1DAY-25HOURS デザイン・フォー・ライフ

from ousia@web 高嶺(Takane)によるデザイン・フォー・ライフ. テキストと写真で綴ります.

思想史と美術史、および時事については社会学観点より。舞台芸術、アニマルライツ、ジョージアン様式建築の輸入住宅インテリア、バラ園芸について執筆中。駐日英国大使館公認ブログ(2008-9).駐日英国大使館広報blog(2010〜) 日英交流150年アーカイブ(国立国会図書館)にて記事閲覧できます。http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/284894/www.ukjapan2008.jp/blog/read/ ご連絡はメールフォーム,TwitterのDMから.  

   





図は、以前に記事にした、「科学技術の未来を決めるのは誰か」について読み記事にしたときから留意していたものである。http://ousia.livedoor.biz/archives/52417089.html


日本の科学/技術はどこへいくのか (フォーラム共通知をひらく)
中島 秀人
岩波書店
2006-01-20






この本について個人的な読書メモを書いたとき、UK-JAPANのメンバーでもある研究者の方からもコメントを頂いた。失敗を研究分析する仕事は、通常欧米はじめおよそ科学的先進国では当然のように重視されている。
しかし、我が国のほうはどうか。それが「科学技術の未来を決めるのは誰か」には端的に2つの図で、また1章を設けて説明されている。

詳しくはぜひ本書を通読してほしいのだが、この失敗を誘発する組織の図をみてほしい。いわゆるトップダウン式であり、仮に(便宜上右とか下という語を用いる)右下の末端の部署あるいは役割をもつ人がミスをするとする。問題が全体に関わるため上に報告すればよいのだが、仮に上に報告することが自らの保身や上司(便宜上こう呼ぶ)が自らの監督不行き届きを懸念してさらに報告をしないで済ます場合、問題はまったく共有されなくなってしまう。中心にちかい部分がフレキシブルに機能し、報告を正確に把握してさらに報告し、その解決方法が組織で共有されて解決の方法をとれば、問題はない。しかしこの組織図ではトップは何をしらないことが増え、トップダウン方式ゆえに下からの、つまり現場からの声は届かないことになる。常に状況に応じて問題解決していくのが望ましいのだが、気が付くと手遅れ...これはかつて失敗し、消滅した日本企業に多い図式であり、多くの病院でもこのシステムをとっていることが多い。臨床の情報がまったく伝わらず、かといって現場の裁量は大変に小さく、何もできない。

(この図を見た時に、グリルパルツァーの裏切りと事実隠匿を思い出した...)

明確な役割分担に変わり、問題の共有がなされない樹木構造。

同様に、失敗の原因の階層性も注目すべきだろう。
この本が出てからすでに年月がたっていても、未だにこうした構造を目にすることが多い。
今日の日本の場合、例えば原子力であるとか...政治であるとか、「未知の領域」はいわずもがな、この問題解決も緻密に行う必要があるのだが、どこか思考停止状態になっているような、または全く情報が入ってこない。
いわゆる不景気、経済的な問題については5、6の階層も問題である。もっとも多数の人が個々に責任がある状態で日常を送っている。
現在の問題として大きいのは第4階層である。政治判断、組織怠慢、行政・政治の怠慢、であろう。あまりにも内向きな指向が失敗を誘発しており、指摘されてもまだ自覚されているかもわからないありさまになっている。
その階層をみても失敗を繰り返すための要件があり、その根本を指摘する向きもあまり多くはない。
個々の事例に対しての批判はあるが、批判的検討がされておらず、何がもっとも失敗つづきになっているのか(年金運用のミスとてこのピラミッドの中にあるではないか、敷いてはそれらが社会不適応という問題にもリンクしている)・・・・

何事もそうなのだが、うまくいっている時こそなぜうまくいったかを検証する必要があり、それをモデル化するのだが、当然失敗したときにもその分析は行われる。
しかし、上手くいったときは、それきりで満悦してしまい、上手くいかないときにも検討をしない、これが失われた20年であり、失われていきつつある平成の世の二十数年になってしまっている。

懸念を通り越して、しばしば呆然としてしまう時もあるほどだが、こうした懸念を持つ人たちが少しずつでも問題点を整理して言葉によって現状を捉え、必要な情報を得て考えることが必要な時期にあるのではないか。
すくなくともこの時代に生きているものとして...



1. 2015-04-08 インターコンチネンタル バリ Intercontinental Bali 滞在記(4)シンガラジャ・ウィング
2. 2017-03-08 月組 <グランドホテル><カルーセル円舞曲> 於:東京宝塚劇場・日比谷・有楽町
3. 2017-02-23 "ロシアンティーを一杯... "(またはブランデー入り紅茶)
4. 2017-03-02 インターコンチネンタル バリ Intercontinental Bali 滞在記(1) クラブ インターコンチネンタル Club intercontinental クラブルーム
5. 2017-03-10 Bali: バリ島ジンバラン・ビーチ Club Intercontinental Bali 滞在記(5)Sunset Beach bar カクテルタイム
6. 2017-03-06 インターコンチネンタル バリ Intercontinental Bali クラブ インターコンチネンタル Club intercontinental 滞在記(4)ラウンジ朝食 エッグベネディクト
7. 2016-10-23 London Natural History Museum 大英自然史博物館展 見どころ(2)「大英自然史博物館と日本」(於:国立科学博物館・上野)
8. 2015-04-16 インターコンチネンタル バリ Intercontinetal Bali 滞在記(6)
9. 2017-03-02 TWG, ニューヨーク・ブレックファスト, JENGGALA KERAMIK 2月記事一覧
10. 2017-01-27 ナンバー2不要論は正しいのか 他
11. 2017-03-06 サルトル来日50周年講演 <サルトルと現代>来日50周年にあたって (於:獨協大学 天野貞祐記念講堂)
12. 2017-03-05 インターコンチネンタル バリ Intercontinental Bali 滞在記(3) クラブ インターコンチネンタル Club intercontinental 和食ダイニング 紅(Koh)
13. 2017-03-12 <古代ギリシア哲学史> 講座 全61回 講座出席と終了記念の会
14. 2008-12-15 C.ディケンズの短編と"物語"について 英米文学をオリジナル英文でよむ  
15. 2017-02-20 2017年エディンバラ国際フェスティバル(3)日程と各公式サイト:国際映画祭、国際サイエンスフェス、音楽とダンス・パフォーマンス(於:駐日英国大使館)
16. 2017-03-05 インターコンチネンタル バリ Intercontinental Bali Club Intercontinental 滞在記(2) 朝食 タマンギタ テラス
17. 2017-03-03 人参のラぺ、羽田のお雛様、せたが家、2月のキーワード、ウェッジウッド、
18. 2017-03-05 シンガポール空港, Changiチャンギ国際空港(SNG,SQ)2017年3月末までのキャンペーン
19. 2009-04-30 4/29 パリ・オペラ座学校公演 クラスレッスン見学
20. 2011-03-02 To be or not to be :ヒュパティア 女性哲学者であり数学者
21. 2017-03-13 シンガポール 羽田 デンパサール SQ シーフードミール、フルーツプラッター BBC 機内プログラム
22. 2017-03-08 Club intercontinental クラブラウンジ(インターコンチネンタル・バリ)2月の記事一覧(1-9位-2)
23. 2017-03-11 いけばな:第8応用合併型 Va.8 木苺の枝、スイトピー3色、緑のアルストロメリアと三美神(ベルギー象徴派)3月記事一覧
24. 2016-10-21 大英自然史博物館展(於:国立科学博物館・上野)Best of London's Natural History Museum2017.3月より 概要と見どころについての記者発表会
25. 2017-01-05 BS視聴 月組 <カルーセル・円舞曲> (NHK BSプレミアム)
26. 2017-01-24 玄関ホール 吹き抜け:ローラ・アシュレイのクリフトン 北海道のバームクーヘン 
27. 2015-09-11 The Five Star Stories X掘 FFS)終わりある世界 / 人間の進化と記録について
28. 2017-02-13 フーコーの振り子(科博)ラスコー展写真 記事一覧9位まで
29. 2017-03-14 ジンバランのローカルへ:バリ島の小学校、フィシュマーケット、ジンバランの市場を歩く(1)
30. 2015-04-23 インターコンチネンタル・バリ滞在記 (7) Sunset Beach Bar






月組 <グランド・ホテル><カルーセル輪舞曲> 2回目...

インターコンチネンタル バリ Intercontinental Ba...

インターコンチネンタル バリ Intercontinental Ba...

月組 <グランドホテル><カルーセル円舞曲> 於:...

新プラトン主義 講座<アラビア語一神教によるプロテ...
          

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娘の卒業式+入学(もうすぐ)のお祝いの食事会へ(企画:自分...)義父および家族で市内の割烹屋さんへ行きました。このところお盆や義父の誕生日などはこちらでお食事しています。(一度、舞浜のオークラでもやりましたが)

まだ本調子ではないので、退院したての時はこの当初の日程でできるのだろうか、と思いましたがなんとか。



女将さんが御店のオリジナルの竹に入ったお酒や、名物の野菜の炊き合わせなどをサービスでだしてくださいました。お心づかいが嬉しいですね。また今年も夏にこうした席が設けられるといいのですけれども。

レイクタウン近くの橋本屋本店さんです。お昼に釜飯御前や松花堂弁当のメニューもあります。
私は最初、お昼に行きまして美味しかったので以来お昼と、こうした席で利用しています。


釜飯を席で仕上げ、あつあつで頂けるのですがおすすめです、お昼もできれば予約したほうが確実かと思います。

越谷は海がないですが、こと魚介に関しては市場もあり、築地から毎朝仕入れるレストラン割烹屋さん、寿司屋さん(回る寿司でさえも)も多いので美味しい和食が頂けるのです。








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2016年12月の記事に書いたが、放送大学の講座において堀江聡先生が新プラトン主義および神名論の講座を行い参加した。(ルネサンス研究会から戻る日だったので、京都から東京駅、そのまま茗荷谷へ移動)
その続きあるいは関連事項として、新プラトン主義の9世紀以降のアラビア語圏での展開についてお話しを再度してもらえないかという話になり(懇親会にて)、堀江先生が私が主催している講座 勉強会(言語文化研究)にてお話ししてくださる運びになったのが1月半ばごろ。

この日は2012年に堀江先生が書いた論文、「アラビア語一神教によるプロティノスの改変に向けて」(岩波書店)および国際基督教大学での講演記録の2種を用いて勉教会を行った。
14時から17時すぎまで、論文の内容を中心に、つまり、アリストテレス哲学で神秘哲学が可能なのか、あるいはプラトニズムにおける偽書のようにアリストテレスにも偽書があり(未だ作者不明)断片としていくつかの著作があるものなども検討する話題となった。

すべてを書き残すことはできないので、(整理はするつもりであるが)記録として、あるいはこのblog記事をお読みになり、ネオプラトニズムやアリストテレス、さらにはプラトン対話篇を学びたい学びなおしたいと思われる方もいるかもしれないし、西洋哲学は西洋だけで完結していると思う向きもまだまだ根強いとは思うので、少々まとめてみることとする。

まずは、堀江先生の論文を少々引用してみよう。

「9世紀バクダードで成立した『純粋善論』が、クレモナのジェラルドによって12世紀にトレドでラテン語訳され、『諸原因の書』(Libre de causis)と題名変え、アリストテレス作として数世紀にわたり一世を風靡した。」

覚えやすいようにこの系譜をまとめてみると、つまり9世紀から12世紀のクレモナのジェラルドの間には西洋哲学は身を潜めている。水脈としてかすかに残っているがそれはここでは立ち入らない。それはそれで重要であり、私としてもそのあたりを研究している...(進行形)のである..

9世紀はアル・キンリ―、10世紀はアル・ファーラビー、11世紀はイヴン・スィーナ、12世紀はイブン・ルシュド(アヴェロエス)となる。
アヴェロエスやアル・ファラビー、イブン・スィーナなどは聞いたことがあるかたも多いであろうし逸話も残っている。




全文はこの岩波の三巻に収録されているので、ぜひお読み頂きたい。


       


堀江先生にエンネアデスのオクスフォード OCT=Oxford Classical Text版の原書をお持ちいただいたので写真をとらせてもらいました。

参加したのは、ギリシア語学習会(放送大学では数学)の小又先生、プラトン研究や勉強会の先輩のEさん、同じく講座でよくお会いするTさん、三田会かつ同窓会同期の陽子さん、前回の新プラトン主義の講座運営されたKさん、昨年電気通信大の院を修了して現在はエンジニアのM君、来春から大学生のAさんほか13名ほどで夜の8時頃まで哲学やプラトニズム、プラトン対話篇などの話で盛況だった。昨年亡くなられた熊田先生の話や大学における哲学研究、また堀江先生がピサやドイツに留学していたころのお話もふんだんに聞くことができた。 
2017年3月19日  14時より
言語文化研究  


この週は私が腸炎で完全ダウンしており(・・・)前日の夕方から早期退院してなんとか会を開催できたのだが、やはり読んだり言葉の力は凄く、開催中はとても集中して思考が働いた(ほう)だと思っている。

いくつか整理しなくてはならないのだが、まずは記録しておきたいと思う。

 



この本は新宿のブックファーストでみつけて即購入した本、発行当時だと思う。

ご参加頂いたみなさまありがとうございます。



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3月25日付(3/1−3/25)アクセス順の記事一覧です。


1. 2015-04-08 インターコンチネンタル バリ Intercontinental Bali 滞在記(4)シンガラジャ・ウィング
2. 2017-03-08 月組 <グランドホテル><カルーセル円舞曲> 於:東京宝塚劇場・日比谷・有楽町
3. 2017-02-23 "ロシアンティーを一杯... "(またはブランデー入り紅茶)
4. 2017-03-02 インターコンチネンタル バリ Intercontinental Bali 滞在記(1) クラブ インターコンチネンタル Club intercontinental クラブルーム
5. 2017-03-10 Bali: バリ島ジンバラン・ビーチ Club Intercontinental Bali 滞在記(5)Sunset Beach bar カクテルタイム
6. 2017-03-06 インターコンチネンタル バリ Intercontinental Bali クラブ インターコンチネンタル Club intercontinental 滞在記(4)ラウンジ朝食 エッグベネディクト
7. 2015-04-16 インターコンチネンタル バリ Intercontinetal Bali 滞在記(6)
8. 2016-10-23 London Natural History Museum 大英自然史博物館展 見どころ(2)「大英自然史博物館と日本」(於:国立科学博物館・上野)
9. 2017-03-13 シンガポール 羽田 デンパサール SQ シーフードミール、フルーツプラッター BBC 機内プログラム
10. 2017-03-02 TWG, ニューヨーク・ブレックファスト, JENGGALA KERAMIK 2月記事一覧
11. 2017-03-06 サルトル来日50周年講演 <サルトルと現代>来日50周年にあたって (於:獨協大学 天野貞祐記念講堂)
12. 2017-01-27 ナンバー2不要論は正しいのか 他
13. 2017-03-12 <古代ギリシア哲学史> 講座 全61回 講座出席と終了記念の会
14. 2017-03-05 インターコンチネンタル バリ Intercontinental Bali 滞在記(3) クラブ インターコンチネンタル Club intercontinental 和食ダイニング 紅(Koh)
15. 2017-03-14 ジンバランのローカルへ:バリ島の小学校、フィシュマーケット、ジンバランの市場を歩く(1)
16. 2017-03-11 いけばな:第8応用合併型 Va.8 木苺の枝、スイトピー3色、緑のアルストロメリアと三美神(ベルギー象徴派)3月記事一覧
17. 2016-10-21 大英自然史博物館展(於:国立科学博物館・上野)Best of London's Natural History Museum2017.3月より 概要と見どころについての記者発表会
18. 2017-03-05 インターコンチネンタル バリ Intercontinental Bali Club Intercontinental 滞在記(2) 朝食 タマンギタ テラス
19. 2017-03-08 Club intercontinental クラブラウンジ(インターコンチネンタル・バリ)2月の記事一覧(1-9位-2)
20. 2017-03-05 シンガポール空港, Changiチャンギ国際空港(SNG,SQ)2017年3月末までのキャンペーン
21. 2008-12-15 C.ディケンズの短編と"物語"について 英米文学をオリジナル英文でよむ  
22. 2017-03-03 人参のラぺ、羽田のお雛様、せたが家、2月のキーワード、ウェッジウッド、
23. 2017-02-20 2017年エディンバラ国際フェスティバル(3)日程と各公式サイト:国際映画祭、国際サイエンスフェス、音楽とダンス・パフォーマンス(於:駐日英国大使館)
24. 2017-03-19 3月記事一覧 インターコンチネンタル・バリのミ―ゴレン(アラカルト)
25. 2009-04-30 4/29 パリ・オペラ座学校公演 クラスレッスン見学
26. 2011-03-02 To be or not to be :ヒュパティア 女性哲学者であり数学者
27. 2017-03-18 Club Intercontinental Bali :滞在記(7)ラウンジ カクテルタイムのアペタイザーとカクテル
28. 2017-03-23 インターコンチネンタル バリ Intercontinental Bali クラブ インターコンチネンタル Club intercontinental 滞在記(8)クラブプール、Sea Breeze, ガムランレッスン
29. 2015-04-23 インターコンチネンタル・バリ滞在記 (7) Sunset Beach Bar
30. 2017-01-24 玄関ホール 吹き抜け:ローラ・アシュレイのクリフトン 北海道のバームクーヘン 


3月は年度末や1月からの疲れもありだいたい体調が悪くなるのですが、今年は極め付けでした、12日からの週の予定が全滅するというかつてない事が...12日に腹痛(普通ではない;と思いつつ我慢してしまいました、13日の午後まで)その後、かかりつけに午後担当医の方がいなくて、一度健康診断にだけ利用したことがある病院へ行ったら要検査でもあり弱っていたので、入院(・・・)本来なら23日あたりまで入院のはずでしたが、検査結果もほぼ快方に向かっているとのことで、かなり早期に退院してきたのででした(詳細はカット;)

14日には打ち合わせと、試写会、17日には英国大使館からのご招待で自然史博物館の報道関係者向け内覧会に出席する予定(大変、大変に楽しみにしていたので...場合によっては外出許可を得て行きたかったのですが..)でしたがやむなく欠席のご連絡をし。15日、18日は月組グランドホテル観劇日だったのですけれどもそれもいけず、...活動と呼べる活動はやはり22日くらいからできるようになったような状況です。

19日は新プラトン主義の勉教会を堀江先生をお招きして主催しました。
これは別記事にしつつ、記事にしなくてはなりません!このblogでも記録としてのこしておく予定です。

それにしても寒い3月の末週です。
今週の土曜日が4月というのもにわかに信じがたいです。

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    月組公演行って参りました、2回目とありますが、本来なら4回目です...まさか本当にオットー・クリンゲラインと同じように病院から出てくるとは思いませなんだ...それだけにちょっとその部分ですらわかるような気がしてしまうという観劇でした。

    グランドホテル、このお芝居は3回以上見ると台詞の端々や、挿入されるダンス、前回も書きましたがこのベルリンのホテル(最高級といわれている・それだけに憂いがあるのはなぜなのか)をめぐっての様々な職業の人々の言葉や想い、ふるまいがわかるようになりますね。初見でもそれはわかりますが、それ以上に。
    1928年、ベルリン。前回も思ったことですが、電話という場所と距離が離れた人々を繋ぐ会話を可能とするものがドラマを紡いでいます。それは冒頭の電話交換手やオットー、プライジング、フラムシェンらの会話もそうです。
    そして象徴性。盲目の伯爵夫人とジゴロのダンス。チャールストンも愉しみにしていましたが、今回はその前にほぼ全員で踊る(同じ振りで背後にずっと踊る人々たち)場面もずっとみていました。古い時代、それから新しい時代、少しずつ入り込んでくる現代性、食い止められないであろう資本主義の時代、機械的動労や分業の時代そういった人間の中に入り込んでくる機械的な部分、そうしたものもクラシカルな部分に象徴性として描かれている。コーラスが前回みたときに各段に上手くなっていました。
    美弥さんのオットーは台詞が丁寧で、中盤から最後に「人生」「生」を見出すまでのところが素晴らしいです...冒頭のドクターが言う「君ね、人生は建物の中にあるのではない。人間の中にあるものなのだ」それを理解した後のオットーは新天地であるパリへ向かいます。(プライジング:華形ひかるさん演じるところの はアメリカに向かおうとしている)おそらくフラムシェンとともにパリへ向かうだろうというところであとは観客にゆだねられると思うのですが、劇の冒頭で、妊娠したかもしれない、といっているフラムシェンは、おそるおそる(もちろんそれはオットーの子ではない)オットーに云いますが、「素晴らしい、私はまだ生まれたばかりの赤ちゃんを見たことがないんです」と本当にうれしそうなオットーがいいですよね、未知と未来に心から喜んでいる。人は変われるんだという。(オットーの変化は、男爵の最初の思惑とは違っていても男爵のオットーへのふるまいを通じて変化したもの...本来は陰の部分も濃いグランドホテルなのですが、そこで男爵の陰の部分を知らずに彼の存在や言動の光の部分をみて、そして音楽やダンスを通じて彼が生きることとは何かを知っていき最後にはそこにすがることなく出ていきます。演技を超えている)役替わりのエリックが朝海絢さん。劇の冒頭では出産で苦しんでいる妻をやはり電話を通じて気遣って心配している。そして劇の最期では、フラムシェンのあとにオットーに告げに来ます。「息子が生まれました」と。それに対しても本当にうれしそうにするオットー、男爵がオットーに渡した金のシガレットケースをエリックと息子に譲ります。
    中沢進一の「純粋な自然の贈与」の一節を思い出しましたね...善意はため込むものではない、大切なものをあげる(プレゼント、贈与)することで受け取った側はそれは貯めておくものではないはずで、それはしかるべきときに、他者へ同じように善意を贈与することで幸福を共有することができ、その人と過ごした時間や言葉ややりとりなども共有できるようになるという一節...。オットーとエリックには男爵が与えたプレゼントを介して純粋な贈与を共有できるでしょう..ずっと一緒にいる必要がなくても、別れ、また新しく出会う、そうした人のドラマが最後のオットーとエリック、フラムシェンの会話には現れているなあと思います。

    この日は比較的多くの国外の方がいらしてました、もしかするとこの公演か次の演目の関係者かもしれませんが詳細はわからず。千秋楽だった花組さんもいらしていたとか。(詳細はわかりません)
    前回よりも凄かったのはまずはまずはコーラス、劇場の群舞(チャールストンの前)も素晴らしかったですが、おそらくS3ロビーの場あたりのコーラスがさすが月組でした。
    唄にあるように、豪奢なグランドホテルのロビーに対比しての、はるか地階の流し場、このメリハリはすごいです。もしオペラ由来だとすれば、こうした視点と日常現実はいれないはずですが、ヴェリズモ的な現実感をうまく取り入れています。
    そしてオットーもまた、簿記係かつ余命宣告?されている身をよく作品に投影していて、それがクライマックスとラストで美しき人生、Bell vei が他者と一緒に過ごす時間の中にあると気力や優しさを取り戻していく。「私は長く生きられませんから(死にかけている身)」というオットーへの返事「でも、私たちはいずれ死にゆくのよ」と自然に応答するフラムシェン。「生きる」ことと「死ぬこと」は共存関係です。本当にラストシーンと、シャンパンをあけてチャールトンを全員が踊るシーンは素晴らしい。

    愛希さんは、タカラヅカのダンスは凄く上手いしあっていると思います、でもやはりバレリーナは少し無理があります。往年のバレリーナという設定なので、それも演技かもしれませんが、上半身がぶれすぎていてアームスから肩に力が入りすぎていて...バーレッスン時にかならず通るところを通過してしまっています。
    唄はショーのフィナーレ近くの珠城さんとのデュオはとてもあってます。最後のリフトよりは、劇中のリフトのほうがうまくいっている。
    お二人とも演技という面では暁さん同様にまだ...なので、(舞音、NOBUNAGAの時もなのですが、劇的に人が愛に打たれて変化する、という面は見えてきません。)ともあれ珠城さんはTOPお披露目公演、今日で千秋楽ですね。私が見るのは夏の東宝だと思いますけれども。声質というよりも発声、おそらくたまきさんは低温が出にくいのでしょう、キーをあげるとそうでもないのですが、それから台詞まわしもドラマ性が足りないのです...

    オットー(初演では主演)の美弥るりかさん、フラムシェンのお二人、朝海さん、千海さん、咲希さん、宇月さん中心にみていました、夏月みやこさんも。

    最初電話で予約したときには、満室と断られたオットーが旅立ちの前に「オットー・クリンゲライン閣下にお車を!」(この日はあーさ)のところはとてもシンボリックで、その前のシーンからかなりインプレッションのあるシーンです。感動します、日常の中、人生の中に、「生や他者とのかかわり」が生まれていく。・・・・

    おそらく、このグランドホテルの滞在者たちも、世界大戦後にはまた別のところで、あるいは命を落としたり空爆や劇場閉鎖などの経験がまっているのです...いろいろ考えさせられました。



    カルーセル輪舞曲

    今回はせり上がり部分もよくよく見ることができました。テキーラの部分の男役さんたち素晴らしいです、美弥さん、千海さん、宇月さんと見るほうも嬉しい!
    砂漠のシーン(流麗:シルクロード:振り付け 御織ゆみ乃さん)は本当にみなさんうまくて...あのテンポを完全に把握して優美なダンスです。そしてこの影ソロが、白雪さちかさんと輝月ゆうまさん、カゲソロの醍醐味をみました。それにあったダンスをされる美弥ちゃんと咲希さんはじめの女役さんたち。音楽にあっていますし、コンテンポラリーよりはクラシックよりもバレエ振り付けもはいっています。

    ニューヨークの場面は、宝塚が女性のためのエンターテイメントとおもってる男性のかたにもぜひ見てもらいたいですね...もちろんブラックホース役の方もクールですが、レディジェントルマンの場に愛希さんと一緒にでている、。8名の方すばらしいです。やはり私にとっては、女役ダンサーさんの場も見どころです。パンフレットより記載しておきます。
    憧花ゆりの 夏月都 玲美くらら、白雪さち花、咲希あかね、楓ゆき、美園さくら さん。
    ボブの黒髪は咲希あかねさん(ちゅーさん)だとわかりましたが、千海華蘭さんが歌を歌っている間(うまい)に愛希さんの後ろにいる(とおもう)金髪かつショートボブのかたも良かったです。ル・サンク買おうかな。。

    テキーラの場面、で定着しつつありますが、メキシコの場面は大好きです。
    美弥さんの冒頭から群舞のすばらしさといったら...この場面どこか、(系統は違いますが、花組 GONGA的な両サイドにわかれてダンス対決するような感じで芽が足りません!)
    振り付;桜木涼介さん。

    ブラジルのシーンも今までで一番良かったと思います。
    これもマランドロSの美弥さんはもちろん、マランドロの方々が素晴らしい。
    ハットありなので、こちらもお名前を、。
    光月るう 朝美絢、春海ゆう、夢奈留音、朝霧真、周旺真広、礼華はる

    冒頭の女役さんダンスの部分がハイアーナ役の方でしょうか。ノバ・ボサできそうですよね!
    憧花ゆりの 白雪さち花 楓ゆき 晴音アキ 早桃さつき 茜小夏 さん。(だと思う・ル・サンクみましょう...)

    みつるさんのポリスとと3人のポリス(響れおな 貴澄隼人 輝月ゆうま)もいいですよね。
    みつるさんの舞台写真今度買おう...。

    細かいところはまだまだあって、例えば、やはり地階の労働者たちの存在はすごいし(真ん中の方が目についた)グルーシンスカヤに対してコーラスするホテルマンたちの場面も好きですし、やはりさりげなく千海華蘭さんと二人のボーイがデュオでコーラス入れているところもいいですし、チャールストンの時の総ダンスは素晴らしいです。抜粋かダイジェストでも映像に残るといいなあと思っていますけれども...珠城さんのソロ歌がもう少し声が出て通り、歌詞の意味や言葉の情緒、音楽のもつ魅力を反映させられて、愛希さんのお芝居(舞音の時からあまりかわっていない...)がよくなれば、5点をつけたいのですが。やはり、そこは今月初めにみたのと違いがなくて、カルーセルの年末放送を期待して待ちたいとおもいます。

    少しでも残らないのは劇団の上演史上勿体ないとおもいますけれども。


    飛翔の場(C9A)の場もダンスはもちろんですがコーラスも素晴らしかったです。

    思い出したらまた追記します。
    いつかのようにまた、パレードのときにステッキもってほしいなあと思っています。





    グランドホテル公演オリジナルカクテル飲みました。(イエローシャトルリューズ入り)


       



    宝塚歌劇団
    宝塚クリエイティブアーツ
    2017-03-25

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    PLAZAのお花も桜でした



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  • 3月記事一覧 インターコンチネンタル・バリのミ―ゴレン(アラカルト)
  • インターコンチネンタル バリ Intercontinental Bali クラブ インターコンチネンタル Club intercontinental 滞在記(8)クラブプール、Sea Breeze, ガムランレッスン
  • Bali ナシゴレン Club Inntercontinetal Bali 3月記事一覧(2-9位)



  • http://www.nicovideo.jp/watch/sm29843478

    http://www.nicovideo.jp/watch/sm28765646

    http://www.nicovideo.jp/watch/sm25790311

    http://www.nicovideo.jp/watch/sm30007094

    1789と月ロミジュリのDVDはお薦めです 













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