January 02, 2010
ウィーン・フィルニューイヤー/エレオノーラ・アバニャートとニコラ・ルリッシュのバレエ
ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートのバレエでは、パリオペラ座バレエのエレオノーラ・アバニャートとニコラ・ル・リッシュが出ていましたね!
今年からマニュエル・ルグリがウィーンで監督に就くので、オペラ座バレエも何か関連するかとは思っていましたけれども、ヨハン・シュトラウスの「心と魂」の曲と古代彫刻のギャラリーでのバレエ、良かったです。
個人的にシチリアは文明の十字路、12世紀ルネサンスの一つでもあり、シチリア出身のエラオノーラがパリ・オペラ座バレエで活躍できるのを願っているので余計に感慨深かったといいますか..ドレスの仮縫いの場面で、娘が「今ニコラ・ルリッシュみたいな人がいたような...」と言ってましたが確かにそうでした。
「心と魂」の曲も良かったです。
30日からまた体調を崩してしまい、丸一日飲食もできす、大晦日の午後やらやっと起きられたという有様でした。まだ声がでません...。
今回はインターミッションの間にダンサーのリハーサルや衣装作り、イタリアから届けられた花々などコンサートを構築するまでの間がみられたのも良かったです。
以前のこういった場面が残っていないのが残念なほどです。
それにしても大理石の床でポアントで躍るのは大変なのでは...と色々な意味でプロのレベルを感じました。
今年からマニュエル・ルグリがウィーンで監督に就くので、オペラ座バレエも何か関連するかとは思っていましたけれども、ヨハン・シュトラウスの「心と魂」の曲と古代彫刻のギャラリーでのバレエ、良かったです。
個人的にシチリアは文明の十字路、12世紀ルネサンスの一つでもあり、シチリア出身のエラオノーラがパリ・オペラ座バレエで活躍できるのを願っているので余計に感慨深かったといいますか..ドレスの仮縫いの場面で、娘が「今ニコラ・ルリッシュみたいな人がいたような...」と言ってましたが確かにそうでした。
「心と魂」の曲も良かったです。
30日からまた体調を崩してしまい、丸一日飲食もできす、大晦日の午後やらやっと起きられたという有様でした。まだ声がでません...。
今回はインターミッションの間にダンサーのリハーサルや衣装作り、イタリアから届けられた花々などコンサートを構築するまでの間がみられたのも良かったです。
以前のこういった場面が残っていないのが残念なほどです。
それにしても大理石の床でポアントで躍るのは大変なのでは...と色々な意味でプロのレベルを感じました。
December 29, 2009
サンタ・マリア・ノヴェッラとレオン・バッティスタ・アルベルティ
サンタ・マリア・ノヴェッラといえば日本では薬局の香水などコスメ的な認知度のほうが高いですが、アルベルティの設計したファサードが美しい教会です。そして中にあるフレスコ画や彫刻もとても素晴らしく、何時間いてもあきない魅力があります。ジョットの十字架がステンドグラスと調和し、マザッチョの「聖三位一体」は遠近法が正確に描かれた記念碑的なフレスコ画です。ブルネレスキが考え出したという透視図法をいち早く実践し、のちに理論体系にまとめたのがレオン・バッティスタ・アルベルティ。
(その絵画図法を後に完全に再現してみせたのが、レオナルドの「最後の晩餐」だといわれています。だからレオナルドの「最後の晩餐」には聖人たちが普通の人間として描かれ、ユダも一列に配され、遠近法の空間を重視されている。)
余談ですが、私にはどうもアンジュラン・プレルジョカージュのマルコ福音書をテーマにしたバレエ作品は(このブログにも感想を書きましたが)この主題が反映されているように感じるのです)
サンタ・マリア・ノヴェッラにはその他にもギルランダイオのフレスコ画、フィリピーノ・リッピのフレスコ画があり、ドナテッロとのエピソードにでてくるブルネレスキの磔刑像もみることができます。
晴れた日のファサードと広場はとても清々しく美しいものです。
アルベルティが依頼されたのはファサードの上部の設計らしく、下の部分との調和を考えて幾何学の計算のもと造られたものといわれています。
アルベルティについては『絵画論』は勿論ですが、メチエの池上俊一さんによる「ルネサンス再考 万能人とアルベルティ」が面白い。アルベルティは家族論も著していて、(現在のジェンダー観点からすれば文句もでそうですが、そういうことを主眼にして排斥してしまってはアルベルティの著作から得るものはないですから)教育論も面白い。
とにかくもアルベルティによって、建築家の社会的地位が上がったといわれています。評論というのは価値の再考であって、他者が不当な立場にあるのを援護する役目において意味があるのだと思う次第です。
個人的な日記としては大晦日、元旦は休みですが、どうにも体調が復調しません。
熱から喉の炎症になって、今朝からまったく声がでない状態です。
呼吸器系や腰椎などもともと弱いところに症状が残っていくだといわれました...
新年の買い物などはここ数年、人ごみにでるのが辛い+時間もないので、必要なものはすべてパルシステムで注文して配送していただきます。配送の担当者の方に感謝です。1月は20日すぎまで休日がなさそうなので、本当は27日に「ベジャール・バレエ」の映画を見に行きたかったのですけれども、公開しているうちに外出できる日があるかどうか。春までの気持ちの支え(苦笑)が「ベジャール・バレエ」の映画、ボルゲーゼ展、マッキアイオーリ展の3つなので、心中穏やかではありません。
あとはひたすら、なにをするべきか、どうすればベターか、の自問と実践の日々です。
このブログをみてくださる方も、体調お大事になさってください。
年内にいくつかお手紙を出そうと思いながらまだ出せていないものもあります。
絵画論著者:レオン・バッティスタ アルベルティ
販売元:中央公論美術出版
発売日:1992-10
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イタリア・ルネサンス再考 花の都とアルベルティ (講談社学術文庫 1815)著者:池上 俊一
販売元:講談社
発売日:2007-04-11
おすすめ度:
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建築論
著者:レオン・バティスタ・アルベルティ
販売元:中央公論美術出版
発売日:1998-11
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Leonis Baptiste Alberti: Trivia Senatoria (Edizione Nazionale Opere Di Leon Battista Alberti)著者:Leon Battista Alberti
販売元:Edizioni Polistampa
発売日:2009-12-31
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On Alberti and the Art of Building著者:Mr. Robert Tavernor
販売元:Yale University Press
発売日:1999-01-11
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Leon Battista Alberti著者:Anthony Grafton
販売元:Penguin Books Ltd
発売日:2002-01-31
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December 28, 2009
パリ・オペラ座 「ジュエルズ」(DVD)
レビューでも書いたのでblogにも記載します。
パリ・オペラ座の「ジュエルズ」は以前NHKのクラシックロイヤルシートでも放送された作品でもあります。
バランシンがエメラルド、ルビー、ダイアモンド(アメリカ、フランス、ロシアの象徴でもある)を象徴して振付けた「ジュエルズ」。
エメラルドには、クレ・マリー・オスタ、レティシア・プジョルら、ルビーでは、アニエス・ジローとオーレリー・デュポンら、ダイヤモンドではアニエス・ルテステュ..とパリ・オペラ座バレエのエトワールが出演し、それぞれのパートを象徴的に躍っています。フォーレの曲とオスタの躍るエメラルド、レティシア・プジョルの踊りは音楽的で、ジローのルビーはどこか「火の鳥」(フォーキン)を思わせる部分も。ガラ公演などでパートごとに演じられることも多いので、貴重な映像化と思います。衣装はクリスチャン・ラクロワで美しいも魅力です。
ラクロワは以前、マラーホフが出演していた時(小澤さんが指揮をしたとき)のウィーン・フィルのニューイヤーコンサートでも衣装を担当していましたが、ドレープと配色、グラデーションがとても美しく調和的で、この舞台をみていると似た印象として思い起こします。(今年のニューイヤーのバレエはどうでしょう...?)
特にフォーレの曲とラクロワの衣装の緑が華やかでもあり凛とした印象で、緑という色の象徴性を際立たせているように思います。
パリ・オペラ座バレエ「ジュエルズ」 [DVD]
出演:パリ・オペラ座バレエ
販売元:クリエイティヴ・コア
発売日:2009-10-21
おすすめ度:
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小澤征爾&ウィーンフィル ニューイヤー・コンサート2002 [DVD]
出演:小澤征爾
販売元:TDKコア
発売日:2008-02-27
おすすめ度:
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マラーホフが出演しているバレエが観られます。この後のニューイヤーでは、マラーホフはポリーナを後押しする形であまり前面に出ていませんので、バレエ場面としても見所が多いDVDです。このときの撮影に関するエピソードは、マラーホフの自伝的書籍にも書いてありました。ライブ中継なので大変のようです。
パリ・オペラ座の「ジュエルズ」は以前NHKのクラシックロイヤルシートでも放送された作品でもあります。
バランシンがエメラルド、ルビー、ダイアモンド(アメリカ、フランス、ロシアの象徴でもある)を象徴して振付けた「ジュエルズ」。
エメラルドには、クレ・マリー・オスタ、レティシア・プジョルら、ルビーでは、アニエス・ジローとオーレリー・デュポンら、ダイヤモンドではアニエス・ルテステュ..とパリ・オペラ座バレエのエトワールが出演し、それぞれのパートを象徴的に躍っています。フォーレの曲とオスタの躍るエメラルド、レティシア・プジョルの踊りは音楽的で、ジローのルビーはどこか「火の鳥」(フォーキン)を思わせる部分も。ガラ公演などでパートごとに演じられることも多いので、貴重な映像化と思います。衣装はクリスチャン・ラクロワで美しいも魅力です。
ラクロワは以前、マラーホフが出演していた時(小澤さんが指揮をしたとき)のウィーン・フィルのニューイヤーコンサートでも衣装を担当していましたが、ドレープと配色、グラデーションがとても美しく調和的で、この舞台をみていると似た印象として思い起こします。(今年のニューイヤーのバレエはどうでしょう...?)
特にフォーレの曲とラクロワの衣装の緑が華やかでもあり凛とした印象で、緑という色の象徴性を際立たせているように思います。
パリ・オペラ座バレエ「ジュエルズ」 [DVD]出演:パリ・オペラ座バレエ
販売元:クリエイティヴ・コア
発売日:2009-10-21
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小澤征爾&ウィーンフィル ニューイヤー・コンサート2002 [DVD]出演:小澤征爾
販売元:TDKコア
発売日:2008-02-27
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マラーホフが出演しているバレエが観られます。この後のニューイヤーでは、マラーホフはポリーナを後押しする形であまり前面に出ていませんので、バレエ場面としても見所が多いDVDです。このときの撮影に関するエピソードは、マラーホフの自伝的書籍にも書いてありました。ライブ中継なので大変のようです。
December 26, 2009
ボルゲーゼ美術館展(都美術)のカラヴァッジョ
1月はマッキアイオーリとローマのボルゲーゼ美術館からの特別展が開催されます。
フライヤーでは、ラファエッロ・サンティの「一角獣を抱く貴婦人」が大々的に告知されてますが、個人的に観たいのはカラヴァッジオです。ボッティチェリの作品は、その工房とあるようにおそらく助手たちが手をいれている作品で、色彩や仕上げも画面で見る限りにおいてはボッティチェリならではの魅力はすこし弱まっているように感じられます。なんといっても彼の作品特有の天使の描き方が違うというか、ひょっとしてフィリピーノ・リッピが携わっているのかなどと思う部分があるのですが...実際にみたいところです。円形のタブロー(取り外しのきく絵画)は個人が注文した結婚や誕生祝いに画家に依頼したもので、トンドといわれています。ですからこの作品も、個人が個人的な記念やお祝いのために画家と工房に依頼したものでしょう。
ラファエロ作品に顕著なのは、肖像画における服飾・装飾品の細やかな再現でしょう。つまり、衣服の素材やデザインなどを詳細に描き分けられる技量が自然に表現されていくことで、以降の肖像画ジャンルに影響を与えている気もします。

ローマは月曜がボルゲーゼが休みでしかも完全予約制、日曜はヴァチカンが休みというなかなか両方を見る機会に恵まれないこともしばしば。貴重な展覧会になりそうです。しかし都美術館の展示ルームの無味乾燥さはどうにかならないものでしょうか....いい展覧会があるだけにいつもそれだけが残念でなりません。
昨日から高熱が出てしまい、年末までの仕事がまだ終わりません。
節々の痛みは治まってはきましたが、なんとか週明けまでに目処をつけなければ...。
写真は以前に訪れた際の撮影した、ラファエロの「アテネの学堂」(ヴァチカン)です.ヴァチカンのレオ10世の装飾(フレスコなど)は、フィレンツェのヴェッキオ宮と類似した部分があると感じます。カリオペの書斎や四元素の間などなど...ちなみにラファエロがヴァチカンの装飾責任者に選ばれたのは、やはり装飾品や調度品の質感、服飾の素材感などを絵画で詳細を描きながら自然な絵画を描けることがポイントだったようです。


以前このblogにも掲載した写真ですが、ローマにあるカラヴァッジョの「聖マタイの召命」この祭壇画の大きさと迫力、明暗とドラマ性には息を呑みます。教会ですから、観るのに入場料はありませんが、寄進を忘れないように...観にいくなら午前か15時過ぎの教会の空いている時間に。私はパンテオンを観た後、この教会近くにある書店や文具店(フィレンツェにあるIL PAPILOの支店があります)をみて時間まで待ちました。
額縁のほうは、2001年イタリア年にあったカラバッジオ展で購入したナルシスの額絵。ルネサンス時代は、絵画・デッサンモデルは徒弟や弟子がしたといわれていますが、そうみてみると、ボッティチェリの絵画にもカラバッジオの絵画にも同じ人物がいるように思えます。ちなみにヴェロッキオのダビデは、徒弟だったレオナルドだといわれています。また最後の晩餐に描かれているヨハネは、やはりレオナルドの弟子だった人物といわれてもいます。
フライヤーでは、ラファエッロ・サンティの「一角獣を抱く貴婦人」が大々的に告知されてますが、個人的に観たいのはカラヴァッジオです。ボッティチェリの作品は、その工房とあるようにおそらく助手たちが手をいれている作品で、色彩や仕上げも画面で見る限りにおいてはボッティチェリならではの魅力はすこし弱まっているように感じられます。なんといっても彼の作品特有の天使の描き方が違うというか、ひょっとしてフィリピーノ・リッピが携わっているのかなどと思う部分があるのですが...実際にみたいところです。円形のタブロー(取り外しのきく絵画)は個人が注文した結婚や誕生祝いに画家に依頼したもので、トンドといわれています。ですからこの作品も、個人が個人的な記念やお祝いのために画家と工房に依頼したものでしょう。
ラファエロ作品に顕著なのは、肖像画における服飾・装飾品の細やかな再現でしょう。つまり、衣服の素材やデザインなどを詳細に描き分けられる技量が自然に表現されていくことで、以降の肖像画ジャンルに影響を与えている気もします。
ローマは月曜がボルゲーゼが休みでしかも完全予約制、日曜はヴァチカンが休みというなかなか両方を見る機会に恵まれないこともしばしば。貴重な展覧会になりそうです。しかし都美術館の展示ルームの無味乾燥さはどうにかならないものでしょうか....いい展覧会があるだけにいつもそれだけが残念でなりません。
昨日から高熱が出てしまい、年末までの仕事がまだ終わりません。
節々の痛みは治まってはきましたが、なんとか週明けまでに目処をつけなければ...。
写真は以前に訪れた際の撮影した、ラファエロの「アテネの学堂」(ヴァチカン)です.ヴァチカンのレオ10世の装飾(フレスコなど)は、フィレンツェのヴェッキオ宮と類似した部分があると感じます。カリオペの書斎や四元素の間などなど...ちなみにラファエロがヴァチカンの装飾責任者に選ばれたのは、やはり装飾品や調度品の質感、服飾の素材感などを絵画で詳細を描きながら自然な絵画を描けることがポイントだったようです。
以前このblogにも掲載した写真ですが、ローマにあるカラヴァッジョの「聖マタイの召命」この祭壇画の大きさと迫力、明暗とドラマ性には息を呑みます。教会ですから、観るのに入場料はありませんが、寄進を忘れないように...観にいくなら午前か15時過ぎの教会の空いている時間に。私はパンテオンを観た後、この教会近くにある書店や文具店(フィレンツェにあるIL PAPILOの支店があります)をみて時間まで待ちました。
額縁のほうは、2001年イタリア年にあったカラバッジオ展で購入したナルシスの額絵。ルネサンス時代は、絵画・デッサンモデルは徒弟や弟子がしたといわれていますが、そうみてみると、ボッティチェリの絵画にもカラバッジオの絵画にも同じ人物がいるように思えます。ちなみにヴェロッキオのダビデは、徒弟だったレオナルドだといわれています。また最後の晩餐に描かれているヨハネは、やはりレオナルドの弟子だった人物といわれてもいます。
December 25, 2009
Holiday仕様
メディチ-リッカルディ宮の中庭
先日記事にも書いた、メディチ・リッカルディ宮(パラッツォ・メディチ)の中庭です。レモンの木や彫像がローマのヴィラ的なものを感じさせます。冬でもレモンの木と緑が鮮やかで、石造りの町並みからこの中庭にでると「都市の中のヴィラ」を思わせます。ヴィラ文化はルネサンス時代にラテン文学を通じて、市民層に浸透していったといわれています。
回廊には、ドナテッロの装飾がみられます。この邸宅にドナテッロの彫刻があったところを想像しながら歩いてしまいます。ただしリッカルディ家によって改装されてしまったので、メディチ家の邸宅としての面影は、ゴッツォリのフレスコ画「東方三博士の礼拝」の間(礼拝堂)が残っているのみです。
やはり建築というのは中に入ってみないとわからないことが多く、改装されたといっても、建造物はそのままですから魅力があります。コジモ・イル・ヴェッキオが外面はなるべく質素にみえるように、と配慮してミケロッツィに建てさせた外装と内部の印象の違いなども、建築内部に入ることによって感じられる場所です。
ストロッツィ宮などは外観からの印象が強い建築物ですが、例えばアカデミア美術館やサンマルコ美術館(修道院)へ向う途中に、このメディチ・リッカルディ宮の前を意図しなければ通り過ぎてしまうほどです。コジモとミケロッツィの意図は成功したのだろうな,と感じられます。
December 24, 2009
クリスマス仕様
コンソール・テーブルの飾りつけを模様替えしました。
一応クリスマス仕様です。このほかに、バニティの飾りと絵、ダイニングのテレビボード(地デジ対応していません..薄型テレビだと上にディスプレイできないので/ずっとトラセリアのサミー・ベアとベア用のソファを置いているのです。TVもあまり観ない、といいますかバレエやクラシックのDVDや録画を見るくらいなので)の周りなどを少々模様替えしました。
プロフィール写真はロッソ・フィオレンティーノと花の写真に変えました。
コンソール・テーブルはローラのクリフトン、絵は初期のサンドロ・ボッティチリです。ポプリは自宅に咲いたバラで作ったもの。活けた花は冬の最後につぼみをつけたワイルド・イブとオリーブ、月桂樹の枝いけたもの。
話は変わって、ピエール・ブルデューの「市場独裁主義批判」と「メディア批判」を読んでいます。
本当に、寒さがぐっと堪える季節になりました。
December 23, 2009
プロト・ルネサンス 初期ルネサンス
写真は、ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ)の広場に佇む、クーポラを見上げるブルネレスキの像。コンパスを手にしています。
東京書籍のイタリアルネサンスの巨匠たちのシリーズもお薦めですが、こちらも絶版が多い状況です。画家・彫刻家・建築家ごとに読める・観られるのが魅力ですが、90年代にNHK出版から6冊シリーズで出たフィレンツェ・ルネサンスのシリーズが概観するのにも詳細をしるのにもお薦めです。すべての図書館にあってほしい本です。
初期ルネサンス(プロトルネサンス)を代表する建築家ブルネレスキ、彫刻家ドナテッロ(ドナート)、画人マザッチオの三人を中心に、ルカ・デッラ・ロッピア、ナンニ・ディ・バンコ、ロレンツェ・ギベルティやマゾリーノの作品とフィレンツェ社会史、フィレンツェのプラトニズムについても概観できる良書です。写真も豊富かつ印刷もよく、1401年のコンクラーベ作品「イサクの犠牲」(バルジェッロ美術館)をめぐる状況なども詳しく入門書としてもお薦めです。フィレンツェを訪れた前や後にぜひお薦めしたい本です。年表や地図も充実しています。
このような本が絶版であるのはとても残念です。シリーズ6冊ともお勧めですが、特にお薦めの本です。
美と人間の革新 ブルネレスキ、ドナテッロ、マザッチオ (NHK フィレンツェ・ルネサンス)
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先日の記事にも書きましたが、レビューも書きましたので再度記事にしてUPします。
再生への讃歌 ボッティチェリ・ギルランダイオ・フィリッピーノ・リッピ (NHKフィレンツェ・ルネサンス)
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古代から近代、現代までを概観するのに便利かつ内容が充実しているのは、やはり新書館の「西洋美術ハンドブック」でしょう。ダンス・マガジンを刊行している新書館から出ています。こちらの初期ルネサンスについては遠山先生が執筆しています。

西洋美術史ハンドブック (Handbook of fine art)
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スローフードのすすめ
基本的に家で調理して食事することが多いものの、夕食をゆっくりととれることは月に1-2回あるかどうか...のことが多いです。
そのせいか夕食時には電気を消し、キャンドルだけで食事をすることも。
カニと帆立のテリーヌはパルシステムで注文しました。ほうれん草のサラダのつけあわせとカプレーゼ(トマトとモッツアレラ)は、柚子とワインビネガー、エキストラバージン・オリーブオイルとゲランドの塩で軽いソースを作っていただきました。
オキリエッテと自家製のトマト・野菜ソースをあわせました。
ゆっくり食事したいときは、ショート・パスタがいいですね。
来客時も、ペンネやフジッリは会話しながら食べられるので割りと好評です。
最近は年に何回かしかお客さんも迎える時間がとれなくなっていますが...。
電気を消すと、とても静かに過ごすことができるように思います。
December 22, 2009
ビーガンコスメのB ボムシェルとフェアトレードのビーズポット
何度か記事にも書いたことのある、LUSHのコスメ部門でもある”B”
日本での販売は店舗では1月末、オンラインショップでも2月で終了とのことで、非常に残念です。処方やものづくりのコンセプトも好きだったので、1月から半額セールというお知らせをハガキで頂きましたが、その前にオンラインショップにて定価で買っておきたかったので、購入。キャンペーンで、ビーズポット各種を頂きましたので記念にUP。フェアトレードの容器(ビーズポット)も好きでした。
自然な陰影がつくれ、目元の肌にも刺激がなく、コンタクト+ドライアイ+PC作業や文献を図書館などで読み込むのにもあまり負担がない化粧品でないとだめなのですが、Bは(コーンスターチがパウダーに使われているくらい)負担なく感じます。
デフレ競争とグローバル資本の激化によって多様性が失われていったり、アイディアが活かせなくなるのは不安です。
このことに限りませんが、私たちは買うことによっても意志表示を(無意識に)していることになります。消費は消費だけではない、そのことが一層加速しながらにして、閉塞感も募ってくる、そんな時代の表層を思ってしまいます。

高嶺(Takane)によるデザイン・フォー・ライフ. テキストと写真で綴ります.









