまう。
レペットの靴、可愛いしデザインにも惹かれるが、仔牛・子羊皮をわざわざ履くのは嫌だ・・・。
皮製品を買ったら大事にお手入れして長く使うようにします。

秋冬ではリアルファーがついたジャケットや小物(手袋やバッグ)を買いたい!とおもってる方はこちらを参考にしてから品物を選んでください。。
http://homepage1.nifty.com/96iruka/hoka/animal_fur2.htm

そろそろ秋冬もののカタログなどが届くようになりました。
”リアルファー付き”のジャケット、小物がわんさか・・・
それも恐ろしく安物に使われてる・・毛皮が「高価」で「一部の人の趣味」だった1980年代以前のほうがよっぽどましだったのがわかります・・・


ANGEL
アメリカン・バレエ・シアター「ライモンダ」素晴らしかった、堪能しました。
全幕バレエの素晴らしい踊りを3公演分くらい堪能してしまう2幕のすごさ。
想像以上で目がまったく離せません。
元々、素晴らしい踊りがちりばめられたライモンダは、宝石でできた首飾りのようだとたとられるほど。3幕を2幕にしたことで、3幕構成を踊りのすばらしさと豊富さはそのままに凝縮されていました。構成や演出についても書きたいこともありますが、まずは公演のすばらしさから。

1・2幕をコンパクトに、2幕後半からのライモンダを代表する踊りとサラセンとスペインの踊りはそのままに、大幅に凝縮された内容。さらにダンサーも豪華です。
ソリストのデビット・ホールバーグは群舞のペアで入っていました・・凄い見ごたえです。

マリア・リチェットとエリカ・コルネホのソロも素晴らしかった。
柔らかく、しなやかで軽やか。踊りの楽しさも伝わって。1幕・2幕ともに素晴らしかった。もっと拍手があってもいいのに!と思いましたね。。

カルメン・コレーラの「白い貴婦人」初めてみたけど綺麗でした。バランスがよく動きが美しい。長身でしなやかで映えますね!(ドン・キではメルセデスなので楽しみです)


そして、ジリアン・マーフィ凄い。2幕になってからは特に彼女の持ち味とマーフィだからできる踊りの数々に目を奪われた。というのも、元々素晴らしい振付なのだけれども、そこにマーフィの今の技術で可能な限りの上級な表現があった。テクニックではシェネの軽やかさ、舞い上がり手を首の後ろにかざすハンガリー風のポーズが空中できまる瞬間は本当に美しかった。形を早くつくれるから、その美しさを残像で残せるのでしょう。目に焼き付いてます。振付に正確でありながら、最大限の表現をする為のテクニック。
いわゆる「技術の人」という範疇では収まらないものがあった。
紫の衣装も本当に合っていました。ライモンダの振り付けはどれも美しく、クラシックバレエの技術と美しさとハンガリーをはじめとする民族舞踊の魅力に満ちあふれるもの。
ライモンダのヴァリエーション、短調の曲に合わせて舞う表情は哀しみがみえ、この踊りをみて初めてこの曲と踊りの場面は、死に至ったアブデラフマンへが背景にあるのではと思う。それでなくとも気持ちの揺さぶられる曲と踊りではあるが、昨日はとても引きこまれた場面。

マズルカ、そしてチャールダッシュに続くグラン・パ・クラシックはもう圧巻でした。
ライモンダは白に花や植物の刺繍が映える衣装、そのほかのソロはライモンダらしく水色で、アラベスク文様が金で縫い取ってあって綺麗。
アントレから引き込まれてしまうのは、ABTの良さが凄くでていたからだと思います。
女性ヴァアシオンでは、マリアリチェットとエリカが魅せます。
手先が美しくて、振り付けが浮き上がるよう。
パ・ド・カカトル、見ごたえ凄いです。4人の男性ソリストが勢揃いですから。
コーダは男女が踊り、リフトでステージが埋め尽くされるほど、、踊り手が揃わないと上演しないという理由はこの当たりにもあります。優れた男性ダンサーが揃っているカンパニーならではの魅力でした。

そしてライモンダのヴァリアシオン、ジャン・ド・プリエンヌのヴァリアシオン。
コレーラは期待を裏切りません。技術も勿論すごいけれども、1幕のダンスール・ノーブルな立ち振る舞いにも感動しました。
あんなに高く跳び、回転しながらも音楽の豊かさを決して逃さないで、身体の中に取りこんで一体化する。コレーラが凄いのは、技術や技巧だけではない、高い音楽性ゆえ、バレエに特別な相乗効果が生まれるんです!!スペインで音楽に合わせていかに踊るかという指導をカレミア・モレノ先生に教わったと言っていますが、コレーラの踊りが特別なカタルシスをもたらすのはそういう事なんだと思います。
(たとえば、ニーナの踊りが、バレエという音声を発しない踊りなのに、彼女の踊りがまるで唄うような、メロディを奏でるような華やぎを発してるのもそれに関連する)
コレーラといえばテクニック、のような紋切り型の賛辞ですが、それだけではない、いくつかの理由があります。多分一つはその音楽性の豊かさ、センスの高さ。

ところで十字軍にいかず、帰還する設定でもないのでややジャンとアブデラフマンの存在というのが輪郭が消えているのですが、踊りは素晴らしい。
というかアメリカって十字軍とか演出してもしらけるだけなのかな・・なんて思ってしまいました。パ・ダクシオン(求愛の踊り)パスター、良かったです。アブデラフマンという異色・異教の存在感がもっと強く出るとジャンとの対比がもっと面白いものになると思うのです。(やはりタランダの存在感は凄かったから・・・でも比べるのは面白くないですね。誠実そうなアブデラフマンで、ライモンダは途中からありえないほどアブデラフマンに気持ちが傾いていました)
フィナーレ、そしてカーテンコールでは、客席もスタンディングで拍手を送りました。
本当に、素晴らしい公演でした。

b6685134.JPG予約していたクリフトンの家具チェスト・オブ・ドロワーズがきました。

先日ミュージカル「プロデューサーズ」の帰りに高島屋に寄ったらベアの催事が。
山盛りなシュタイフ(趣味ではない)に混じってすこしですがメリーソートのチーキーが!ラブリー。

MerryThought 
Cheeky Linda Mullins(2004/12)
124/250

このチーキーは購入すると1000円が中越地震のチャリティになるそうです。チーキーはエリザベス女王が「生意気そう」って言ったのでチーキーって言うんですって。

クリフトンの家具は、パイン材をホワイト・アンティーク加工してあるローラ・アシュレイの定番家具です。玄関のコンソールテーブルと同じシリーズ。
白いケーシングや窓枠に、合っていると思います。
カーテンもローラです。アートフレームをローラの秋冬シリーズで良いのがでたら(春・夏は好みの絵はありませんでした)バラクラのショップで買いたいと思います。イギリスの牧歌的な雰囲気のものを。
(部屋の奥には柴田是真のひまわりのフレームと、バリのウブドの絵画マーケットで買ったバリの風景画を飾っています)

ガラ初日に行ってきました。

ABTは個人技と豊かで華やかな音楽性に溢れているカンパニーだと思います。音への合わせ方がとっても早いんです。
(反対に音の終わりに合わせるパリ・オペラ座はやはりゆったりめ)
ABTは音の始まりに踊りと動きを合わせているので、その分観る側が楽しむ余韻が長く生まれているのだと思う。動きの流麗さ、テンポのよさ、身体能力が高いダンサーたちが音楽を身体に取りこんでバレエを踊ると、バレエでありながら上級のエンターテイメントにもなって楽しませてくれる。ダンサーたちを観ていて、テクニックと音楽性の豊かさを改めて思った。

「テーマとバリエーション」
男性ダンサーが入ってきた途中からは面白かったです。
オケも後半は良かったですけど。

今回指揮者が3人来ていて、3人がそれぞれ曲によって代わるのが納得でした。細かいです。

「ロミオとジュリエット」
アンヘルとジュリー・ケント。
ケントは家族で好きなので観られたのが嬉しい。
仕方がないのかもしれないけど、照明が暗めなので私の席(2階中央3列目)からはオペラグラスを使ってもよく見えない表情もあり、残念。
ケントはやっぱり美しいし舞台映えする”バレリーナ”。
コレーラは映像でみたロミオとジュリエットよりもずっと良かった。演技がより自然になっていた。
あーケントの踊りがもっと観たいなと思うけど、観る為にはNY行かないと駄目ですね。。。

「白鳥」の「黒鳥」
ボッカ良かったですよ!ニーナが降板なのでジリアンがパートナーでしたけど合ってました。
ジリアン、ピルエットが長い!!トリプル〜4回転入れたフェッテでは思わず感嘆。しかも力んでなくて軽々とやってるのが凄い。近くの人も凄いーと思わず声が上げてる人が何人もいました。もっと表現が堅いかなと思っていた部分があったんですが、凄かった。ライモンダも楽しみ。

「海賊」
空中での姿勢が美しいし、バランスがよくてパワフルなのに美しい、ホセ・カレーニョならでは。力づよさと優しさが同居する彼の踊りが観られました。レイエス、音の早さに合って回転も繊細さが加わっていました。表情がキュート。
カレーニョ観られるのもこの日だけです(涙)
ケント・カレーニョ取りたかったんですが・・・。


「シンフォニエッタ」
初めて観ました、そしてとても興味深い演目で、かつダンサーたちの動きもすばらしく目が離せなかった。
収録したらじっくり観てみたいと思うバレエ。

コルネホ、身体のバネが凄いのがよくわかります、彼だけ身体が動いたあとの身体の戻りが早いのが遠目でもわかる。反射的な部分もある、、男性ダンサーは皆良かったですがやはり目立ちますね。デビット・ホールバーグも良かった。伸びやかで繊細さもありスピーディ。自然と目で追ってしまいます。
”身体と魂”の自由さを自然の中で謳歌する、そんなテーマが1楽章〜4楽章通じて瑞々しく表現されているバレエ。
ABTの演目として日本で観られて良かったです。
クラシックの技術が高いダンサーが踊るコンテンポラリーはどこまでも興味深い世界。

シンフォニエッタの余韻に浸っていたら、さっさと会場がはけていくのが少々気になりました。ちょっとそっけない感じが・・してしまいました。ガラ初めてで良かったけど演目自体はトータルで1時間少しなので古典やコンテンポラリーでもう1・2つあっても良かったかな、という気もします。
ディアナとアクティオンとか、何か。。。

あー薔薇の精、とシンフォニエッタもう一度観たいです。

ゆっくりだらだら外に出たら凄い楽屋口。
TV放映かなんかの影響なのかコレーラファンが凄い。いや私もコレーラファンだけど、あまりに多くて「善意で(?)遠慮したくなるくらい」凄かったです、でも夫がせっかくだから並ぼうと言うので姫と何気にならんでいました。
ABTのダンサーって楽屋から出てくるの早いですね!
支度がはやいのか、さっきまで踊っていたホールバーグやコルネホたちが出てきてファンにサインしたり写真とったりしていましたねー。
意外とすぐ順番がきてコレーラは1人1人写真まで応じていました・・・姫はプログラムにサインしてもらって握手してもらっていましたよ。小さい子(若いファンだからね・笑)がいくとすごい笑顔。いつも映像で沢山みているから不思議な感じでした、気さくなので全然プレッシャーがないし普段着もナチュラルで、ずっと合ってない親戚に合うみたいな雰囲気でした・・舞台で観るときは凄く期待で緊張するのに!!すごく「いい人」だ〜と・・だからこそあの素晴らしい踊りができるのでしょう。並大抵の練習や才能ではできない筈、、です。

表現の深さと豊かさは技術の高さがないと生まれないし、天性とは自然体でないと生まれないものなんだろう。

私はあまり出まちなどでステージの余韻が曖昧になるのに好きなほうじゃないんですが、オフステージも少しだけ時間が共有できるのは貴重で良かったです。
ゲンナジー・サヴァリエフにもサインを貰うことができて嬉しかった。

ABT Tシャツやっぱりありました。(笑)
ラインストーンでABTと入っていてお洒落デザインです。
ホセ・カレーニョが被ってたみたいなABTキャップはありませんでした。

小学校から「親子除草」のお知らせがきました。
夏休み明けの9月初めに学校内の除草をするので参加するかしないかを提出するようにとのこと。

「親子」ってつける意味を疑います。
子供はお昼休み中のみ作業をするそうですが、親が仕事をしていて参加できない子供が心細い気持ちを味わったり些細なことでも区別がつくのは納得できない気持ちです。
昔はこういうクリーン作戦的なことは教員と生徒だけで行っていた記憶があります。東越谷小学校は父兄のボランティア協力が盛んですが、それに頼りすぎているような印象も持ちます。もちろん協力できることはしてもいいのですが。そして協力したいと思い実行されるのは良いことですが、それに頼ることはまた別。
それならば単に「除草作業の協力募集」などでいいはず。
親子で参加するのが「普通」なのか、単に協力できる人はどうぞという意味合いなのか、不明瞭で、ボランティア活動の意味づけもかなり曖昧な印象。

母親は常に時間が余っていてその余力で協力してもらいたいという姿勢に違和感を覚える。

家庭の協力というのは本来そのような意味ではないはず。


別の問題もある。
今学校では授業中の姿勢(聞く態度、書く姿勢、勉強する時に相応しい体勢)など全く教員は指導しないと子供達はいいます。
親も注意しないと多くの子供は言う。
肘をついたりいすにちゃんと座らないで勉強しても何もならない。
おそらく小学生低学年のうちにそういった基本態度を身につけなければ、中高生になっても変わらないだろう。基本的な事を学ぶのが小学校だと思うが、多くの欠落を感じる。

幼稚園生のような小学生が増えているのはそういった子供に接する側の「大人」が知らないうちにもたらしている悪影響だ。

2f13156c.jpgお友達と原ミュージアムへ。(後日記入)
品川の住宅地にある原邸なので、美術館へ行くのと古くからある家を訪ねるのと両方の気分になれる不思議な場所ですね。
森村泰昌のレンブラントのセルフポートレイトは見逃していた作品なのでそれも見られて良かったです。

原といえばバウハウス建築、そしてcafe D'art ですが、穴子と浅葱・三つ葉の入ったしょうゆとバルサミコのパスタが美味しかった。
ベースはペペロンチーノらしいのですが、しょうゆ+バルサミコの組み合わせに感動。合いますね。
美術館併設のカフェにしては凄くメニューが充実してるんですよね。料理のヒントを貰うこともしばしば。

帰宅後、穴子パスタを再現したくて翌日作りました。
ただし、至近のスーパーには穴子はなく、しかたなくウナギ。
軽く白ワインで蒸してから使用。おいしかった。
夏はたびたび作りたい一品!

614f9928.jpg植物画の至宝展へ行ってきました。


額絵は無かったものの、ポストカードは充実していました。
クリアファイルも綺麗でした。
大航海時代に収集された植物のボタニカルアート。18世紀イギリスの王室が雇用していた画家らの絵が見事。もも、無花果、葡萄、胡桃。
そしてサザンカや椿。
植物画は写真技術の発達に伴い次第に役割を負えて鑑賞用となったが、写真よりも優れた画のほうがよりそのものに近い。
写真は、万能ではない。

地下2階では明治の画家の宮殿天井画の下絵展が同時に開催されていた。
こちらは、近づいて見ると植物・花をデフォルメして文様として描くことで、花や植物の魅力と特徴を鮮明に浮き上がらせている。
対照的な展示で興味深い。
円形にコラージュされた花々は日本の四季や情緒の代名詞にもなる花々。

円形の額絵を購入したので、部屋に飾りたいと思う。
因みに、北斎の風景画などを洋の額装にしてコロニアル風の部屋に飾るのが好き。ウィーンのジャポニズムのようなアンバランスがしっくり来る雰囲気。

帰りに奏楽堂へ寄ってみました。
こんなに上野に来てるのに、寄ったのは初めて。
音楽ホールのたたずまいがなんとも落ち着く空間。
実際にホールで演奏されたブランデンブルグの音が静かに流れていました。

バレエ公演にいくと、映画館なみのマナーで絶句することがある。 前奏曲をオケが演奏してる間も、休憩気分なのか何も考えてないのか、バックをごそごそ、ビニール袋音をたてて中身をさがしていたりと・・・。 クラシックバレエは見ても、クラシックを聞いたりすることないんでしょうか。 また幕が上がっても扇子で扇いでいる和服の方も多いですね・・・・。 後ろからはその扇子の動きが邪魔でしかたがありません。 嫌な風(しかも扇子の香りがついた風が)来ることも。 バレエ鑑賞にいかれる方で「和服だと外国からきたダンサーにウケがいい」とかいう理由でこだわっていると聞いたことがありますが、大抵の日本のホールでは和服で鑑賞する前提でシート設計はされていないような気もします。 マナー云々以前の問題。 だからバレエがいつまでも「女子供がみるもの」というレッテルのままなのではないかと思うのです。 非常に残念。 また企業接待でチケットをもらった方などが、バルコニー席前列で身を乗り出して鑑賞するのもマナー違反かと思います。 後列はもちろん、奥の席の方は半分以上、舞台が見えなくなってしまうこともあります。 ご自分で気が付かれない場合、連れの方も気が付かれない場合は、休憩時間にやむを得ず、前に乗り出さないでいただけますか?ということもあるのですが・・・・ こうしたことを、劇場スタッフではなく、観客がしなければならないことはままあります。 しかも休憩時間に声をかけるといっても、その前のシーンは見られないわけですし、言われたほうよりも、言うほうが実のところ気まずいのです・・・・。できれば言いたくないですから・・・・。 またブラヴォーの掛け声は、正しくはブラーヴォです。 (女性、男性、複数と実は区別はありますが、くれぐれもボラボー!と伸ばすのはやめたほうがよいです・・・・。

9332ad22.jpg水栓(アプローチに使った石とレンガで作った)の周りのハーブが繁ってきました。門柱や壁、フェンスとの境界線をどうやってぼやかすか、自然に見せるかということに気を使います。どんな植物を植えて「自然な趣き」をつくるか?

ヴァンテージ・シャッターを利用してクライミングタイプのイングリッシュローズを絡ませていきたいと思っています。

今回の来日公演「ニーベルングの指環」は24日と26日に見に行くことができた。今回は2回目6/26の公演とキャストについての感想。

ジークフリート、ハーゲン、素晴らしかった。
3幕以降、ニーベルンゲン(闇の種族)側への強い視点を感じます。ミーメ、ジークフリートにローゲをからませノートゥングを鍛え直すところはバレエならではのおもしろさ。

思えば、ローゲ(火の神)は、ノートゥングを鍛え直す火でもあり、最期ジークフリートの遺体を焼き、ワルハラ城をも焼き尽くし、ブリュンヒルデもその中に自身を犠牲にする火でもあります・・ローゲをこの指輪に全体的に配した視点でバレエを作るという物語と外部という多元的な舞台を作り上げたことは新しい「指環」ならではです。素晴らしかった。

ブリュンヒルデは、ジークフリートと結ばれますが、おばと甥という血縁関係であり、ジークフリートの誕生の庇護者でもあり名付け親でもある・・そういった複雑な「愛」慈愛までサイダコーワのブリュンヒルデには感じられました。本当に素晴らしかった。

ヴィシニョーワのブリュンヒルデは、ワルキューレの時が印象的。舞台ばえしますよね。ワルハラ城を守るイメージの振り付けも良かったです。
でもワルキューレの場面は、パトリス・シェロー演出の1980年バイロイトのほうが迫力が。大体凄いです、あの場面は、弦の後ろで木管が音を翻すように歌っていて・・さながら死者の悲鳴とワルキューレが戦場を駆る一体性がもの凄い。


ローゲは最期、自らの死を持ってジークフリートと共に自身を焼き尽くしその炎によって世界は終焉を迎えます。彼女は希望の扉を後ろ手に閉め、「悟ったものが輪廻を断ち切れる」と言います。「輪廻」とは仏教用語なので、これは誤訳で「永劫回帰」を指すといってよい。

「生まれた時はあんなに強そうみ見えたのに、いまでは関わるのが恥ずかしいくらいだ。燃えさかる火焔にふたたびこの身を委ねたい欲動にかられる!
このような愚かな最期を彼らと迎えるのは御免だ」

そういって、ローゲは嘲笑しながらその場を去る・・・
虚栄を手にした神々は、豪奢な衣装に身を包み、踊る。
それをブリュンヒルデは城とともに守る・・・。



ローゲはまた、ブリュンヒルデと最期のワルツを踊る。
そしてそのワルツも終わる時、彼女を激しくつきとばして、高らかに嘲笑う。
それはまるで、バタイユの作品の人物が、絶望し、狂気と終末の歓喜によって自我さえも放棄し、笑いとばす、まさに「この世の終わり」と共にある笑いの表情である。
死にゆく世界と自身を真実と偽りを、共有し、そして笑い飛ばす。
不可能といえる演技に、言葉もない・・・。
本当にこのローゲとブリュンヒルデの最期は素晴らしかった。
世界の終わりの瞬間が、そこには顕れていた。・・・・・。









ところで、ニーベルンゲン(霧の国の人・冥界の住人・闇)からの視点が強くでている。ハーゲンは、愛を呪ったニーベルンゲンで指環に呪いをかける。そして愛を呪った彼は一度も愛(性的な欲望)と引き替えに指環を手にした。だが、グリムヒルデとの間に子供をもうける。それは、逆説的な奇跡であり、ハーゲンは影の英雄である。
ジークフリートと対をなす存在である。
その意味で3幕のバレエは非常に充実している。
楽劇では再現不可能な、ジークフリートの歓喜にあふれたダンス。
まだ自身について何もしらされないゆえのほの暗さとそれと対照的な底抜けの明るさと軽やかさ(少年時代)マリアン・ワルターとミカエル・パンツァフ。ジークフリートは本当にすばらしかった。

そのジークフリートを育て、狡猾だが憎めない人物、ジレンマの人であるミーメ。さすらい人に命を翻弄され、ジークフリートを巧みに利用しようとするが、哀れである。
ミーメ役もとてもよかった。

そしてハーゲン。

デュデクのハーゲンの踊りは影の英雄さながらの存在感だった。
ベジャールの振り付けがもっとも映えたダンサーだったように思う。
2回リングを観たが、もう一度観たい踊りは、このハーゲン、そして、ジークフリート(青年と少年)、そしてマラーホフのローゲ、である。
脳裏に刻まれた踊りの躍動感や音楽との一体性、表情・・・もう一度、観たい。
サイダコーワのブリュンヒルデ、ヴィシニョーワのフリッカと共にもう一度観たい。3幕と4幕の踊りから、この指輪へ向けられたベジャールの意匠とマラーホフという存在についてもっとじっくりと観てみたいと思う。日本公演は収録されたのだろうか。
この記念すべき独創的な振り付けと構成をもつバレエと、マラーホフの踊るローゲと彼のカンパニーが演じた「指環」はぜひ収録して映像の記録、舞踏の歴史にも明確な形で残って欲しいと切に願う。


もっとも神の権力に対抗するもの。
ニーベルングの指環の神々は、多神教の神々であり、それらは絶対的なものではない。
むしろ、神の繁栄のみのために振る舞うのか神である。
指環を欺きによって奪い、虚栄を手に入れる神々。
1幕の終わり、ワルキューレのブリュンヒルデに守られ、ローゲが立ち去る幕際の演出は見事。
(シェロー演出/ブーレーズ指揮の指環を観ながら)

補足*今回のプログラム堀内修氏によれば、ベジャールが下敷きとしたのもフランス人演出家パトリス・シェローと指揮者ブーレーズによる1980年のバイロイト版であるという。ベジャールがインスピレーションを得た事が解る。
このバイロイト版は初めて映像収録された指環なのだそう。
因みに2005年6月、つい最近DVDで再発売された模様。
amazonにはなく、私はHMVで購入した。
輸入版なので、日本語字幕はなく、英語かドイツ語(中文はある)だが、その映像と音楽の保存版としては十分。ベーター・ホフマンのジークムントやローゲも素晴らしい。http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1065345
指環

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